イランの首都テヘランで、乗客乗員48人を乗せた離陸した直後の航空機が住宅地に墜落しました。
AP通信によりますと現地10日、メヘラバード国際空港を離陸した直後の国内線の旅客機が、空港近くの住宅地に墜落しました。この旅客機には乗客乗員48人が乗っていましたが、うち39人が死亡、9人がけがをしたということです。
地元メディアによりますと、セパハン航空が運航するこの旅客機はイラン東部のタバスに向かっていて、墜落前にはエンジンの故障が報告されていたということです。テヘランの日本大使館によりますと、旅客機に日本人は乗っていなかったということです。
イランではこれまでにも航空機の老朽化や整備不良から墜落事故が相次いでいて、2011年1月にはイラン航空が運航するボーイング727型機がイラン北西部で吹雪を回避するための緊急着陸時に墜落し、少なくとも77人が死亡する事故が起きています。