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映画日記-「ザ・クリミナル 合衆国の陰謀」(19/730)

2014-02-13 02:02:14 | 映画
映画「ザ・クリミナル 合衆国の陰謀」(原題"Nothing But the Truth", 2008年)を観ました。

アメリカで大統領暗殺未遂事件が発生、その後、事件の背後にベネズエラが関わっていることを知った政府は、ベネズエラに侵攻した。
新聞記者のレイチェル(ケイト・ベッキンセイル)は、実際にはベネズエラが事件に関与していないことを政府が知りながら、それを隠匿して侵攻したことをある筋から知り、スクープ記事にする。
レイチェルは一躍スクープ記者としてピューリッツァ賞にもノミネートされるが、情報提供者開示の要求を拒んだことから、法廷侮辱罪で収監されてしまう。
FBI特別検察官のデュボア(マット・ディロン)はあの手この手で情報提供者を突き止めようとし、様々な手段でレイチェルを懐柔したり脅したりするが、レイチェルは記者の良心からそれをかたくなに拒む。
そうして、収監は1年を超え、家族生活も崩壊していく。

実話に基づくストーリーだそうです。
国民を代表する記者として、国民を代弁して「知る権利」を尊重するのか、それとも重要な国家機密を漏えいした情報源を明かすべきなのか、をテーマにしています。
マット・ディロン演じるFBI特別検察官は、相当嫌味な奴に描かれていますが、彼とて国家安全保障を守る立場から、職務に忠実に相対しているにすぎないのです。
おりしも、わが国でも秘密保護法案が可決され、「知る権利」を行使したとしても公務員をそそのかして情報を得た者は罰せられるようになりました。この映画と同じことが日本でも起こり得るようになります。
そういう意味で、適当なゾンビが出てくるホラー映画よりもよほど恐ろしい映画でもあります。

意志の強い女性レイチェルを演じたケイト・ベッキンセイルは、「トータル・リコール」や「もしも昨日が選べたら」のヒロインのほか、「アビエイター」に出演。
レイチェルによって事件に関与していたことを暴露されたCIAの女性スパイを演じたヴェラ・ファーミガ。「ミッション: 8ミニッツ」や「ディパーテッド」、「マイレージ、マイライフ」に出演していました。


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