小泉純一郎政権から続く国策犯罪(人権侵害)の被害者のブログ

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大阪地検特捜部の押収資料改竄犯人隠避事件で元特捜部長、大坪弘道被告と元副部長、佐賀元明被告に有罪判決

2012-12-31 18:00:44 | 人権侵害する警察庁等の犯罪記事(コピー)
大阪地検特捜部犯人隠避 地裁が認定、幹部の“犯罪”


昨年9月、初公判を前に記者会見した元特捜部長の大坪弘道被告。今年3月に有罪判決を受け、控訴した(渡守麻衣撮影)

 主文を聞き、「やはりか」と残念な思いが胸中をよぎった記憶がある。当時の私は、法廷に立った2人の無罪主張にわずかな期待を抱いていた。検察担当として取材する中で、現役検事が犯罪に手を染めると思っていなかったからだ。

 大阪地検特捜部の押収資料改竄(かいざん)・犯人隠避事件で、大阪地裁は3月30日、犯人隠避罪に問われた元特捜部長、大坪弘道被告(59)と元特捜部副部長、佐賀元明被告(51)に懲役1年6月、執行猶予3年の有罪判決を宣告した。

 全面無罪を主張する両被告に対し、判決は、押収品であるフロッピーディスクのデータを前田恒彦元検事(45)=証拠隠滅罪で懲役1年6月が確定、出所=が故意に改竄したと両被告が認識していたと認定。「保身や組織防衛のために隠蔽(いんぺい)した」と断罪した。2人は判決を不服として即日控訴した。

 この日は開廷直前の昼過ぎに両被告が地裁へ入る姿を見届け、有罪という結果を聞いた後、大阪地検と大阪高検が入る法務合同庁舎(大阪市福島区)へ走った。現役幹部らが判決をどう受け止めるかを取材するためだ。

 「(両被告が)故意の改竄と知らなかったはずがない」と怒りをあらわにする幹部もいれば、「特捜部は今後10年は事件をできない」と漏らしただけで、言葉少なだった幹部もいた。いずれにせよ、当時の特捜幹部の犯罪という、あってはならない事態に内心は忸怩(じくじ)たる思いだったことだろう。

 大阪地検特捜部の捜査は証拠改竄・犯人隠避事件の後、どう変わったのか。「特捜再生」と題して、10月22日付朝刊から5回の連載記事を掲載した。

 特捜部に逮捕、起訴された事件関係者に取材をしたが、多くは「事件を作る組織はいらない」と存続に否定的だった。

 一方、「特捜部は必要」との立場で、「人の言うことに聞く耳を持ってほしい」と期待をかける人もいたのは意外だった。

 大坪、佐賀両被告は10月31日付で控訴趣意書を大阪高裁に提出し、控訴審で改めて無罪を主張する方針を示している。

 1審では、5人の証人に対する尋問と被告人質問が行われた。「証拠調べは尽くされ、判決が覆る可能性は低いのではないか」と両被告に対して厳しい見方をする司法関係者もいる。控訴審でも、両被告の言い分が本心から出た言葉であるかどうかに注目していきたい。(清宮真一)

 ■押収資料改竄・犯人隠避事件 厚生労働省を舞台にした郵便不正事件で、押収品のフロッピーディスクのデータを捜査の見立てに合うよう書き換えたとして、最高検は平成22年9~10月、証拠隠滅容疑で、大阪地検特捜部の前田恒彦元検事(45)=証拠隠滅罪で実刑、出所=を逮捕、起訴。改竄を隠蔽したとして、上司の元特捜部長、大坪弘道被告(59)と元副部長、佐賀元明被告(51)も同年10月に犯人隠避容疑で逮捕、起訴された。両被告は今年3月に大阪地裁で懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役1年6月)の有罪判決を受け、控訴している。

(産経新聞 12/31 15:05)
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