斬剣次郎の鉄道・バス斬り

 拙者、斬剣次郎である。たった今から、鉄道・バスを斬る

福井鉄道F1000形

2013年12月08日 13時37分39秒 | 鉄道
 福井鉄道では2013年に超低床電車の
 F1000形
 を投入し、営業運転を開始しました。低床電車は元名鉄の800形がいますが、部分で、オール低床はF1000形が初めてとなります。


 F1000形はボンバルディアから技術ライセンスを導入し、新潟トランシスで製造されたもので、万葉線MLRV1000形、富山ライトレール、岡山電気軌道などで見られるタイプです。しかし、福井鉄道は他事業者とは異なり、中間車を組み込んだ
 3車体構造
 になっている事がポイントです。福井鉄道は福井駅から郊外へ向けて路線を伸ばしている関係で輸送力が求められているのでしょうね(元々鉄道線ですし)。


 武生方先頭車のF1001-1です。パンタグラフを装備していますが、3車体でもパンタグラフはF1001-1のみに搭載されています。


 中間車
 のF1001-2です。国内では初めてとなる中間車ですが、アルナ製に見られるフローリング構造ではなく、台車を装備している事がポイントです。なので、長さもそこそこあります。




 車内です。車内に入っての第一印象は
 シンプル
 でした。超低床電車はデザイン性を強調する事が多いのですが、F1000形はそんなところは見られず、至って普通のように2人掛けシートが並んでいます。福井鉄道は比較的長距離なので、座席定員を重視した形ですね。超低床電車はスペースが足りないが故に1.5人掛けとかといった特殊なタイプでしたが、F1000形は普通のように2人掛けシートを並べていたので、シンプルのように感じたものです。車いすスペースや横向きシートはもちろん設けられています。



 運転台です。標準通り中央に運転台があります。運賃表はLCD表示ですね・・・。


 F1000形ではドアに
 押しボタン
 がありました。つまり、ドアは半自動対応だったのです。超低床電車は自動ドアが普通なのですが、半自動ドアの超低床電車は初めて見ました・・・。保温だと思われますが、同じ雪国の万葉線や富山ライトレールなどは自動ドアです。驚きです。


 F1000形はFUKURAMという愛称が付けられ、専用ダイヤで運行されています。専用ダイヤは各駅に掲示されていました。


 越前武生で元名鉄880形と並んで出発待ちしているシーンです。福井鉄道では福井市内の一部を除いてホームが高床で、ごく普通な鉄道車両が走っていたのですが、元名鉄車の導入に合わせてホームの低床化が進み、路面電車が中心になってきましたね・・・。約15年前に熊本市交通局に日本初の超低床電車が入った時はまだ高床車が主力だったのですが、その時には超低床電車が入るとは想像もしなかったのでしょうか・・・。

 以上です。

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