世界遺産大峯奥駆道を歩く その2

世界文化遺産大峯奥駆道を歩いた記録です。

判りづらい地蔵岳周辺の整備 2009年12月15日

2009-12-21 14:28:50 | 大峯奥駆道を歩く

地蔵岳周辺は、非常に道が判りづらい道です。前々回7月5日に行仙宿から

笠捨て山を経て 地蔵岳まで往復した時に、地蔵岳直下で道が分からず、

進退窮まり あと地蔵岳まで30メートルくらいのところで 引き返しました。

今回はその道の整備をしようと、鋸、スコップ、鉈、トラロープなどを背負い

古屋の辻から地蔵岳まで往復しました。(往路3.5時間 復路3時間)

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地蔵岳の位置です。笠捨て山の西側にあります。

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香精山山頂です。葛川口バス停近くに 駐車して登り始め、古屋の辻を経てここまで2時間45分でした。

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今まで2回ここ香精山を通過しましたが、今日始めて熊野灘が見えることに気がつきました。

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四阿之宿(あずまのしゅく)跡です。

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四阿之宿までくると後わずかで 地蔵岳です。すぐそこに見えています。

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地蔵岳西峰です。お不動さんと「地蔵岳参道」という石碑があります。

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地蔵岳からは熊野灘の水平線が見えました。初めてなので感動ものです。

直線距離で30キロくらいでしょうか。奥駆の終点(始点)熊野三山の先の

熊野灘の海です。キラキラと光っていました。

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地蔵岳を乗り越すと、すぐに「槍ケ嶽」の石碑があります。

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Photo_8   

前回7月5日に笠捨て山を経てきた時には、「巻き道通行不可」の看板の場所で、道が分からず 進退窮まり引き返しましたが、そのまま目前の岩をよじ登ればよかったのです。

この岩稜は「槍ケ嶽」という石碑がありました。

またこのあたり一帯には、ステンレスの鎖がたくさんフィックスしてあり、安全に上り下りできます。それだけややこしくて、危険な場所でした。

奥駆道180キロのなかで、一二を争う危険箇所だと思います。

鎖が見えにくい箇所に、補助的にトラロープをフィックスしましたが、50メートル分持っていきましたが、結果どこに消えたのだろうという感じで、まったく不足しています。

再度、もっとたくさんのロープを運んでフィックスしたいと思いますが、このステンレスの鎖を何百メートルにもわたり、フィックスされた方に 大いに感謝と尊敬の念を抱きました。

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Photo_5 

地蔵岳や槍ケ嶽周辺からは、笠捨て山がすぐそこに見えます。しかし前回

歩いた時には 笠捨て山からここまで 1時間くらいかかりました。

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補助的に垂らしたトラロープです。前回はここを直登すればよかったのですが、何も目印がなくて 道が分かりませんでした。

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この付近いたるところに、ステンレスの鎖がフィックスしてありました。

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この鎖を取り付けされた方は、米沢典之医師だそうです。例の「新宮山彦ぐるーぷ」の方々が この米沢医師に対して 「追悼」と書かれていました。

鎖の取り付け中に、滑落されたのか、またはご病気でなくなられたのか、いずれにしても この偉業にたいして 敬服するのみです。

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