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洞辻小屋内部で休憩してお昼ご飯を食べて、食後の珈琲を飲み
やっと生き返った。一人ラッセルはつらかった。さあみんなの後を追おう。
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青年二人が歩いてくれたので、かなり楽に歩ける。
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簡単に陀羅尼輔小屋を通過。更に奥駈を歩く。
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「草鞋履き替え所」の分岐だ。青年たちは「平成新道」
方向へ行ったようだ。
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しばらく後を追うと 引き上げてきた青年たちに出会う。
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様子を聞くと、平成新道が部分的に急斜面で凍りつき
ピッケルを持っていないので今日はここまでで引き返すという。
今までのラッセルのお礼を言って別れた。
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今度は滋賀県から来られた中年の方と 交互にラッセルして進むことにした。
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急斜面のトラバースは慎重に。
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一瞬 雪が止んだ。山頂方向がきれいに見える。
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この直後 事態は急展開する。
おじさん3人パーティが上から降りてきた。
昨夜山頂でテントを張り、宴会して今日下山し始めたという。
3人が新雪を踏んでくれたので、一気に歩きやすくなった。
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お亀岩は深い雪の中だ。
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もうすぐ斜面のトラバースは終わる。
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青空も見え出した。
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ようやく鳥居にたどり着いた。
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更に先へ進む。おじさん3人が付けた足跡を踏むので
歩きやすい。
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私は一人で 日本岩へ分岐する。
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崖の上の「西の覗き」行場がよく見える。
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大峰山寺の宿坊群もよく見える。周りは皆真っ白だ。
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更に歩いて「西の覗き」に着いた。
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「西の覗き」からぐるっと周りを見回した景色。
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引き返して宿坊群へ向かう。9月の「戸閉め」から5月の「戸開け」
まで宿坊も休館だ。
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竹林院は吉野山にもある宿坊だ。
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再び奥駈へ登る。振り返ると再び雪が降り出している。
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この門を潜れば、あともう少しで大峰山寺だ。
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やっと山門到着。
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山頂の大峰山寺境内の様子。
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大峰山寺は5月まで閉まったままだ。
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時刻は午後2時10分。朝スタートしてすでに6時間経過した。
さあ下山しよう。途中で滋賀県から来られたTさん(交代でラッセル
しながら 登ってきた人)に御挨拶して下山を急ぐ。
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今日三度立ち寄る洞辻小屋。
時刻は3時10分。山頂から1時間かかった。
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下山は再び降り出した雪の中、グリセードもどきに
大股で滑るように歩く。早い早い。
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洞辻小屋から1時間で清浄大橋帰着。午後16時10分。
山上ヶ岳は相変わらず雪で見えない。
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あれだけたくさん泊まっていた車も全部引き上げたあとだ。
ほとんどの人は 稲村ヶ岳、大日岳方面へ入ったようだ。
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私とTさんの2台の車だけが道路に残されていた。
ゴロゴロ水は右奥だ。
Tさんを置いてお先に失礼した。
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歩いた高度記録。歩行距離は16.5キロだった。
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それにしても雪雪雪ですね。昨日までこちらは雨の天気予報から
回復してやっと晴れ、淡路から来た中学同級生たちのゴルフも
予定数をこなして、今日帰ります。
今回のベトナムは都合で行けなくなり、そのうち機会を作って是非行ってみたい
と思っています。出戻りで、ハワイ島の海洋深層水の仕事を手伝う事になり
ペースが戻るまでしばらく自由な行動ができなくなりました。今年の桜を見に
次回の銀杏会に出たいと思っていますが、ドタキャンもあり得るので困ったもんです。
まだ寒そうですので山行きは、本当に気をつけて下さいね。ハワイに戻ってから
潜っていないダイブ小僧です。
美しい雪も一歩違えば凶器ですね。(ついでに美人も?)くれぐれも雪中行軍にはお気をつけください。
淡路島から同級生たちが来られたのですか。淡路島の水仙が見頃を迎えたとテレビニュースで報じていました。
お仕事がんばってください。奥駈小僧でした。
決して、女性差別ではありません。尼寺が存在するように、男性だけの山が存在しても、何も恥ずかしくはありません。
世界文化遺産に登録されたのは、山上ヶ岳周辺だけではなく、184キロの奥駈道全部と、熊野古道、伊勢路、それに高野町石道などです。「女人禁制」だから珍しいので世界遺産になった」のではないと思います。修験道、仏教の信仰が今に続いて 人々が参詣しているから登録されたのでしょう。