大阪市消防局の中谷吉成消防士長がゴルフクラブにスマホを付け下の階の女性を盗撮していた

消防士長、ゴルフクラブにスマホで盗撮！ロープ結ぶ自主練習中ひらめいた
　ゴルフクラブにスマートフォンを取りつけてマンションの下の階の部屋を盗撮したとして、大阪府警浪速署は４日、軽犯罪法違反の疑いで、大阪市消防局住之江消防署の中谷吉成消防士長（２７）＝大阪府岸和田市＝を書類送検した。階下の一人暮らしの３０代女性を動画で複数回、隠し撮りしていたという。容疑を認めている。

　中谷消防士長の送検容疑は７月１日午前９時半ごろ、当時住んでいた大阪市浪速区のマンション一室で、ゴルフクラブのグリップ部分のゴムバンドにスマホをはさみつけ、下の階の部屋に住む３０代女性を動画で撮影した疑い。「ドライバーのヘッド部分を持つとうまく撮れて味をしめた。悪いこととは知りながらやめられずに何回もやってしまった」と容疑を認めている。

　調べによると、中谷消防士長は６月上旬、自宅でロープを結ぶ自主訓練を自分で撮影しようと、クラブにスマホを固定した際に盗撮を思いついたという。「住んでいるのがどんな人なのか興味が湧いた」と話しており、下の部屋の女性との面識はなかったという。

　盗撮は約１か月の間に複数回繰り返したと説明。交際相手に発覚しないよう、撮影のたびに削除していたという。

　だが、ベランダから身を乗り出してクラブをのばす中谷消防士長の不審な行動は、近所でうわさになっていた。７月１日、向かいのマンションの主婦が盗撮の様子をデジタルカメラの動画で撮影。その後も、同様の不審行為を繰り返していたので同４日に交番に届け出た。

　被害に遭った女性は、署員から盗撮されていたことを初めて知らされて驚き「気持ちが悪い。引っ越したい」と話していたという。市消防局は「事実を確認し厳正に処分する」としている。
(報知新聞社 08/05 07:02)