映画日記-「キャプテン・フィリップス」(20/731)

映画「キャプテン・フィリップス」（原題"Captain Phillips", 2013年）を観ました。

ベテラン船長のフィリップス（トム・ハンクス）は、オマーンの港から貨物船アラバマの航海の任務に就いた。
折から、無政府状態が続くソマリアの海賊行為が問題視されていた海域では、船長も警戒を強め、訓練に念を入れるが、船員たちは不安を隠せない。
一方のソマリアでは、漁師のムセ（バーカッド・アブディ）らがボスから海賊行為で金を稼ぐよう強要される。ムセらはアラバマ号に近づき、放水の隙を狙って乗り込んでくる。

海賊が問題になっているソマリアですが、本作は実話だそうです。
冷静に事件に対処していくベテラン船長をトム・ハンクスがよく演じていました。
ムセ演じるバーカッド・アブディは、本当にソマリア出身で、本作で俳優デビューを果たしたそうです。
海賊といえば「パイレーツ・オブ・カリビアン」とか、キャプテン・ハーロックとか、アウトロー的なヒーローのイメージがありますが、実際の海賊はとんでもない奴らです。
貧しく無政府状態にある国で育ったことは同情するにしても、海賊行為自体は受け入れられるものではありません。
奴らは我々先進国の人間を金持ちだと思っているかもしれないが、我々だって働かなければ生きていけないんですから。