斬剣次郎の鉄道・バス斬り

 拙者、斬剣次郎である。たった今から、鉄道・バスを斬る

臨時化後の寝台特急「日本海」

2012年05月06日 12時26分39秒 | 鉄道
 2012年3月改正で
 寝台特急「日本海」
 が廃止されたものの、臨時列車として運行を続ける予定であることは周知のとおりですが、その臨時便がGWに設定され、さっそく上りに乗車してきましたのでレポートします。


 今回の臨時列車ではハネ×6+電源車の7両編成で運行され、定期時代には連結されていたロネは外されてしまいました。ブルートレインは10両編成以上の長編成が当たり前だっただけに今回の7両編成は少々物足りないような感じでした。運行時刻は定期時代より所要時間が延び、下りの青森着が12時台、上りの青森発が16時台となりました。この時間帯やと、新幹線を使えば1日で行ける時間であり、もはやとりあえず臨時列車として運行されているという状況が伺えます。


 私が乗車した時の機関車はトワイライト色の
 EF81 103
 でした。定期時代もトワイライト機が牽引する事は度々生じていましたが、臨時化後も相変わらずでした。








 乗車当日の編成です。編成内容は以下の通りです。
 1号車 オハネフ24-21
 2号車 オハネ24-44
 3号車 オハネ25-211
 4号車 オハネ25-148
 5号車 オハネ25-215
 6号車 オハネフ24-23
 電源車 カニ24-511
 オールB寝台で、2号車は北海道乗り入れ改造車です。編成の構成は基本的に定期時代と変わっていません(ロネが無くなったぐらいか・・・)。



 ここから時系列です。
 16時丁度に
 DE10 1122
 の牽引で青森駅4番ホームに入線してきました。確か、東北新幹線が新青森まで延長する前は1番ホームで発着していましたが、延伸後は1・2番ホームが青い森鉄道用になったため、3・4番ホームに変わっていました。
 DE10型はホームに停車してすぐに切り離され、引き上げ線経由で側線へ移動していました。DE10型が青森所へ戻ったのは日本海が青森を出発した時とほぼ同時でした。



 青森駅のホームに表示された日本海の案内表示です。臨時寝台特急と表示されていました。臨時化されたことを実感させられる内容でした。尚、3番ホームには「あけぼの」の表示がなされていて、2つの寝台特急の表示が並んでいました。


 16時21分に青森を出た「日本海」は次の
 新青森
 を通過しました。定期時代は停車し、新幹線と接続していたのですが、臨時化後は通過になってしまいました。他にも停車駅に変更があったようです。


 最初の停車駅である弘前の次の
 大鰐温泉
 で特急「つがる」との交換のために5分停車となりました。定期時代は長くても3分程度が当たり前だっただけに変わったなと実感させられました。


 交換待ちは大鰐温泉だけではありません。写真の
 東能代
 でも同様です。ここで6分停車し、701系東能代行き普通列車の入線待ちを行っていました。普通列車を待つこと自体は定期では考えられなかった事です。そのため、所要時間が延びてしまったわけなんですね・・・。他にも交換待ちがありましたが、私は見てません・・・。そういや、定期時代では近江塩津(運転停車)と加賀温泉で後続特急を先に通してましたね。




 一夜が過ぎ、朝8時2分に
 敦賀
 に到着し、ここで19分停車し、機関車を交換しました。青森→敦賀間を牽引してきたトワイライト機のEF81 103から国鉄色のEF81 108にバトンタッチしました。これも定期時代と同じ光景ですね。


 近江塩津から湖西線を経由し、9時51分に
 京都
 に到着し、私はここで下車しました。上りの大阪側の時刻が定期時代と同じである事はさすがに驚きました・・・。

 今回、臨時化された日本海に乗車しましたが、約90%が埋まっていた事は驚きました。日本海は大阪から東北地方へ乗り換えなしで結ぶ唯一の列車であることからシーズンとなると人気があることが伺えました。しかし、車両の老朽化などもあり、数年したら無くなっていたということが考えられてしまうのが何とも・・・。

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