歌舞伎見物のお供

歌舞伎、文楽の諸作品の解説です。これ読んで見に行けば、どなたでも混乱なく見られる、はず、です。

3分あらすじ「松浦の太鼓」

2016年01月04日 | 3分あらすじ
・忠臣蔵の話です
・討入りの直前、12月の半ばくらいの話。
・主人公は浪士のひとり。今は討入りするのは秘密で、ただの浪人のフリをして大掃除に使う笹を売って歩いている。
・有名な俳人が通りかかる。じつは主人公も俳句をするのでふたりは仲良し。
・討入りしないのかと聞かれて、主人公はもうやめたーと答える。
・俳人はがっかりしながら俳句を読みかける。主人公が付け句をする。「明日待たるる その宝船」
・場面変わってお殿様の家。松浦さまという。吉良の家のお隣に住んでいる。
・俳人が遊びに来ている。松浦さまは主人公とも知り合い。
・松浦さまは主人公が「討入りやめたー」と言っていた話を聞いて怒り出す。
・主人公の妹がここで腰元で働いてるのだけど、それもクビにすると言い出す。
・松浦さまは赤穂浪士の味方なので、ずっとずっと内心、いつ隣の吉良の家に討入りするかと、すっごく楽しみにしていた。
・なのにやめちゃったなんて!!
・しかし、主人公の付け句「明日待たるる その宝船」を聞いて喜ぶ。これって近いうちに討入りするって意味だよね!!
・とか言っていたら外で太鼓の音が聞こえてくる。陣太鼓だ。
・しかも陣太鼓にも流儀があって、叩く回数が違う。数えてみると、これは赤穂藩が使っている太鼓の打ち方だ!!
・やった、討入りだ!! 喜ぶ松浦さま。
・表玄関に主人公がやってくる。お騒がせしたので近隣にあいさつに来たのだ。
・松浦さまも喜んで会う。主人公は討入りの様子を勇ましく語る。

おわりです。

詳しいのは=こちら=です。


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