全体についての説明と、登場人物名の史実との対応一覧は、
「序段」ページにありますよ。
早野勘平(はやの かんぺい)切腹の段です。
ここだけ単独で出ることはなく、必ず五段目とセットで出ます。
なので五段目の解説から順番にお読み下さい。
さて、イノシシと間違えて撃ち殺してしまった人(暗闇なので顔は見ていない)のお財布を、
「天の恵みに違いない」というわけでつい、いただいてしまった勘平ですが、そ . . . 本文を読む
全体についての説明と、登場人物名史実との対応一覧は、
「序段」ページにありますよ。
「祇園一力茶屋(ぎおん いちりきぢゃや)」の場
歴史上の忠臣蔵においても、大石蔵之助が吉良上野介の目をくらますために京の都で遊興したのは事実らしく、
どんなに派手にアレンジされた「現代風忠臣蔵」でも、これに類似した場面は必ずと言っていいほどありますよ。
遊郭が舞台だから絵になりますしね。
わりと断片的なスト . . . 本文を読む
「
全体についての説明と、登場人物名の史実との対応一覧は、「序段」ページにありますよ。
「道行旅路嫁入」みちゆき たびじのよめいり
「道行」(みちゆき)です。
もともと人形浄瑠璃の作品には「道行」と呼ばれる場面がかならずあります。
文字通り「道を歩いていく」場面の、風景とその心情の描写です。
昔の人形浄瑠璃の舞台はもっと小さかったのですが、その小さな舞台で人形が浄瑠璃に合わせていろいろな「振り . . . 本文を読む
全体についての説明と、登場人物名史実との対応一覧は、
「序段」ページにありますよ。
「山科閑居の場」(やましな かんきょの ば)
「閑居」(かんきょ)というのは隠居所くらいの意味ですよ。
大星由良之助(おおぼし ゆらのすけ、大石内蔵助にあたりますよ)の別荘です。京都郊外の山科にあります。
主君の塩治判官(えんや はんがん、史実の浅野内匠守にあたりますよ)の切腹とお家断絶のあと、
表向き由良之 . . . 本文を読む
全体についての説明と、登場人物名史実との対応一覧は、
「序段」ページにありますよ。
ていうか、この段出ません。
通し上演でもスルーされます。ええ文楽ですら。
というわけでワタクシも見たことありません。
まあ一応浄瑠璃読めばお芝居の内容はわかるので、演出云々は置いて、流れを書きます。いつか出るかもしれないし。
この段の主人公
天河屋義兵衛(あまがわや ぎへえ)
町人ですよ。
作中唯一の町人の . . . 本文を読む
全体についての説明と、登場人物名史実との対応一覧は、
「序段」ページにありますよ。
討ち入り
さあ討ち入るぞ、えいえいやあ。
ていうか
通し上演でも、ここは「出さない」のが本来のカタチなのです。十段目まで出して「さあ討ち入るぞ」でお芝居は終わりなのです。
歌舞伎(浄瑠璃も)の「敵討ちもの」全般において、見せ場は敵討ちの場面ではなく、そこまでの紆余曲折が見せ場なのです。
戦後、映画やテレビで . . . 本文を読む
「さんばそう」 と読みます。 所作(しょさ、踊りですね)です。
モトは能の「式三番」 (しきさんばん、「翁」ともいう)という演目から派生した踊りです。
「式三番」というのは、「五番だて」、つまり、フルオプションで能をやるときに、
いちばんはじめにやる演目です。
能の「式三番(翁)」は、3人の人物が出て舞います。
千歳(せんざい:若い人)
翁(おきな:老人)
三番叟(さんばそう)
の3人で . . . 本文を読む
「伊賀越道中双六」いがごえ どうちゅうすごろく 六段目です。
有名な剣豪である「荒木又右衛門(あらき またえもん)」が助太刀して、「渡辺数馬(わたなべ かずま)」が伊賀上野(いが こうづけ、群馬のへんです)の鍵屋の辻で弟の敵を討った、
という史実そのものが、すでに風化しております。
チナミに普通は弟が殺されても「敵討ち」はできません。
この事件のばあい、史実のほうでは敵にあたる旗本の不良息子 . . . 本文を読む
急ぐとき用の3分あらすじは=こちら=になります。
「河内山」は「こうちやま」と読みますよ。
河竹黙阿弥(かわたけ もくあみ)の傑作「天花粉上野初花」(くもにまごう うえののはつはな)の前半部分にあたります。
ストーリーはわりと単純なのですが、むしろ前提となっている周辺社会常識が今通じないので、そのへん中心に書きますよ。
湯島天神境内
現行上演どこからでるのがフツウかちょっとはっきりし . . . 本文を読む
急ぐとき用の3分あらすじは=こちら=になります。
お獅子が毛を振る、歌舞伎の人気演目の中で、親子で並んで毛を振るほうです。
獅子が2体いるぶん豪華さが増します。
だいたいの流れを書きます。
舞台は天竺の清涼山という山です。山の中には伝説の橋があります。「石橋(しゃっきょう)」と呼ばれる石の橋です。
山の中で、岩が長い年月で削られて細い橋の形になりました。下は千尋(せんじん)の谷ですよ。橋の形を . . . 本文を読む
「嘔山姥」(こもちやまんば)という通称でも有名です。
これも長いお芝居の一部ですから、本当は前後関係を把握してから見ないと意味がわかりにくいだろうと思うのですが、
古いお芝居すぎるので逆に細かいことはてきとうでいいとも思います。
時代は平安中期、藤原摂関家全盛の頃ですが、
とくにそういう風俗にもなっていないのでそのへんの設定もスルーでいいです。
「坂田蔵人時行(さかたくらんど ときゆき)」と . . . 本文を読む
「鶴屋南北(つるや なんぼく)」の、あざとすぎる名作です。
説明が多いので長いです。申し訳ありません。だから南北ものイヤなんだよ!!
前提となる設定がいくつかあります。
ここをすっ飛ばすと混乱してしまうので、先に書きます。
全体のストーリーは、「隅田川もの」というジャンルの定型にのっとっています。
なのでこの「定型」がわからないとお話の流れが理解できません。
京の都の吉田少将の息子の、まだ . . . 本文を読む
急ぐとき用の3分あらすじは=こちら=になります。
狂言ベースの、いわゆる「松羽目もの(まつばめもの)」というジャンルのお芝居です。
能や狂言をもとにした歌舞伎作品を「松羽目もの」といいます。
能舞台を模したシンプルな板張りの舞台の上で演じるのですが、
能で必ず舞台の後ろにある松を、背景に大きく描きます。
なので「羽目板に松」ということで「松羽目もの」と呼ばれるのです。
この作品は内容も単純でわ . . . 本文を読む
「髪結新三」(かみゆい しんざ)
原題は「梅雨小袖昔八丈」(つゆこそで むかしはちじょう)といいます。
季節感があって色っぽくていいタイトルだと思います
。
基本設定さえ押さえれば、見るには分かりやすいお芝居だと思いますが、
江戸時代の生活感がわからないと、若干伝わりにくい部分があるかなと思うので、そのへん中心に説明を書きます。
江戸末期から明治にかけての代表的作者、河竹黙阿弥(かわたけ もくあみ . . . 本文を読む
「春興鏡獅子」 しゅんきょう かがみじし
所作(しょさ、踊りね)です。お獅子が長い毛をぐるぐる振る、あれです。
お獅子が2体出るのは「連獅子」です。
「鏡獅子」のほうは、1体で勇壮に踊ります。
歌舞伎の演目の中でもかなり一般になじみのある演目ではないかと思います。
一応ストーリーがありますので、書きます。わかって見たほうが楽しいです。
お城(だいたい千代田城とか)の初春の宴が舞台です。
女小姓 . . . 本文を読む