世界遺産大峯奥駆道を歩く その2

世界文化遺産大峯奥駆道を歩いた記録です。

真冬の奥駆、山上ヶ岳を歩く 2011年2月26日

2011-02-27 22:29:15 | 大峯奥駆道を歩く

大阪はポカポカと、四月並みの陽気の日が続いた日に、世界文化遺産

「大峰奥駆道」へ行きました。天川村の洞川温泉から奥駆へ出て山上ヶ岳

へ行き、さらに「小篠の宿小屋」まで行く予定です。

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Photo

役の行者(えんのぎょうじゃ)のご母堂、白専女(しらとうめ)を祀る母公堂

(ははこどう)に駐車させていただきました。いつもは堂守の方に駐車料金

500円をお支払いするといつもコーヒーを入れていただけます。

今日はお堂は 閉まっていました。

道路はアイスバーンで、ここから先は工事中で通行止めです。

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凍りついた林道を、アイゼン付けて約30分歩くと、清浄大橋

に着きました。ちょうど山上ヶ岳から朝日が上るところでした。

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凍りついた清浄大橋と女人結界門を渡ります。

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暫く歩き、標高1300m付近の「お助け水」に来ると、水は雪の中。

何がどこにあるのかまったくわかりません。

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植林帯を過ぎてようやく奥駆の峰が見えてきました。

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やっと奥駆に出ました。

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雪に埋まった洞辻茶屋です。

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洞辻茶屋のお不動さんは朝日を浴びて、輝いています。

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水分補給して再び奥駆道を歩きます。ここから先が長いのです。

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だらに助茶屋も雪に埋まっています。出口は雪で埋まりそうで、背を低くして

通り抜けました。

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ところどころ雪が多すぎて、足跡もなくルートが不明な場所もあります。

表面の雪は硬いのですが、時々腰の辺りまでめり込む場所もあります。

雪の表面では内部はまったく判断できないので緊張して進みます。

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やがて見えてきた宿坊群は雪の中でした。

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荒行で有名な「西の覗き」のすぐ下に到達しました。

左の崖の上から、谷底を覗き込むのです。

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ようやく「西の覗き」までやってきました。

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この日は天気がよく、空気も澄みきっていて「西の覗き」からは遠く

金剛葛城の峰々とその続きの岩湧の峰もよく見えました。

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宿坊群は開山の五月までお休みですが、その屋根の向こうには

私がよく歩く「台高山脈」の尾根が見えています。

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ようやく山頂の大峰山寺の山門に到着しました。

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雪に埋もれた建物もあります。

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大峰山寺本堂は五月末の「戸開け式」まで閉ざされたままです。

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境内のこの坂を上り山頂へ向かいます。

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山頂からはこの日、遠くがよく見えました。

海の向こうに島があり、その島に白く光る山がそびえていました。

四国は阿波の剣山でしょう。残念ながら写真にははっきりと写りませんでした。

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正面に弥山八経、その左に仏生ヶ岳、孔雀岳、釈迦ヶ岳が続いています。

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大峰山寺境内から続く奥駆には、足跡がまるで無く、これ以上歩いて行く

のはあきらめました。ここらあたりでも太ももの辺りまで雪にめり見む場所

があり、一人でラッセルしようとすると、時間と体力が相当必要です。

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下りも何回かは、深い雪だまりにのめり込み、前のめりに倒れながらも

時間的にはおおむね順調に降りて、清浄大橋に帰ってきました。

振り返れば、「西の覗き」と山上ヶ岳が並んで午後の光に輝いていました。

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