さて、
ようやく、 『ubuntu』 の起動に成功したワケだが、
目的は起動させる事ではない。
当初の目的である、
『流体解析フリーソフト』を起動させる事を試みる。
で、
とりあえず、 『ubuntu 11.04』 の
現行、最新版を入れたのだが、
これのバージョンでインストールしている情報が皆無。
まぁ、
とにかく、旧バージョンの手法でインストール開始。
まずは、ここに書いてある、 https://forums.ubuntulinux.jp/viewtopic.php?id=5163
手法を試す。
端末を開き、
sudo -s
echo "deb http://gts.sourceforge.net/debian/ ./" >> /etc/apt/sources.list
echo "deb http://gfs.sourceforge.net/debian/ ./" >> /etc/apt/sources.list
exit
を一つずつ打ち込む。
この作業、昔の『MS-DOS』を思い出す。
自分としては、この感じの方が好き。
何をやっているのか、アンサーバックしてくれる。
やり方によってはOS自体を壊すけど。
本題に戻る。
で、
ここまでは、通常通り、出来ていると思う。
怪しいのは、次の『キーの取得』と、その設定だ。
書いてある通り、何度やっても、登録されない。
そこで、
英文はイマイチだが、
本家のサイトのインストール手順を見てみる。
http://gfs.sourceforge.net/wiki/index.php/Ubuntu/Debian_installation
おや?
なんか違う。
コレによると、
まず、
『キーの取得』
↓
『/etc/apt/sources.listに登録』
↓
『sudo apt-get update』 と 『sudo apt-get install {gerris,gfsview}-snapshot』 の実行
で出来ると書いてある様だ。
じゃ、ということで、
この通りやってみる。
ダメ。
全然、アプリケーションに登録されない。
あ、
そういえば、端末で実行した時に、
『11.04』 のサイトからダウンロードに失敗したと書いてあったような・・・。
これか?
と、思い、 『/etc/apt/sources.listに登録』 の所を、
『10.04』 にして試す。
おぉ!
さっきより進んだ。が、
エラーが出た。
そりゃそうだよな。バージョン違うし。
ところが、OSの部分も書き換えた様で、
アンインストールも出来なくなってる。
しかし、進んだのは確かだ。
そこで、OSをダウングレードする事にした。
実験用のPCだから、何をしても構わない所が、気楽でいい。
即、クリーンインストール開始。
で、
入れたのが 『ubuntu10.04.1』 というOS。
細かい点が多少違うが、大した問題ではない。
早速、先程のインストール作業を開始。
まず、
端末を開き、
wget http://gfs.sf.net/debian/popinet_key.asc
を入力。
すると、ユーザーのフォルダに、
『popinet_key.asc』
というファイルがDLされるので、
このOSのバージョンでは、
アクセサリの中にある 『パスワードと暗号鍵』 というアプリを起動。
そこで、ascファイルをインポートする。
この時、とりあえずプロパティから『信用度』のチェックを入れておいた。
で、次に
sudo apt-key add popinet_key.asc
と打ち込む。
すると、 『ok』 と出てくる。
そしたら、
echo "deb http://download.opensuse.org/repositories/home:/popinet/xUbuntu_10.04 ./" >> /etc/apt/sources.list
と打ち込んで、 『sources.list』 に登録する。
後は、
sudo apt-get update
と打ち込むと、必要なファイルのDLが始まる。
それが終了したら、
sudo apt-get install {gerris,gfsview}-snapshot
と打ち込んで、アプリケーションの登録を行う。
この時点で、
アプリケーションの中に『科学』という項目が増えて、
『GfsView 2D』
と
『GfsView 3D』
という、アプリケーションが登録されている。
しかし、
操作の仕方が、さっぱり解らない。
そこで試しに、これを https://forums.ubuntulinux.jp/viewtopic.php?id=5163 実行してみた。
下のソースを「vorticity.gfs」と保存し、
1 2 GfsSimulation GfsBox GfsGEdge {} {
GfsTime { end = 50 }
GfsRefine 6
GfsInit {} {
U = (0.5 - rand()/(double)RAND_MAX)
V = (0.5 - rand()/(double)RAND_MAX)
}
GfsOutputTime { istep = 10 } stdout
GfsOutputProjectionStats { istep = 10 } stdout
GfsOutputPPM { step = 1 } vorticity-%4.1f.ppm { v = Vorticity }
}
GfsBox {}
1 1 right
1 1 top
この後の作業の関係上、
保存するファイルは、適当なフォルダを作り、保存した方が良いようだ。
保存が出来たら、
端末で 『cd』 コマンドを使って、作ったフォルダに移動し、
gerris2D vorticity.gfs
と打ち込む。
すると、
フォルダの中に50枚の画像が出来る。
で、コレを連続で見ると、動いて見える様だ。
さらに、こう打ち込むと、動画で保存されるというので、
早速やってみる。
convert -delay 10 *.ppm test.mpg
確かに、 『test.mpg』 は作成されたが、
再生すると、壊れていると表示される。
再度、調べると、
どうやら、 『mencoder』 というアプリが入っていない様なので、
sudo apt-get install mencoder
を、実行。
でも、ダメ。
じゃあという事で、さらに、
ソフトウェアセンターから 『ffmpeg』 という関連アプリ、
『multimedia player,server and encoder』
と、
『GStreamer ffmpeg video plugin』
をインストール。
すると、生成出来た事は出来たのだが、
『所有者』 の権限が無いから見れないとか言いやがる!
そこで、
『所有者の変更』 を行う。
sudo chown -R ユーザー名 フォルダ名/
と、打ち込むと、
フォルダの中身が全てユーザー所有に変更される。
これで、
ようやく、見れる様になった。
大した動画では無いが、
手間が掛かった分、ちょっと感動。
しかし、
まだ、目的の『流体解析』が出来ていない・・・・。
今度は『Gerris』の使い方を調べないと・・・・。