北条鉄道

　北条鉄道
　は三木鉄道と同じく加古川線から分岐される路線です。北条鉄道は旧国鉄の北条線だったものが１９８５年に第３セクターに転換されたものです。北条鉄道は加古川線の粟生から北条町を結んでいます。

　北条鉄道は三木鉄道と似た経緯を通っているせいもあって比較されやすいような気がするものですが・・・、経営上は三木鉄道より比較的よいそうです。三木鉄道は並行私鉄があるに対し、北条鉄道は並行路線がないかつ粟生駅は神戸電鉄との接続駅であるという環境が影響しているでしょう。よって、朝ラッシュでは２両編成が走るほど旺盛のようです。

　北条鉄道は三木鉄道とは違って開業時に投入された
　フラワ１９８５形
　がまだ現役です。一応、三木鉄道と同じく富士重工の標準車体を採用したフラワ２０００形による置き換えも行われましたが、２両投入されたのみで全車置換えには至っていません（フラワ１９８５形は３両が登場している）。
　今回、北条鉄道を訪れた時、充当されていた車両は何とフラワ１９８５形でした。フラワ２０００形の登場によって予備的な感じになっていたのですが、どうやら今回は運がよかったようです。しかも、残り少なくなった２軸車ですから・・・。
　写真は車内のものですが、バスの構造を使用しているせいかバス的な感じが強いんですね・・・。

　北条鉄道も三木鉄道も終点に本社や車庫などを併設しているのですが、三木鉄道は昔のままに対し、北条鉄道は最近になって建て替えられました。駅舎は勿論本社を併設していますが、車庫もすぐそばにあるのでコンパクトにまとめられているという感じがします。ちなみに駅前にはバスターミナルが整備されており、高速バスも乗り入れています。

　何とか比較されやすい三木鉄道と北条鉄道ですが、北条鉄道のほうでは行き違い設備の復活計画など積極的な経営が目立っているようなので、楽しみなところです。