JR北海道では2010年より札沼線電化に向けて
733系&735系
といった新型車両を投入しています。これらの車両はステンレスとアルミといった違いがありますが、共通点は低床化(ステップレス)が図られた事がポイントです。733系&735系についてちょっと見てみましょう。
2010年に投入された
735系
です。735系は最近採用が相次いでいるアルミ製車体について、北海道のような酷寒地での採用例が無いことから酷寒地での各種適性を確認するために投入されたもので、いわば試作車という感じです。外観での大きなポイントは車体がアルミ製になったことですが、塗色はステンレスに合わせるためにグレーに塗られていますが、帯がありません。他に行先表示器がLED化され、前面行先表示器のサイズも拡大されています。
735系の車内です。731系と同じくロングシートで、モケットの色も731系と同じです。つまり、731系を基本にポールの形状が変わったぐらいです。
731系からの変更点で大きなポイントは
低床化(ステップレス)
です。731系までは低いホーム高に合わせるためにドアにステップが付いていましたが、735系はそれを廃止し、ノンステップで車内に入れるようにし、バリアフリー化が図られています。JR東日本のE721系以来、低床化の動きが広まっていますね・・・。
それだけでなく、731系にあったドア周辺の跳上げ式収納座席が廃止されていることもポイントです。他にドアの押しボタンの大型化も図られています。
こちらはクハ735形100番台に設置されているトイレですが、731系最終増備車に設置されたものと同じ車いす対応大型トイレが設置されました。車いすスペースももちろん設置されています。
こちらは乗務員室側ですが、低床化が図られたとはいえ、連結器高さはそのままであるため、乗務員室への入口にはステップが設けられています。そのため、乗務員室を通り抜けるときはステップを上がる事になります。注意を喚起するステッカも貼られています。
2012年に投入された
733系
です。733系は731系をベースに新技術やバリアフリー化が図られていますが、735系で導入されたアルミ車体はまだ実用段階ではないとして、従来通りステンレスとなりました。しかし、ステンレスであっても、ビードレスになるなど最新技術が反映されています。帯は731系とは異なり、赤帯が無くなり、黄緑1色のみとなっています。
733系の車内です。基本的に735系と同じですが、座席モケットの色が変わったのがポイントです。特に優先座席はオレンジ色とすることで、目立ちやすくしています。他に窓まわりなど、所々JR東日本で確立された技術が採用されています。
733系は735系と同じく低床化が図られ、ホームからノンステップで車内に入れるようになっています。ドアスイッチやドア周りは735系と同じです。
733系のトイレです。電動車イスに対応すべく735系より更に大型化されたため、ドアが曲面になりました。反対側は735系と同じく車いすスペースに充てられています。
乗務員室側ですが、735系はステップが付いていたのですが、733系はステップを廃止し、2段階のスロープで対応しています。なので、ステップを上がることなく乗務員室を通り抜ける事が出来るようになりました。これが735系からの進歩点の一つです。
写真は731系の乗務員室側です。731系はステップ付なので当然ノンステップです・・・。
733系は721系と731系と
併結可能
なので、併結運用が当たり前のように行われています。しかも、運用まで共通なので一般的な札幌圏の電車として運用されている事が伺えます。そのため、運用範囲も721・731系と同じですね・・・(滝川まで行っていることも確認してるし・・・)。
733系の側面行先表示です。運用幅が広いので、さまざまな表示が見られます。上は普通手稲行き、下は普通新千歳空港行きです。特に新千歳空港発着の普通列車はは夜間しか見られないため、見られる確率は低いですが、きちんと表示されています。飛行機マークも再現してますね・・・。
こちらは733系による区間快速いしかりライナーです。区間快速は赤色で表示されています。側面では「いしかりライナー」や「手稲から普通」も表示されていますが、英語表示の時、何故か「手稲から普通」は日本語で表示されていました・・・。
以上です。
P.S.
本日撮影したものから・・・
733系&735系
といった新型車両を投入しています。これらの車両はステンレスとアルミといった違いがありますが、共通点は低床化(ステップレス)が図られた事がポイントです。733系&735系についてちょっと見てみましょう。
2010年に投入された
735系
です。735系は最近採用が相次いでいるアルミ製車体について、北海道のような酷寒地での採用例が無いことから酷寒地での各種適性を確認するために投入されたもので、いわば試作車という感じです。外観での大きなポイントは車体がアルミ製になったことですが、塗色はステンレスに合わせるためにグレーに塗られていますが、帯がありません。他に行先表示器がLED化され、前面行先表示器のサイズも拡大されています。
735系の車内です。731系と同じくロングシートで、モケットの色も731系と同じです。つまり、731系を基本にポールの形状が変わったぐらいです。
731系からの変更点で大きなポイントは
低床化(ステップレス)
です。731系までは低いホーム高に合わせるためにドアにステップが付いていましたが、735系はそれを廃止し、ノンステップで車内に入れるようにし、バリアフリー化が図られています。JR東日本のE721系以来、低床化の動きが広まっていますね・・・。
それだけでなく、731系にあったドア周辺の跳上げ式収納座席が廃止されていることもポイントです。他にドアの押しボタンの大型化も図られています。
こちらはクハ735形100番台に設置されているトイレですが、731系最終増備車に設置されたものと同じ車いす対応大型トイレが設置されました。車いすスペースももちろん設置されています。
こちらは乗務員室側ですが、低床化が図られたとはいえ、連結器高さはそのままであるため、乗務員室への入口にはステップが設けられています。そのため、乗務員室を通り抜けるときはステップを上がる事になります。注意を喚起するステッカも貼られています。
2012年に投入された
733系
です。733系は731系をベースに新技術やバリアフリー化が図られていますが、735系で導入されたアルミ車体はまだ実用段階ではないとして、従来通りステンレスとなりました。しかし、ステンレスであっても、ビードレスになるなど最新技術が反映されています。帯は731系とは異なり、赤帯が無くなり、黄緑1色のみとなっています。
733系の車内です。基本的に735系と同じですが、座席モケットの色が変わったのがポイントです。特に優先座席はオレンジ色とすることで、目立ちやすくしています。他に窓まわりなど、所々JR東日本で確立された技術が採用されています。
733系は735系と同じく低床化が図られ、ホームからノンステップで車内に入れるようになっています。ドアスイッチやドア周りは735系と同じです。
733系のトイレです。電動車イスに対応すべく735系より更に大型化されたため、ドアが曲面になりました。反対側は735系と同じく車いすスペースに充てられています。
乗務員室側ですが、735系はステップが付いていたのですが、733系はステップを廃止し、2段階のスロープで対応しています。なので、ステップを上がることなく乗務員室を通り抜ける事が出来るようになりました。これが735系からの進歩点の一つです。
写真は731系の乗務員室側です。731系はステップ付なので当然ノンステップです・・・。
733系は721系と731系と
併結可能
なので、併結運用が当たり前のように行われています。しかも、運用まで共通なので一般的な札幌圏の電車として運用されている事が伺えます。そのため、運用範囲も721・731系と同じですね・・・(滝川まで行っていることも確認してるし・・・)。
733系の側面行先表示です。運用幅が広いので、さまざまな表示が見られます。上は普通手稲行き、下は普通新千歳空港行きです。特に新千歳空港発着の普通列車はは夜間しか見られないため、見られる確率は低いですが、きちんと表示されています。飛行機マークも再現してますね・・・。
こちらは733系による区間快速いしかりライナーです。区間快速は赤色で表示されています。側面では「いしかりライナー」や「手稲から普通」も表示されていますが、英語表示の時、何故か「手稲から普通」は日本語で表示されていました・・・。
以上です。
P.S.
本日撮影したものから・・・
ちなみに北海道へはトワイライトエクスプレスを往復利用。部屋はシングルツインでした。
コメントありがとうございます。
711系の置き換えという話はまだ来てないです。室蘭本線苫小牧~室蘭間から撤退するだけで、他の路線ではひょっとしたら増えるのかも・・・、ですね。
新函館開業後の様子・・・、気になりますね・・・。
コメントありがとうございます。
北海道の旅お疲れ様です。
確かにJR世代が増えましたね。711系はしばらく増減なしなのですが、札沼線電化の影響でJR世代が増えたような印象です。それにしても、ラッシュは迫力ありますね・・・。