斬剣次郎の鉄道・バス斬り

 拙者、斬剣次郎である。たった今から、鉄道・バスを斬る

みまさかスローライフ

2008年05月11日 21時57分47秒 | 鉄道
 みまさかスローライフ
 は因美線の津山~智頭間(正確には姫新線も一部走りますが・・・)を走る臨時普通列車で、途中の美作滝尾、美作加茂、美作河井の3駅に長時間停車しながらのんびり走ることが特徴です。走行途中で徐行もあるので、普段の普通列車より1時間かけて走っています。2007年のGWに運行を開始し、11月の3日間そして今年の5月9~11日も運行されています。拙者は11日の運行分に乗車したので様子を紹介します。


 車両は岡山電車区気動車センターに配置されている
 キハ58系
 でした。編成はキハ58-563+キハ28-2329の2両編成です。岡山区のキハ58系は元々広島運転所に配置されていたもので、芸備線の急行「みよし」に用いられていたものです。急行「みよし」の廃止後、国鉄色に塗り替えた上で岡山区に転属し、波動用として走っています。
 ちなみにみまさかスローライフは運行開始以来、一貫して国鉄色のキハ58系が用いられていますが、最初の運行時はJR四国のキハ58系を借り受けて運行していました。


 キハ58-563の車内です。遅くまで急行列車として用いられていたため、近郊化改造は行われておらず、内装のアコモ改善が行われた以外はほぼ原型をとどめています。デッキもそのままですし、ロングシートもないし、キハ58系としては絶好ですね・・・。
 ちなみに相棒のキハ28-2329はキハ58-563よりも原型に近く、座席もモケットを張り替えたのみでオリジナルです。そのため、乗客はキハ28系の方に多く乗っていました。


 みまさかスローライフでは美作滝尾、美作加茂、美作河井の3駅に長時間停車し、各駅で地元の方々の歓迎を受けました。GWに乗ったおもいでの湯けむり号の鳴子温泉よりははるかに凄かったのでした。
 で、特に38分間停車した美作加茂駅では停車中にヘッドマークや行先表示を
 急行「砂丘」
 に取り替えて撮影会が行われました。急行「砂丘」は岡山~鳥取間を結んでいたのですが、かってはここの因美線を通っていました。美作加茂駅は停車駅だったのでリバイバル的な要素も含まれていましたね・・・。因美線の東津山~智頭間はタブレットが残っており、急行「砂丘」では通過しながら交換という近年としては珍しいことをやっていました。


 美作加茂駅ではタブレット交換のデモが行われていました。因美線は1999年にCTC化され、タブレットは廃止されていますが、今回はそのリバイバルです。ちなみにタブレットは津山発車時点で持っていたので、なかなか凝ったイベントですね。


 みまさかスローライフが発車する前に津山鉄道部が一般公開され、転車台などが公開されていました。特に扇形庫の中にはディーゼル機関車が展示されており、中には保存機のDE10-1やDE50-1もありました。特にDE10-1はJR四国で保管されているものなので、今回を気に借り入れたようです。それにしても凄いイベントですね・・・。

 キハ58系のみまさかスローライフは大盛況で、これから続けてほしいものですね。

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