世界遺産大峯奥駆道を歩く その2

世界文化遺産大峯奥駆道を歩いた記録です。

世界遺産奥駈道を駆け抜けるランナー 10月14日

2012-10-26 11:46:24 | 大峯奥駆道を歩く

奥駈を駆け抜ける凄すぎるトレイルランナー

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前回の記事で私が頂仙岳へ歩いたことを書いた。

行者還りトンネル西口駐車場から 奥駈へ出て弥山八経明星まで行き

奥駈と分かれて川合道を頂仙岳へ歩いた。

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川合道を下っていくと 下から駆け上ってくる人に出合った。

話をするとその人は 「天川村川合を今朝出発して、川合道を登り

明星ヶ岳へ出て、そこから奥駈を弥山八経超えて行者還岳、大普賢岳、

山上ヶ岳、大天井ヶ岳を越えて最後は吉野まで走る予定です」

と何気なくおっしゃるので びっくりした。とても人間業とは思えない

距離でまるで 天狗様のようだ。しかもその方は「今年は すでに6回

完走していて今日が7回目です」とおっしゃっり、絶句してしまった。

あまり引き止めては 悪いと思い 「どうか気をつけて」と言うのが

やっとだった。

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Photo

世界遺産大峰奥駈道の地図である。

熊野本宮大社に始まり、終点吉野川柳の渡しまで184キロある。

そのトレイルランナーの方が走り抜けたラインを赤いラインで表すと

どう見ても 奥駈道の半分以上あり、100キロは超えているように見える。

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Photo_2

Photo_3

私が一日かかって歩いたコースと高度差である。

距離は約17キロ、累積高度差は約1500m、歩行時間約9時間。

私が歩いた距離の6倍近い距離を 一日で駆け抜けるなんて

「凄い」の一言だ。

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先日NHKテレビで 「日本アルプス縦断トレイルラン」という番組を見た。

日本海の富山湾を出発し、立山連峰、北アルプス、中央と南アルプス

を駆け抜けて 太平洋まで走る競技だ。

450キロとか470キロの距離を一週間で走るのだ。

ふつうなら人一月かかって歩く山岳地帯だ。しかもトップの人は

静岡でレスキュー隊の隊員をやっている方で 5日間で走り抜けたのだから

物凄い人だ。

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奥駈でであった トレイルランナーの方もこの競技で

十分上位入賞を狙える実力の方と思えた。

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奥駈道から頂仙岳へ 2012年10月14日

2012-10-15 12:11:44 | 大峯奥駆道を歩く

奥駈の明星岳分岐点の大きな案内看板で、いつも気になっていた頂仙岳へ

歩いていった。日曜日だったので、弥山へはとても沢山の人が登っていた。

標高1500mから2000mの奥駈道はかなり紅葉が進んでいた。

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Photo_2 

今回歩いた記録。駐車場がスタートゴール地点。

Photo_4 

駐車場の標高は約1100m、弥山1895m、八経ヶ岳1915m、頂仙岳1717m。

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15

奥駈は紅葉が始まっていた。弁天の森。

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25

聖宝の宿跡周りの紅葉。

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38

落葉を踏みながら歩いていく。気持ちがいい。

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331

弥山を過ぎて八経ヶ岳に向かう。

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4

八経ヶ岳を過ぎて明星ヶ岳へ向かう途中、尖がった頂仙岳

の向こうに金剛葛城が見えた。

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5

我が家の裏山岩湧山もよく見える。

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明星分岐から、「川合道」へ下る。

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川合道も倒木、立ち枯れで荒れていた。

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日裏山山頂。初めて知った山だ。

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川合道の途中で、頂仙岳へ登る。分岐の標識も道しるべも何も無い。

上りやすそうなところから直登する。

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山頂にはちゃんとした標識があった。

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再び高崎横手に戻り、今度は左の弥山道へ。

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大日のキレット、稲村ヶ岳が近くに見える。

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狼平吊り橋を渡る。

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狼平避難小屋に到着。ここでお昼ご飯にする。

川合道や弥山川沿いの道を登ってきた方たちと山談義が弾む。

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狼平付近も紅葉が進んでいた。

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狼平から弥山への登り道は階段が整備されていた。

登りは約70分かかった。

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2014

弥山山頂神社到着。

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弥山山頂からの眺め。明星ヶ岳も見える。

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行者還岳は弥山より300m以上低いので見えづらい。

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弥山周りの紅葉。

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杉苔のような苔にきれいなきのこが生えていた。

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これは杉苔の花なのか、どうも杉苔ではないのかもしれない。

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