くろりんのぷらぷらブログ

こどもたちといっしょに宮崎や近県をぷらぷら~と遊びまわった日記です

茶道・華道の玉利先生

2012年03月14日 | 日記
宮崎で茶道・華道の教室をされている玉利宗清先生のご邸宅へ伺いました。今年の鏡開きの日に宮崎県立美術館で偶然お近づきになれた際に伺って以来(→ブログ記事)で、2度目になります

前回は突然のご自宅へのご招待だったためカメラを持参しておらず、ブログで紹介することも出来ず・・・その時に「次回はカメラも持ってらっしゃい」と快くご了解頂いておりましたのでバンバン写真撮ってきました(ただし、玉利先生のご意向により、お顔の写真は掲載いたしません)

今回は前回のお礼もかねて伺うつもりの訪問でしたが、「器の店 おぐら」で知り合った知人2人も一緒に計3人での訪問です。

で、玄関前です。(実はこのとき、皆、少し緊張ぎみでした)

わあー素敵~」玄関で思わず立ち止まって見入ってしまいました「これがその道の先生のなんだなぁ~」と感じさせる玄関の佇まいです



迎え水が打たれ、迎え花(椿)も入口に可愛く置かれ、迎え御香の香りが漂っていました

扉が少し開いた状態です。

「どうぞお入りください、準備できております・・・」
という合図なんだそうです。

玄関入ってすぐのところ

↑「姿よりも香りに生きる花もある」(掛け軸の言葉)

お茶室の入り口の暖簾です。


お茶室です


奥の茶室では自然の光がお部屋を絶妙に照らしています。これが本当の茶室なんだなーと感じる素晴らしい作りでした




お庭もすごく手入れされていて、見ているだけで気持ち良いです


案内されて2階の私室の方へ


こんなところにもさりげなく置物が


お部屋の天井角には、招き猫が 

ちょっとした遊び心がイイですね

所々に素敵な言葉が飾られています

↑「そのほほえみをいつでもどこでもどなたにも」

実は、玉利先生から1つ1つのそのさりげない心配りを解説していただき、茶道の心得のない私にも、その玉利先生のおもてなしの心とそれを「ほんわか~」と形にする茶道(日本文化)の両方に深く感じ入ることができました

それにしても、茶道というのは、華道、書道、その他もろもろの日本の伝統文化の総合芸術なんだと感じさせられます


↑このお菓子入れがかわいくて、玉利先生に折り方を教えてもらいながらみんなでワイワイと折り紙をしました。椿の花びらがひらりひらり素敵な演出・おもてなしです

玉利先生の色・香り・お味とも極上の本物のお茶を頂き、すべてが心温まる最高なおもてなしを頂きました。ありがとうございました


ところで、玉利先生は私の母よりも年上なんですが、「えっー?」と驚くくらい見た目がお若いです。とてもエネルギッシュで、背筋もピーンと張っていて、おしゃべりも堪能で、もちろん着物姿がとてもとても素敵です
そしてお話しをするたびにその玉利先生の考え方がとても素晴らしくて勉強になります。「何でも今見るもの感じることに感謝。出逢いに感謝。今が最高!と思える心や感謝の気持ちが大切なのよ~」など、ノートに書き留めたい言葉のオンパレードでした。

この後、玉利先生と一緒にドライブしたのですが、宮崎空港へ向かう南バイパスの「こぶし」の花を見て「こぶしの花が見たかったのよー、ありがとう。」

「まだ満開ではありませんねー」の言葉にも、「こぶしの蕾も、さあ~今から咲きますよ!と力を蓄えていく姿であり、それが見れることは素晴らしいこと。満開の時ではないけども、その蕾を見れることを味わい、楽しむ心・・・、心のもちよう~考え方なのよ」とホント前向きです。

更に玉利先生に頭が下がるのが、毎年お茶会のチャリティーイベントをされていることです。
今までになんと32回されているそうで、大勢の人々(茶道をされていない方や学生さんや外国人さんも)が来られるようです
1,000円のお茶券を買い、抹茶(薄茶)をいただきながら、お琴の演奏を聴いたり生け花を鑑賞したりするそうです。この収益金は全額寄付されるそうで、過去では雲仙普賢岳、一昨年は口蹄疫、去年は東日本大震災等、または県内のいたる所、宮崎市市民文化ホール近く椿の植樹代などにも使われているそうです。

茶道家によるこのようなチャリティーイベントは貴重ですし、イベントに参加される方にとっても良い体験になると思いますので、興味のある方は参加してみてください。私も子どもたちを連れて参加しようと思っています。
また玉利先生のファンになった私としては、このブログでも今年のイベント開催日をご案内したいと思います。(秋の10月21日の開催予定だそうですが、詳細はまた後日に掲載しますね)