世界遺産大峯奥駆道を歩く その2

世界文化遺産大峯奥駆道を歩いた記録です。

蜻蛉の滝から金峰神社と西行庵 2014年6月8日

2014-06-09 09:29:17 | 大峯奥駆道を歩く

川上村に「蜻蛉の滝(せいれいのたき)」があり、世界遺産大嶺奥駆道の登山口になっている。 

今回はそこから奥駆道へ登り、奥駆を歩いた。 

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ピンクが往路、ブルーが復路である。蜻蛉の滝の近くに運動公園があり、そこに駐車した。

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登山口はきれいに整備された遊歩道と公園になっている。

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歩き出すと直ぐに「仙竜寺跡」がある。建物は洪水で流されて今は無い。

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背後の大きな岩には梵字がほりこんである。「梵字岩」と言うそうだ。

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そのまま歩くと 直ぐに「蜻蛉の滝」に着く。

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蜻蛉の滝はかなり落差が大きい滝だ。

蜻蛉とはトンボのことで その昔雄略天皇がこの地に狩に来たときにアブに襲われたが 大きなトンボがやってきて助けられたという伝説があるそうだ。

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滝の上部には大きな釜があり、この釜の水が滝になっていた。

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ここで遊歩道と分岐して奥駆道への山道となる。

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いきなり急な登り道が始まる。

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途中に岩屋があり、「聖天岩屋」と言うそうだ。

役行者が大峰山開山のときにこの岩屋で篭り修行したそうだ。大普賢下の「笙の岩屋」にも同じ伝説がある。

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急な登り道はその後も延々と続くが この鋼製の道はまだ安心して歩けるが狭い急斜面の危ないところも多い。

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危険な急な登り道も随所にあり、緊張する。

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急な登り道は更に続く。どうやら滝の場所から背後の山の尾根へ一気に上るようだ。尾根に出たら少し楽になるのを楽しみに急坂を登る。

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きれいな新緑の羊歯が風にそよぐ場所が合った登り道。しばし眺めて体を癒す。

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尾根に出たら突然林道になった。しかも荒削りのとてつもない不細工で無残な光景だ。がっかりだ。

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しかもその不細工な林道歩きは続く。道標があり 確か青根ヶ峰まで3.8キロとあったような気がする。

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ここまでやるかと言うような急な登りのコンクリート舗装。歩いて登るのも大変で四つんばいで登ろうかと考えたほどだ。

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かなり歩いて、もうすぐ青根ヶ峰に着くころ 突然左の谷底から山道が突き上げてきて合流してきた。標識には「蜻蛉の滝へ4キロ」と書いてある。

帰路はここに決めた。

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すぐに舗装道路に出た。なんか見覚えがある道だ。たしか四寸岩山へ歩いていったときに歩いた道のような気がする。

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青根ヶ峰へは この階段を上れと書いてある。

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階段を上り、今度は急な山道をしばらく登る。すぐにピークらしき空が見えてきた。

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青根ヶ峰到着、奥駆に出た。10時半に歩き出して12時15分だ。

ここにベンチがあったのでお昼ご飯とする。12時45分再び歩き出す。

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青根ヶ峰の直下には「女人結界」の石碑があった。昔は女性はここまでしか歩いて来れなかったのだ。今はもう少し先の「五番関」が女人結界地点だ。

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しばらく奥駆道を歩く。モミジの新緑がとてもきれいだ。

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歴史を感じさせるような大きな切り株もあちこちにあった。

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奥駆道を歩いていくと、「左大峯」と書いた石標もある。大峯とは山上ヶ岳のことだ。

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金峰神社到着に到着。

吉野山から山上ヶ岳に掛けてのこのあたりの山塊には金塊の鉱脈があると信じられてきた。そのためこのあたりの山を金峰山と呼ぶ。

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金峰神社は新緑の中に静かにたたずんでいた。日曜日なのに誰も訪れるものも居なかった。

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御神体は金峰山なのだろう。拝殿の先に本殿は無くて 石段の先は山だ。

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金峰神社の休憩所には役行者像が安置されていて、いろんなお供え物があった。神仏混合の名残だ。

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もと来た奥駆道を引返す。石畳がきれいだ。

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吉野母公堂(ははこどう)と書いたお堂があり、役行者と彼の母親の白専女(しらとうめ)の像が安置されていた。

天川村洞川温泉の母公堂は実際に白専女が住んで わが息子役行者(役小角えんのおずぬ)が山から下りてくるのを待ったという。

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奥駆道を少しそれて「西行庵」に寄り道をする。

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歌聖西行が実際に住んだ庵を復元させたという「西行庵」はモミジの新緑の中にひっそりと建っていた。

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西行庵の中には 西行像が安置されていた。

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西行の歌で有名な「苔清水」に立ち寄り、のどを潤す。

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山道をゆっくりと上り返し 奥駆道へもどる。

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正面の遠くに山上ヶ岳らしき山が見える。

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山道のそこらじゅうに空木の花が咲き、白い花びらを敷き詰めていた。

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再び青根ヶ峰にもどった後、来るときにみつけた音無し川からの道を下る。

川への下り道はジグザクを繰り返しながら どんどん高度を下げる。

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川に下りた。山道はよく整備されて歩きやすかった。往路のような危険箇所はまるでなかった。

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音無川沿いの道を歩く。道は平坦で歩きやすくどんどん歩く。

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整備された道には丈夫な橋が何箇所も架けてあり、安心して渡れる。

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やがて舗装道路に出た。このあと 川上村の簡易水道の施設があり、私が歩いてきた道は 取水施設のメンテナンス道路のようだ。

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山にはまだまだ満開の山ツツジがあった。

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奥駆の道や川沿いのいたるところに白くふわふわした「小紫陽花」が咲いていた。

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よく見ると 奥駆や川沿いの道には稲盛草がひっそりと咲いていた。

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スイカズラの咲く季節になったのだなあ。山のあちこちに咲いていた。

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スタート 10時30分  青根ヶ峰着 12時15分 青根ヶ峰スタート12時45分

青根ヶ峰再到着 15時00分 駐車場帰着 16時15分

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