3月19・20日でラストランを迎えるカシオペアですが、先日
カシオペアスイート
をたまたまキャンセルで取れ、そこに乗車してきましたのでレポートします。カシオペアスイートは展望タイプとメゾネットタイプがありまあすが、利用したのはメゾネットタイプの方です。
利用したのは上りカシオペアです。上りは札幌を16時12分に出発します。当時はラストランまであと少しという事もあり、ホームでは多数の方々で賑わっていました。
指定されたのは2号車で、
スロネE26-1
です。2号車はカシオペアスイート3室とカシオペアDX1室の4室が備わっています。1号車と2号車はカシオペアスイートメインなだけに4号以降より高級感がありますね・・・。
2号車に入ると、デッキにAEDが備わっていました。でも、デッキは供用トイレが備わっている関係で広くて驚きました。ドアを開けて通路に入りますが、通路はカシオペアツインと同じ側通路式であるにもかかわらず、部屋が少ないせいか静かに感じました。
指定されたのは3号室。2号車のカシオペアスイートは2~4号室が割り当てられているので、まん中にあたります。因みに1号室はカシオペアDXです。部屋に入ると、階上へ行く階段と階下へ行く階段が分かれています。メゾネットタイプは階上と階下を独り占めできる事が特徴です。階上と階下を独り占めできるのはなかなかないのだと思われます。
さて、階上に行くと、
リビング
が現れてきました。リビングは展望性を重視して階上に配置した事がポイントです。カシオペアツインと同じソファが向かい合わせで並べられていますが、ツインの時より幅が広く、色もあって高級感が感じられました。そのソファはベッドに仕立てる事が出来、3人で利用できるようになっています。奥側のソファが幅広く、3名での利用に対応しているようですね・・・。
ソファの隣には荷物置き場も設けられています。そこには3名利用時のシートやアメニティーグッズなどがまとめて袋に入れた状態で置かれています。でも、ツインの時はベッドの上に棚があるので、そこに置く形になるので、わざわざ荷物を上げないといけません。でも、スイートはその必要が無いので楽ですね・・・。
今度は階下へ行く階段を行きます。
階下は
寝室
となっています。2名分のベッドが並行に配置されており、ホテルのツインルームを連想させます。そのベッドにはあらかじめシートがセットされており、上に部屋着などのアメニティーグッズが置かれていて、ホテルの部屋を連想させます。寝台列車でそういうサービスを受けられるのはなかなかないですよね・・・。シートとか布団とかは基本的に自分でセットするわけだし。
寝室から階段を向けた時の光景です。階段わきにはクローゼットが配置されています。クローゼットにはハンガーがあり、服を掛ける事が出来るようになっています。とはいえ、使用頻度からして階上のリビングのとこにおいてもよかったのかなと思うのですが、スペースの関係でしょうね・・・。でも、階下は立てるほどのスペースがあるので、着替えもやりやすくなっています。また、ゴミ箱も設置されています。
リビングにはモニタやコントロールパネルも設置されている他、トイレなどの出入り口もあります。基本的にツインと同じレイアウトです。
トイレです。基本的にカシオペアツインと同じで、コンセントもそこに設置されています。リビングとか寝室にも設置してほしかったのですが、新製された時は携帯(スマホ)が本格的に流行する前なので仕方ないのかもしれませんね・・・(元々髭そり用だし)。
トイレの向かい側には
シャワールーム
があります。カシオペアスイートとカシオペアデラックスしか付いていないサービスです。ツインなら食堂車でシャワーカードを購入する必要がありますが、スイートは不要です。ボタンを押すだけで利用が出来、利用可能時間は18分間となっています。3名利用で1名につき6分間を想定してのことだと思われます。実際に利用させていただいたのですが、水の出具合が弱く、10分以上要しました・・・。
尚、シャワールームは北斗星のロイヤルと違ってトイレと分離していて、互いにつながっている関係で揺れによる転倒防止のために保護帽が設置されています。
定刻より少し遅れて
札幌
を出発しました。上野までのカシオペアスイートの旅が始まります。
札幌を出発してすぐに
ウエルカムドリンクサービス
が来ました。ワイン、ウィスキー、水、氷が来ました。これもスイートとDXのみのサービスです。それと前後して朝のドリンクサービスなどの予約を行います。
南千歳、苫小牧、登別、東室蘭、伊達紋別て停車して行き、
洞爺
では後続のスーパー北斗に抜かされました。通常は伊達紋別で抜かれますが、ダイヤ乱れの影響で洞爺に変わったようです。洞爺といえば上りトワイライトエクスプレスで洞爺での乗降扱いが終わると本州までノンストップでしたよね・・・。
函館
では札幌から牽引してきたDD51 1100+DD51 1140が切り離され、代わってED79 7が連結されました。青函トンネルを含む函館~青森間はこの機関車が担当する事になります。
函館を出発して間もなく、
パブタイム
の料理が届きました。というのはスイートとDXはパブタイムのルームサービスを受ける事が出来るのです。しかも、専用のメニューが用意されています。私はハンバーグステーキを選んだのですが、ハンバーグとライスは別売りになっていて、これを会わせて約1600円でした。食堂車より安上がりですね・・・。因みに食堂車ではライスとサラダなどとセットになっているので約2000円と高めです。
尚、ルームサービスを受けられるとはいえ、紙容器でフォークやスプーンも紙で何か安っぽい感じですが、長い時間並んで待つ必要が無いのでそれでよしとしましょうか・・・。しかも、出来たてですからね。因みに食べ終わった後は自分で捨てることになります。
23時前には青函トンネルを通過しました。寝台列車で青函トンネルを通過するのもあとわずかですね・・・。
23時50分ごろ、青森に到着しました。機関車をED79形からEF510形に交換し、方向を転換した上で青森を出発します。そろそろ寝ます。
起きると、郡山の辺りを走っていました。晴れ間もあって本日もいい天気になりそうですね・・・。
すると、
朝食
がやってきました。そうそう、スイートとDXは朝食もルームサービスを受ける事が出来るのです。しかも、時間の指定も出来ます。内容も洋定食と和定食と同じで、料金も同じです。ただ、容器は紙容器なので、食堂車で食べるのと比べると物足りない感じです。でも、時間の指定が出来、並ぶ必要が無いのでそこがメリットになりますね・・・。
因みに朝食は以前は食堂車と同じ容器での対応でしたが、いつの間にか紙容器に変わったようです。客の多さに対応しきれなくなったのでしょうか・・・。
部屋でまったりしながら食べる・・・、コレも悪くないですね~
今度は
モーニングサービス
です。モーニングサービスも時間指定が出来、新聞と共に届けてきてくれます。しかも、陶器ですね~ ツインやと車販もしくは食堂車へ券との交換で行う事になり、紙容器ですし・・・。これはスイートとDXの特典ですね・・・。
9時25分定刻に終点の
上野
に到着しました。カシオペアスイートの旅はここでお終いとなります。北海道内での遅れも取り戻したようですね・・・。
約20分間停車したのち、推進運転で尾久へ引き上げていきました。
こうして、カシオペアスイートを利用したわけですが、廃止まであと少し。気楽に寝台に乗れる機会も無くなってしまう事を感じると寂しく感じたものです。
以上です。
カシオペアスイート
をたまたまキャンセルで取れ、そこに乗車してきましたのでレポートします。カシオペアスイートは展望タイプとメゾネットタイプがありまあすが、利用したのはメゾネットタイプの方です。
利用したのは上りカシオペアです。上りは札幌を16時12分に出発します。当時はラストランまであと少しという事もあり、ホームでは多数の方々で賑わっていました。
指定されたのは2号車で、
スロネE26-1
です。2号車はカシオペアスイート3室とカシオペアDX1室の4室が備わっています。1号車と2号車はカシオペアスイートメインなだけに4号以降より高級感がありますね・・・。
2号車に入ると、デッキにAEDが備わっていました。でも、デッキは供用トイレが備わっている関係で広くて驚きました。ドアを開けて通路に入りますが、通路はカシオペアツインと同じ側通路式であるにもかかわらず、部屋が少ないせいか静かに感じました。
指定されたのは3号室。2号車のカシオペアスイートは2~4号室が割り当てられているので、まん中にあたります。因みに1号室はカシオペアDXです。部屋に入ると、階上へ行く階段と階下へ行く階段が分かれています。メゾネットタイプは階上と階下を独り占めできる事が特徴です。階上と階下を独り占めできるのはなかなかないのだと思われます。
さて、階上に行くと、
リビング
が現れてきました。リビングは展望性を重視して階上に配置した事がポイントです。カシオペアツインと同じソファが向かい合わせで並べられていますが、ツインの時より幅が広く、色もあって高級感が感じられました。そのソファはベッドに仕立てる事が出来、3人で利用できるようになっています。奥側のソファが幅広く、3名での利用に対応しているようですね・・・。
ソファの隣には荷物置き場も設けられています。そこには3名利用時のシートやアメニティーグッズなどがまとめて袋に入れた状態で置かれています。でも、ツインの時はベッドの上に棚があるので、そこに置く形になるので、わざわざ荷物を上げないといけません。でも、スイートはその必要が無いので楽ですね・・・。
今度は階下へ行く階段を行きます。
階下は
寝室
となっています。2名分のベッドが並行に配置されており、ホテルのツインルームを連想させます。そのベッドにはあらかじめシートがセットされており、上に部屋着などのアメニティーグッズが置かれていて、ホテルの部屋を連想させます。寝台列車でそういうサービスを受けられるのはなかなかないですよね・・・。シートとか布団とかは基本的に自分でセットするわけだし。
寝室から階段を向けた時の光景です。階段わきにはクローゼットが配置されています。クローゼットにはハンガーがあり、服を掛ける事が出来るようになっています。とはいえ、使用頻度からして階上のリビングのとこにおいてもよかったのかなと思うのですが、スペースの関係でしょうね・・・。でも、階下は立てるほどのスペースがあるので、着替えもやりやすくなっています。また、ゴミ箱も設置されています。
リビングにはモニタやコントロールパネルも設置されている他、トイレなどの出入り口もあります。基本的にツインと同じレイアウトです。
トイレです。基本的にカシオペアツインと同じで、コンセントもそこに設置されています。リビングとか寝室にも設置してほしかったのですが、新製された時は携帯(スマホ)が本格的に流行する前なので仕方ないのかもしれませんね・・・(元々髭そり用だし)。
トイレの向かい側には
シャワールーム
があります。カシオペアスイートとカシオペアデラックスしか付いていないサービスです。ツインなら食堂車でシャワーカードを購入する必要がありますが、スイートは不要です。ボタンを押すだけで利用が出来、利用可能時間は18分間となっています。3名利用で1名につき6分間を想定してのことだと思われます。実際に利用させていただいたのですが、水の出具合が弱く、10分以上要しました・・・。
尚、シャワールームは北斗星のロイヤルと違ってトイレと分離していて、互いにつながっている関係で揺れによる転倒防止のために保護帽が設置されています。
定刻より少し遅れて
札幌
を出発しました。上野までのカシオペアスイートの旅が始まります。
札幌を出発してすぐに
ウエルカムドリンクサービス
が来ました。ワイン、ウィスキー、水、氷が来ました。これもスイートとDXのみのサービスです。それと前後して朝のドリンクサービスなどの予約を行います。
南千歳、苫小牧、登別、東室蘭、伊達紋別て停車して行き、
洞爺
では後続のスーパー北斗に抜かされました。通常は伊達紋別で抜かれますが、ダイヤ乱れの影響で洞爺に変わったようです。洞爺といえば上りトワイライトエクスプレスで洞爺での乗降扱いが終わると本州までノンストップでしたよね・・・。
函館
では札幌から牽引してきたDD51 1100+DD51 1140が切り離され、代わってED79 7が連結されました。青函トンネルを含む函館~青森間はこの機関車が担当する事になります。
函館を出発して間もなく、
パブタイム
の料理が届きました。というのはスイートとDXはパブタイムのルームサービスを受ける事が出来るのです。しかも、専用のメニューが用意されています。私はハンバーグステーキを選んだのですが、ハンバーグとライスは別売りになっていて、これを会わせて約1600円でした。食堂車より安上がりですね・・・。因みに食堂車ではライスとサラダなどとセットになっているので約2000円と高めです。
尚、ルームサービスを受けられるとはいえ、紙容器でフォークやスプーンも紙で何か安っぽい感じですが、長い時間並んで待つ必要が無いのでそれでよしとしましょうか・・・。しかも、出来たてですからね。因みに食べ終わった後は自分で捨てることになります。
23時前には青函トンネルを通過しました。寝台列車で青函トンネルを通過するのもあとわずかですね・・・。
23時50分ごろ、青森に到着しました。機関車をED79形からEF510形に交換し、方向を転換した上で青森を出発します。そろそろ寝ます。
起きると、郡山の辺りを走っていました。晴れ間もあって本日もいい天気になりそうですね・・・。
すると、
朝食
がやってきました。そうそう、スイートとDXは朝食もルームサービスを受ける事が出来るのです。しかも、時間の指定も出来ます。内容も洋定食と和定食と同じで、料金も同じです。ただ、容器は紙容器なので、食堂車で食べるのと比べると物足りない感じです。でも、時間の指定が出来、並ぶ必要が無いのでそこがメリットになりますね・・・。
因みに朝食は以前は食堂車と同じ容器での対応でしたが、いつの間にか紙容器に変わったようです。客の多さに対応しきれなくなったのでしょうか・・・。
部屋でまったりしながら食べる・・・、コレも悪くないですね~
今度は
モーニングサービス
です。モーニングサービスも時間指定が出来、新聞と共に届けてきてくれます。しかも、陶器ですね~ ツインやと車販もしくは食堂車へ券との交換で行う事になり、紙容器ですし・・・。これはスイートとDXの特典ですね・・・。
9時25分定刻に終点の
上野
に到着しました。カシオペアスイートの旅はここでお終いとなります。北海道内での遅れも取り戻したようですね・・・。
約20分間停車したのち、推進運転で尾久へ引き上げていきました。
こうして、カシオペアスイートを利用したわけですが、廃止まであと少し。気楽に寝台に乗れる機会も無くなってしまう事を感じると寂しく感じたものです。
以上です。
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