世界遺産大峯奥駆道を歩く その2

世界文化遺産大峯奥駆道を歩いた記録です。

釈迦ヶ岳から仏生ヶ岳を往復 2009年5月23日

2009-05-25 23:59:02 | 大峯奥駆道を歩く

奈良県十津川村の関西電力旭発電所を通り過ぎて、林道をそのまま登ると 峠に駐車場があります。釈迦ヶ岳への登山口です。

午前6時半頃に着いたのですが、当日は土曜日とあって既に20台くらい車が停まっていました。

着替えをしていると、つぎつぎに車が来て大変な混雑です。ガイドに引率されたツアー客まで来ました。

あわてて支度して6時45分に出発しました。

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今回の地図です。ブルーの線が登山口から釈迦ヶ岳山頂までの、登山道です。ピンクの線が奥駆を縦走したラインです。

Photo

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登山道は、次第に樹木が少なくなり、見晴らしがよくなります。

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千丈平です。山頂との中間地点です。

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釈迦ヶ岳山頂に到着です(1800m)。釈迦如来が迎えてくださいます。

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釈迦ヶ岳から南へ続く奥駆道です。深仙灌頂堂を経て前鬼御坊からの道と合流する、太古の辻は もう少し先です。

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奥駆を北へ進みますが、非常に険峻な道になります。

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岩の割れ目から台高山脈が望めます。

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所々に設置してある鎖を頼りに、慎重に北へ進みます。

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橡の鼻です。お不動さんが安置してあり、沢山のお札が納めてあります。

右側は断崖です。

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進む前方に、孔雀岳、仏生ヶ岳が見えてきました。

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更にその先には、大普賢岳が見えます。

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孔雀覗きの岩場です。眼下には前鬼川の源流地帯が広がります。

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やがて左前方に、七面山(西峰、東峰)とその先に八経ヶ岳が見えてきました。

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孔雀岳山頂です(1779m)。道が無いので、奥駆から見当をつけて 遮二無二 斜面を登ります。

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その先には、「孔雀の隠し水」があります。尾根路である奥駆には珍しい水場です。但し水量は非常に少ないので、時間がかかります。

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仏生ヶ岳山頂です(1805m)。奥駆から少しはずれていますが、ちゃんと標識がありました。

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仏生ヶ岳から先は、突然踏み後が不鮮明になりました。テープを木にくくりながら進みました。

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暫く下り道をだらだらと降りると、突然右手に小屋が現れました。

揚子の宿(ようじのしゅく)避難小屋です。

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新しくてきれいな小屋です。この中でお昼ご飯を食べました。

暫く休憩の後に、もと来た道を引き返しました。

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このあたりからは、七面山がすぐそこに見えます。

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2時間近く、引き返すとようやく眼前に釈迦ヶ岳が迫ってきました。

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この鎖場を越えると、急ながけを下り降り、いよいよ釈迦への最後の直登が始まります。かれこれ8時間ちかく歩いてきたので、この最後の直登は急坂なので、かなりきつくてつらい登りになりました。

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釈迦からの下りは、ひたすら下る一本道。ここらへんは鹿が多く、目の前を沢山横切りますが、あまり人を恐れません。

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駐車場に帰着したのは、午後5時45分。11時間のウォークでした。

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※朝方、釈迦ヶ岳直下付近で、食いちぎられた小鹿の脚を見つけました。私が鈴の音をさせて歩いていると、何かが逃げる気配がしたので、近寄ると脚(太ももから先)がおちていました、

おそらく熊に襲われたと思います。ツキノワグマには十分気をつけましょう。

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行者還岳から七曜岳往復 2009年5月14日

2009-05-20 18:56:36 | 大峯奥駆道を歩く

まず車は国道309号線、行者還トンネル東口の駐車場に停めて、歩き出しました。トンネル西口からは何回も奥駆へ登っているのですが、今回の東口は初めてです。

国道脇に「登山口まで歩いて3分」とあったので、その方向へ歩いていくとちゃんと登山口はありました。

Photo

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登山口の分かりやすい標識が立っていました。

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約50分ほど急斜面を登ると、奥駆に出ます。

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あたりには「ムシカリ」の花や、山ツツジの花が満開で赤と白の花のコントラストがとてもきれいです。

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暫く歩くと、野生の「山シャクヤク」が群生していて、もう10日ほどしたら、見事なお花畑になりそうでした。

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「天川辻」の標識です。ここから小坪谷へは降りれません。私が一昨年小坪谷を登ったら、山頂直下で道は完全に崩れていて、危険なので天川村役場の観光課の人に苦情を言いに行ったら「なんであんな危険なところを登るのですか。立ち入り禁止ですよ」と、逆に叱られました。だって小坪谷入り口には「行者還岳登山口。山頂まで2時間30分」と大きく書いてあるのに。

早く小坪谷への矢印を消して欲しいものです。2008年5月にここを通ったときにも、横浜から来たという若者二人組みがこの谷から上がってきて、「この標識を見て下りていくと、とんでもないがけ崩れでとても降りれない」と怒っていました。

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続いて歩いていくと、行者還岳のとんがったシルエットが見えてきました。

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ここらあたりの奥駆道もとてもきれいです。

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行者還岳直下の避難小屋が見えてきました。この小屋はとてもきれいなので、七曜岳からの帰り道にここで、お弁当を食べました。

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頂上直下の険しい崖に掛けられた梯子です。役行者さんは修行中にここを通りかかったときに、そのオーバーハングしたあまりの険しい崖にいったん、退却したという言い伝えが、山の名前の由来だそうです。

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意外と質素な山頂です。全然眺望はききません。周りの山や、遠くからでもその特徴ある山の姿はとてもよく見えるのに。皮肉なものですねえ、山頂からは何も見えないなんて。

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ここらあたりの奥駆を歩いていると、左手に弥山小屋の屋根が常に見えています。八経ヶ岳はこの向こうに隠れて見えません。

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奥駆からの分岐道です。下ると、岩のアナから水がほとばしっている「無双洞」や「底なし井戸」を通って和佐又ヒュッテへいけます。

このまま奥駆を進むと七曜岳です。

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七曜岳山頂です。

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奥駆道は、この尖った山々の大普賢岳、小普賢岳などの山頂を通って北へ山上ヶ岳へと続きます。

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駐車場から奥駆まで 50分 。奥駆出会いから行者還岳まで1時間50分。

行者還岳から七曜岳まで1時間10分でした。

ここから引き返しました。

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和佐又から大普賢岳経由伯母谷覗き往復 2009年5月9日

2009-05-20 00:25:18 | 大峯奥駆道を歩く

国道169号線、伯母峰トンネルを出てすぐ右折したら和佐又スキー場があり、ロッジもあります。奥駆道の大普賢岳登山ベースとしても有名です。

ここに駐車して、大普賢岳を経由して奥駆阿弥陀が森から奥駆を分岐して柏木道を下り、絶景ポイントの「伯母谷覗き」へ往復しました。

前回は北側の「五番関」から「山上ヶ岳」を経由して「伯母谷覗き」まで往復したのですが、今回は南側からの往復です。

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和佐又ヒュッテから歩き出して、すぐのキャンプ場周りには、山桜が満開でした。

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登り出して約1時間ほどで「笙の窟」(しょうのいわや)です。奥駆の75箇所の行場の一つです。千年以上前から、沢山の上人がここに篭って修行したそうです。

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「石の鼻」まで来ると、手前の「小普賢岳」と向こうの「大普賢岳」が間近に見えます

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石の鼻から見た「行者還岳」です。中央のぽつんと尖った山です。

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2時間ほどで、大普賢岳山頂です。この日は天気も良く、土曜日なので既に2組のグループが到着していて、途中私が追い越した何人かも、続々と到着です。

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山頂から見た、南側の奥駆の山々です。七曜岳の向こうに行者還岳も見えています。

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西側を見ると、大日のキレットや稲村ヶ岳もすぐそこに見えます。

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奥駆を更に北へ歩くと、すぐに「小普賢岳」です。先ほど越えてきた「小普賢岳」は大普賢岳の東側、和佐又からのルート上にありますが、この「小普賢岳」は奥駆上にあり、「大普賢岳」の北側にあります。

振り返ると「大普賢岳」山頂の人が動き回ルのが見え、話し声もかすかに聞こえます。

※以前から不思議なのですが、何故か、登山者達は奥駆縦走をしません。ほとんどの人は有名な山のピークに立つと、そのまま下山してしまいます。

せっかく奥駆まで登ってきたのに、もったいないですねえ。奥駆を歩かないなんて。

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奥駆を北へ向かって歩きます。自然の森なのでとても気持ちよく歩けます。

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「脇の宿」跡です。沢山の奉納札がお供えしてありました。

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「阿弥陀が森」です。奥駆はここから北へは「女人禁制」で大きな「女人結界門」が立っています。柏木道へはここを右折分岐します。柏木道は「女人禁制」ではありません。

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この柏木道も自然の森の中の道で、とてもきれいで気持ちのよい道です。

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やっと伯母谷覗きに着いて、大普賢岳を見たところです。東側の険しい岩が良く見えます。

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「伯母谷覗き」に着いて、「大普賢岳」をバックに記念写真です。

柏木から3時間かけて登ってきたという夫婦連れの方に写してもらいました。これから大普賢岳まで登る予定だそうです。

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昼食後、引き返しました。北側から再び大普賢岳を登り始めたところです。今日2度目の「大普賢岳登山」です。

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下山途中に和佐又山に立ち寄りました。ヒュッテのすぐ上です。

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ヒュッテ裏側の山には、ヒュッテ管理人のおじさんが「山芍薬」を植えていてちょうど花が咲いていました。

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駐車場を歩き出したのが、6時45分。帰着したのが午後4時45分。ちょうど10時間でした。しかしお昼休みは、伯母谷覗きでゆっくりと1時間とり、また途中ですれ違ういろいろな人と、立ち話を計1時間近くしていたので、歩行時間は正味8時間程度でした。

この日も「奥駆縦走中」の人とお話したのですが、今日は26歳の若者でした。しかも山小屋には泊まらず、全工程6日間をテントで寝るという徹底振りでした。

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五番関から山上ヶ岳経由伯母谷覗き往復 2009年4月23日

2009-05-19 23:48:55 | 大峯奥駆道を歩く

世界遺産大峯奥駆道を、「五番関」から「山上ヶ岳」を経て「阿弥陀が森」まで歩き、そこから奥駆をそれて伯母谷覗きまで行ってきました。もちろん「伯母谷覗き」からは来た道を戻り、五番関駐車場まで引き返して歩きました。

前日の天気予報では、大阪、奈良は「晴れ、最高気温22度」の予想でしたが、結果的には見事にはずれ、奥駆は時折冷たい雨が降り、真冬のような寒風と流れる雲の中を歩いてきました。

歩行時間 9時間15分でした。 (奥駆案内書では10時間弱のコースです)

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今回歩いた地図です。前回と違い、今回は歩き通せました。

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五番関トンネル手前の駐車場では、山桜が満開でした。

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奥駆に出ると、雲がかかり、凄く寒い。前回3月19日の同じ場所ー鍋冠行者堂ーの写真(このブログの前々ページです。)では雪が沢山残っていましたが今回は雪は消えてしまっていました。

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前回この「鞍掛け岩」でアイスフォールに阻まれて引き返したのですが、氷が消えれば単なる、普通の岩場です。難なくやり過ごしました。

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洞辻茶屋(浄心門)のお不動さんも雲の中です。

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山上ヶ岳山頂の大峯山寺境内も前回の積雪は消えていましたが、今日はお寺も境内も雲の中です。

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大峯山寺の戸開式は5月6日と書いてありました。まだとびらは硬く閉ざされています。

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山上ヶ岳を過ぎると、やがて奥駆道の所々に残雪が現れ始めました。

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北斜面(伯母谷側)には雪渓があちこちにあります。

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歩いて気持ちのいい、世界遺産「大峯奥駆道」です。自然の森の尾根路だから、気分がいいのでしょう。

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暫く歩くと小篠宿です。行者堂、不動立像、避難山小屋、水場があります。

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小篠宿避難山小屋です。帰りにここで休憩させてもらいました。

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阿弥陀が森です。女人結界門があります。大普賢岳側から歩いてくると、ここから山上ヶ岳へは女性は入れませんと書いてあります。

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阿弥陀が森で奥駆と別れて、柏木集落の方向ー伯母谷へ向かって歩きます。

20分ほどで「伯母谷覗き」というビューポイントに着きます。この岩場からは目の前に大普賢岳(1.780m)がそびえていて、眼下には伯母谷が見下ろせます。

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遠くには、大普賢岳登山のベース「和佐又ヒュッテ」の青い屋根が見えています。

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休憩のあと、阿弥陀が森へ引き返す途中で振り返ると、「伯母谷覗き」の岩場が見えていました。

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帰路再び雲が流れてきました。目の前は山上ヶ岳です。

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スタート時間 6時に五番関へ登り出す。

帰着時間   15時30分に五番関トンネル南側駐車場に帰着

歩行時間   9時間30分(約30分の休憩時間を含む)

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五番関から山上ヶ岳経由阿弥陀が森往復 2009年3月19日

2009-05-19 11:39:34 | 大峯奥駆道を歩く

今回の予定では五番関から、山上ヶ岳を越えて阿弥陀が森までの往復10時間コースです。五番関登山口から歩き出したのが、午前6時45分でした。

奥駆に出て 暫く歩くと 所々に根雪が現れるようになりました。しかしアイゼンを使うまでも無く 鍋冠行者堂や、今宿跡は順調に過ぎました。

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今回のコースです。五番関から山上ヶ岳を越えて阿弥陀が森まで往復の予定でした。しかし、鞍掛岩で氷の壁に阻まれて引き返しました

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ここが今回の奥駆スタートの五番関。ここからは女人禁制が今でも守られています。ここへは駐車場から約15分で着きます。

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奥駆を暫く歩くと、所々に根雪が現れるようになりました。ここは 奥駆道鍋冠行者堂です。昔 役行者の修行を邪魔する大蛇が、口から火の玉を雨のように降らせたけど、役行者は鍋で火の粉を防ぎ、呪術で大蛇をばらばらにして退治したという伝説があります。

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さらに奥駆道を進み 鍋冠行者を過ぎたあたりからは根雪が断続的に続きます。

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奥駆道の今宿付近は日当たりがいいので、かなり残雪は融けていました。

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奥駆道の今宿跡です。

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鞍掛岩までくると 岩場が氷で覆われていました。フィックスして在るはずの鎖やロープは氷の下敷きです。氷の斜面の右下は崖下になっていて、とても危険でした。

一応10本爪のアイゼンと、ピッケルは背負っていたのですが、単独行なので、安全第一に引き返すことにしました。

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歩き始めて一時間半経っていましたが、車まで引き返し、大峯大橋駐車場まで移動し、洞川道から上り直す事にしました。

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登り直した 洞川道の「お助け水」です。ここらあたりから次第に 残雪が現れ始めました。

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更に歩き、もうすぐ 洞川道と奥駆道の出会いの「浄心門(洞辻茶屋)」です。

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稲村ヶ岳が見えてきました。

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やっと洞辻茶屋です。向こうに雪を被った山上ヶ岳が見えています。

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奥駆に出て、洞辻茶屋から最初に登攀を断念した「鞍掛岩」付近まで約40分かけて往復しました。その道は日当たりも良く平坦で雪も無く、軽快に歩けました。

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奥駆を引き返し、洞辻茶屋を過ぎて進み お亀石付近です。雪は氷状態です。ここらあたりからアイゼンを着けたり、はずして歩いたりの繰り返しですが、安全第一の単独行なので、面倒くさがらずにやりました。

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山頂間近の等覚門です。雪に覆われていました。氷のスロープなのでアイゼンなしには登れません。

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大峯山龍泉寺です。ここも雪の中でした。

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宿坊群も雪の中。誰もいません。

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山上の門です。もうすぐ山頂です。

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大峯山寺境内です。もちろんお寺は閉まっています。標高1720メートルと先週登った大山と同じくらいの高さですが、大山が3~4mの雪に覆われていたのに比べ、ここは0.5メートル~1メートル程度の残雪でかなり少なめでした。

やはり冬の日本海から吹きつける大量の雪を溜め込んだ、大山の雪は凄いと思いました。

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予定では、更に奥駆を進み「阿弥陀が森」辺りまで行く予定でしたが、鞍掛岩の氷壁で予定が狂ってしまい、大幅に時間を食ってしまいました。時刻は既に午後3時でしたので、残念ながら引き返し、下山することにしました。阿弥陀が森は次回の楽しみです。

結局車に帰り着いたのは、午後五時半で、途中の車での移動時間15分を引くと、10時間半の歩行時間でした。

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