斬剣次郎の鉄道・バス斬り

 拙者、斬剣次郎である。たった今から、鉄道・バスを斬る

民間移譲後の苫小牧市交通部

2012年08月27日 22時20分55秒 | バス
 北海道最後の公営バスである
 苫小牧市交通部
 が3月末をもって事業終了し、路線及び車両は道南バスへ引き継がれました。民間移譲後の苫小牧市交通部についてレポートします。


 苫小牧市交通部の路線は全て道南バスへ移譲され、原則的に苫小牧市交通部時代のものを引き継いで運行されています。しかし、移譲により苫小牧市交通部の本局が道南バス苫小牧営業所になったため、停留所名称が交通局前から苫小牧営業所に変更されています。他に01系統の路線名も永福(三条)交通部線から永福三条線に変更されるなど微修正があったようです。







 車両ですが、経年車などのごく一部を除き全て道南バスへ引き継がれ、現時点で苫小牧市交通部時代の塗色そのままで道南バスのステッカが貼られた状態で運用に就いています。そして、道南バスでは社番をもっているのですが、元苫小牧市交通部の車両に対しては800番台が与えられています。因みに苫小牧市交通部の1号車(室蘭22う 448)は800号車となっています。
 ほとんどの車両が道南バスへ引き継がれたわけですが、非冷房車も例外なく引き継がれ、そのままの姿で活躍しています。



 苫小牧市交通部において貸切バスなど特定運用に就いていたセレガは道南バスへ引き継がれず、フジタバスという貸切事業者へ譲渡された模様です。写真は旧110号車(室蘭22う 261)ですが、フジタバスへ譲渡された後、イオンシャトルバスの増発バスに充当されていました。一応、下に交通部時代のものを載せておきます。




 苫小牧市交通部が使用してきた市営バスターミナルですが、路線バスが道南バスへ移譲されたに伴い、変化が見られました。まず、札幌~苫小牧間の
 高速バス
 の乗り場が苫小牧駅前プラザから市営バスターミナルの6番乗り場へ移動しました。従って、市営バスターミナルから高速バスが発着するようになりました。ただ、駅からの距離が従来より遠くなった上に一旦屋根外が出なければならないなど少々不便点が見受けられました。まあ、待合室も完備してるし、プラスマイナスセロかな・・・。




 高速バスだけでなく、道南バスが従来から運行している苫小牧駅発着の
 郊外バス
 も苫小牧駅前プラザから市営バスターミナル12番乗り場へ移動しました。従って、従来からの道南バスの車両が市営バスターミナルに出入りするようになりました。少し前までは考えられなかった光景です・・・。
 従って、苫小牧駅前プラザ前のバス停はあづまバスが発着するだけになりました。



 路線移譲によって新たに見られるようになった光景です。市営バスターミナルに道南バス色の車両そして、待機場に北海道中央バスのスペースアローA・・・、これまで考えられなかった光景です。正直言って、変わったなぁ・・・。


 そして、苫小牧駅の降車場に立っているポールに苫小牧市営バスの文字が消されてしまいました・・・。


 移譲関係とは無関係ですが、撮影していた時、たまたま
 墓参バス
 が走っていました。お盆でしたからね・・・。

 以上です。

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