世界遺産大峯奥駆道を歩く その2

世界文化遺産大峯奥駆道を歩いた記録です。

五番関から大峰山寺まで往復しました。 その5 2024年9月13日

2024-09-17 22:58:44 | 世界文化遺産大峯奥駈道を歩く

五番関から大峰山寺まで往復 その5 

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更に登っていくと、ついに本堂が見えました。やれやれです。

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大峰山寺本堂です。

 

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その横にある 護摩壇広場です。

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本堂にお参りして ここまで無事にこれたことを感謝しました。

ちなみに 今月23日はこのお寺の戸閉式があり、来年5月3日まで お坊さんはいらっしゃいません。

その間は山頂付近は 宿坊も含めて無人になります。

 

そこでこの時期に奥駈道縦走をする若いカップルが増えます。

私は過去3回、そういうカップルにお会いしました。

皆さん女性は キャップ帽を深くかぶり 長袖シャツや長ズボンですが、女性であることは

体つきですぐにわかります。

私が女人禁制に反対の立場だというと 皆さん安心していろいろとお話ししてくれます。

私が 奥駈道を何回も歩いているというと 皆さんは 必ず水場の場所を聞かれます。

標準で7泊8日の旅ですから 荷物を極力軽くするため、水は最低限の量しか持ち歩かないですから

水の補給が 一番の心配事ですね。

秋は縦走可能ですが、積雪期、残雪期は縦走はかなり困難でしょうね。

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お寺にお参りした後、山頂へ行くと

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南の方から 真っ黒い雲がこちらに向かってやってくるではありませんか。

あっという間に周りは雲で覆われて何も見えなくなりました。

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この写真は残雪期で雲のない日の 同じ方向の写真です。

右手前が稲村で、中央奥にかすかに見えているのが 弥山と思います。

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ここで向かい側の 稲村大日を眺めながら お弁当の予定が 突然の雲の出現で変更に

なりました。早く山頂から 離れないと 雷雨になれば大変です。幸い雷鳴は聞こえませんが。

周りは雲で何も見えません。

洞辻小屋まで戻り あそこで休憩してお昼ご飯を食べようと思います。

あそこなら 雷雨でも大丈夫だと思います。

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蓮華辻分岐を通り抜けます。母公堂から山上辻を経て蓮華辻から急登するとここに出ます。

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日本岩に到着しましたが、あいにくの雲で何も見えません。

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晴れていたら 稲村大日から金剛葛城までぐるっとみわたせるのですが。残念です。

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山上が岳方面も雲で何も見えません。

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雲がなければ 右奥に稲村が見えて、そのすぐ右の牙のような尖峰が大日です。

この写真は以前の雲の少ない日の写真です。 

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岩の割れ目にリンドウが咲いていました。

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さあ下山します。雷雨が来なければいいのですが。

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日本岩から どんどん登山道を降りると龍泉寺の横に出ました。

奥駈道に戻ったら ひたすら洞辻小屋を目指して急いで降ります。

かなりおなかが減ってきました。

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その6へ続く

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五番関から大峰山寺まで往復しました。 その4 2024年9月13日

2024-09-16 23:21:27 | 世界文化遺産大峯奥駈道を歩く

五番関から大峰山寺まで往復 その4 

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階段続きの道の 中休みの展望ポイントからは 右手に日本岩あたりが見えています。

今日は雲がしきりに流れています。天気が心配です。朝は晴れていたのになあ。

雷雨にさえならなければいいのですが。山の上の雷は怖い怖い。

 

昔南奥駈の地蔵岳近くを歩いていたら 突然光り出して ピンク色の稲妻が真横から前方の

岩に当たり もの凄い轟音と光がさく裂し もうあかん、人生終わったと思いましたが それでも

金属物を投げ捨てて 泣きながら走りに走って登山口についた頃には 2時間以上経っていて 

雷は終わっていました。細い尾根道の上では 隠れる場所も何もありませんから。

 

後日捨てた金属物(鍋、コンロ、カラビナフック類、腰の鉈、カーボンロッドの

ストック、その他)を回収に行きましたが ほとんど無くなっていました。

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今日はひっきりなしに修験装束の方々が 登ってこられ、降りて行かれます。

この山ではすれ違う時に「よう お参り」とお互いに声を掛けます。

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延々と階段を上り詰めると 修験の鎖場道と平成新道の合流点に来ます。

標高差100m近くをひたすら階段で登ってきました。

左下方の修験道鎖場道からは ほら貝が聞こえてきます。

近道を通ったので、鎖場の渋滞に巻き込まれなくて だいぶ時間を短縮できたのでしょうか。

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その後も 別の階段がまだまだ続きます。

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階段途中の 役行者にもご挨拶して進みます。

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更に登っていくと、ようやく等覚門に到着です。

ここまで来るとようやくお寺の境内に入ったような気がします。

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しばらく平らな道が続きますが それを歩いて行くと

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大きな岩場が現れます。この岩を乗り越えると

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前方に宿坊群が見えてきました。

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その後もさらに 石碑の立ち並ぶ道を進むと

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宿坊群への分岐に出ますが、いつもは立ち寄っていきますが、今日は雷と時間が気になるので

そのまま まっすぐ進みます。

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さらに登ると宿坊が見えてきました。

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ほかの宿坊群とは違い、この建物には宿坊とは書いてありません。

龍泉寺とは天川村にある大きなお寺で 大峰山へ入る人は そのお寺で禊をしてから入る

そうです。

非常に由緒あるお寺なので、直営の宿坊を山頂直下の奥駈道沿いに建てることができるのです。

中を覗くと 沢山の山伏姿の人が 談笑していました。食事をとられているようでした。

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龍泉寺の横の奥駈道を進むと

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奥駈道の左下に 宿坊群が見えています。どの宿坊も大きくて立派です。

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更に登り続けてこういう寄進された門をくぐって 登っていくと

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その5へ続く

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五番関から大峰山寺まで往復しました。 その3 2024年9月13日

2024-09-16 19:11:23 | 世界文化遺産大峯奥駈道を歩く

五番関から大峰山寺まで往復 その3

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開けた道を歩いていると やがて燈篭がお出迎えです。

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お不動様もお出迎えですが、一番修験者の多い清浄大橋からの道に向かってらっしゃいます。

私が歩いて来た正規ルートの奥駈道には 背を向けていらっしゃいます。

こっちが正規ルートなのにねえ。

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浄心門ー同辻茶屋に到着です。五番関からちょうど2時間かかりました。コースタイムは1時間50分です。

体調の良い時は 1時間半くらいで歩けましたが、ここ1週間は風邪気味で 岩湧を歩いていても

かなりしんどく感じる日が続いています。風邪ぎみで 少ししんどいのでゆっくりペースで

歩いたのでしょう。普通に歩いたつもりだったんですが。

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小屋の一部に安置されている 役行者にここまで来れたことを感謝してお礼を申し上げました。

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同辻茶屋を出るとすぐ右手にも

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お不動様がいらっしゃいますので これから先もよろしくお願いします。

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ここから先は慣れた道が続きます。

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見慣れた看板もあります。じゅるみ とは土がぬかるんだ状態の事を言うのでしょうか。

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続いて陀羅尼助小屋を通ります。

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小屋の中は天川村の有名な薬、陀羅尼助の売店ですが 店が開いているのを見たことがありません。

何かの行事があるときに 開くのでしょうか。

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ここ陀羅尼助小屋を抜けると

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沢山の鳥兜が咲いていました。夏の終わりの花ですね。道の左にも右にもたくさん咲いて

秋を感じさせます。

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陀羅尼助小屋に続く松清小屋を抜けると

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奥駈道は二手に分かれます。左の道は鎖場や岩場が連続する本来の修験の道で、右は平成新道と

呼ばれる 巻道です。左の道は先ほどから ほら貝がひっきりなしに上から聞こえてきます。

今日は修験者装束の方が非常に多いので 鎖場の連続場所では かなりの渋滞が予想されます。

去年乾徳山に行ったときは ちょうど日曜日で 山頂直下の連続鎖場では 大渋滞でした。

今日はすこし予定から 遅れていることもあり、このまま右の平成新道を進みます。

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平成新道は階段が続きます。標高差100m近くを 連続した階段で進みます。

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階段途中の 見晴らしポイントにつきました。

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その4へ続く

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五番関から大峰山寺まで往復しました。 その2 2024年9月13日

2024-09-15 23:19:54 | 世界文化遺産大峯奥駈道を歩く

五番関から大峰山寺まで往復 その2 

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急斜面のトラバース道をずっと歩いてきて こんな道になると滑落の恐れがないので

安心してどんどん歩けます。

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五番関で分岐した道とここで合流します。右の道が歩いて来た道で その左の尾根道が

奥駈古道です。

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分岐標識が 壊れて落ちています。なにかあったのでしょうか。

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「鍋冠行者堂」に来ました。その言われがお堂の横に建ててありましたが、昔役行者が修行中に

この地に来た時 大蛇が出て来て火を噴いたので 役行者は山中で煮炊きのため持ち歩いていた

鍋を被り 火をよけて なおかつ法力で大蛇をバラバラにした と言うような記憶があります。

今は 看板はありませんでした。

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お堂横の鍋は 昔はぶら下げてあり、木槌が置いてあったので 叩いてお参りした記憶があります。

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ようやく奥駈道らしい広い尾根道に出ました。

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ここも奥駈道らしい道が続きますが フラットではありません。

登っては下り、また登っては また下りです。

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こんな細い尾根道の奥駈道もアップダウンしています。

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前方に高い山が見えてきました。山上が岳でしょうか。

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この穏やかに見える道の先に 一番の難所が待ち構えています。

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滑りやすい岩場に取り付けられた鎖場を慎重に登ると、その先には

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別の鎖とロープがあり、それも慎重に登ります。

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その先に梯子がありますが その梯子を慎重に登ると

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梯子の上には 昔は鎖があったのですが 今は無くなっていました。

ここで滑ると かなり下まで滑落するので 右手の土の上を四つん這いで登りました。

鎖が固定してあった 鉄の杭が残っていました。

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こういうツルツルの岩場をいくつも越えていくと

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開けた場所に出ました。もうすぐ浄心門です。とりあえず危険個所は乗り越えました。

今日は危険個所が多いので ヘルメットを着用して ココヘリ(遭難した場合ヘリに居場所を

発信する小型発信機)も持ってきました。

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その3へ続く

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五番関から大峰山寺まで往復しました。 その1 2024年9月13日

2024-09-15 15:07:39 | 祈りの道世界文化遺産大峯奥駈道を歩く

先週、大峰修験道よりも古いと伝わる 葛城修験道の聖地と言われる犬鳴山七宝瀧寺境内の

「元山上が岳」に登ってきました。

そこは 表行場と呼ばれて 「蟻の戸渡」とか「西の覗き」という行場もありました。

そこで今回は 今の「山上が岳」に登ってみることにしました。

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五番関から大峰山寺まで往復 その1 

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駐車場はありませんが 林道に路駐します。ブルーラインは奥駈まで登る道で、赤いラインが今回歩く

予定の大峯奥駈道で 五番関から大峰山寺までです。

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林道天川村川上村線(名前はよくわかりませんが 洞川温泉と川上村を最短で結ぶ林道です)の

五番関トンネルの手前の広い場所に車を止めました。ここは標高が1000m前後です。

気温は18度です。少し肌寒い感じです。

今日は私も含めて三台のようです。ここから奥駈へ歩くのは多分3回目です。

午前8時にスタートしました。

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東屋の奥の突き当りが 登山口です。

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標識もちゃんと整備されています。

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いきなりガレ場の急登が始まります。

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そのうちロープが現れました。助かります。

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道の真ん中に骨が何本かありました。鹿の足の骨と思います。

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急登を約25分すると ここの峠に出ました。右が大天井が岳、吉野で左が大峰山寺です。

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女人結界門の文字が直してあります。以前は 女人禁制に頭に来た人なのか 女の文字を壊してあり

「人結界」となっていました。「誰人も入るな」と長い間なっていて笑えました。

今回女の文字を再設置したので 女の文字だけが 光っています。

女の修験者は 隣の大日岳へ行けという事でしょうが、私個人としては はやくこんな結界門は

なくしてほしいと思っています。

 

参詣道を祈りの道として歩くのに男も女も関係ないと思いますし、世界文化遺産に登録された

ので、世界中からいろんな人が 「紀伊山地の霊場と参詣道」を歩きに来られます。

江戸時代に富士山の女人禁制を解除したとたん、富士山詣でが急増したそうですが、高野山も

女人禁制を止めたことだし、大峰山も女人禁制を解除すれば 洞川温泉も大峰山の宿坊ももっと

もっとにぎわうと思いますが いかがでしょうか。

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今は女性の修験者は 吉野から歩いてきて ここでひとまず下山して 私が駐車した場所に大型バスや

マイクロバスが待っていてそれに乗り込み、川上村柏木へ運ばれて そこから柏木路で伯母谷覗

経由で阿弥陀ヶ森女人結界まで登り返すという不便をされています。

 

日本の女の人は おとなしいので こんな理不尽にじっと耐えていますが、昔南奥駈太古の辻付近で

白人のカップルにお会いした時、「熊野から歩いてきて 吉野へ行きたい。しかし山上が岳は通れない

ので、前鬼で下山して 一日一本のバスに乗らなくてはならない。どうしてこんな目に会うの」

と女性にまくしたてられました。日本はどうしちゃったのと言う意味なのか what's going on

みたいな言葉を何回も言われたことを覚えています。私はひたすら謝りましたが。

 

はやく男も女もない参詣道になれば 世界にも はずかしくないのですが。

平安時代の熊野古道は男女関係なく 歩いていたそうですし。

 

仏教にはもともと女性蔑視はありませんから日本神道の要素が山岳修験に入り込んだあたりから 

おかしくなったのでしょうね。

小乗仏教の国で昔仕事をしていました。女性は僧侶に絶対に触れません。たとえわが子でも。

それは女性蔑視ではなく宗教上の戒律と思います。僧侶は女性に触れては絶対にだめです。

日本の坊さんが 結婚して肉や魚を食べているなんて 仏教の世界では考えられませんね。

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右側の道にロープが張ってあり 通行止めです。どうしたのでしようか。

この右の道は 奥駈の昔の道でとても歩きやすい道です。どうしたのでしょうか。

台風で崩れたのか、人に歩かれるのが嫌な 山主がロープを張ったのか。

ここに分岐の案内表示もありましたが 撤去されています。

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この道を往復とも歩くしかないのでこちらへ進みます。この道が唯一の奥駈道となっている

ようですが、途中になかなか危険個所もあります。

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危険なトラバースか所に来ました。足元注意と書かれています。

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ロープの先にはワイヤーが張ってあり、ロープをもって危険個所をトラバースすると ロープも

登山者と共に ワイヤー沿いに移動する仕組みです。考えましたねえ。以前はありませんでした。

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足掛かりの部分が少ないので 鎖場も慎重に進みます。

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梯子も滑りやすいので慎重に渡ります。

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最初の難所です。谷の突き当りをグルっとトラバースするのですが、足掛かりが少なくロープも

ありません。左へ滑り落ちたら 数百メートル滑落します。慎重にトラバースします。

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その2へ続く

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