世界遺産大峯奥駆道を歩く その2

世界文化遺産大峯奥駆道を歩いた記録です。

世界遺産大嶺奥駈道八剣山へ大山蓮華を見に出かけたが まだ蕾でした。 2016年6月14日 その1

2016-06-17 17:30:33 | 世界文化遺産大峯奥駈道を歩く
久しぶりに奥駈道を歩きに出かけました。
奥駈道の登山口は冬季通行止めが多く国道309号線も天川村神童子谷と
上北山村169号線までの間が通行止めになり、4月15日から通行可能です。
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その1 行者還りトンネル東口から奥駈を弥山へ
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国道309号線行者還りトンネルの東口に車を停めました。
西口に停めると国有地なのですが 天川村の住人に1000円取られます。ここは国有地なのでもちろん無料です。
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今日も何台か車が止まっています。
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世界遺産大峯奥駈道一の峠への案内看板です。
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暫く崩れた林道を南へ下ります。
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すぐに登山口があります。
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綺麗な自然の森の中を進みます。
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苔むした渓筋もとてもきれいですね。
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分岐点があり、国道309号線のもっと下のほうから、ナメゴ谷橋付近の登山口からの道と合流します。
トンネル東口より少し東側ー上北山村側にたくさん車が止まっていました。
こんどあそこからも登ってみようと思います。
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大きな糞がおちていました。熊にしては少し小さいなあ。狸にしては ちと大きいしナア。
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途中から雲が出てきました。歩き始めは標高1000メートルで雲はありませんでしたが
ここら当たりは標高1200mを越えています。
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ジグザグの急登が続きます。
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急登が一段落して 勾配が緩くなると奥駈道ももうすぐです。
※もう一回急登はあります。
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奥駈出会い一の峠です。
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今度は世界遺産の参詣道「大峯奥駈道」を歩きます。
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ここら当たりは一面の鳥兜の大群生地です。まだ蕾も小さくて開花はまだ先です。
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昔間違えた分岐です。ここを左へ行くと大栂山登山口へ行きますが 途中から奥駈道へも戻れます。
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梅惠草は花芽が伸びてもう少しで開花しそうです。
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晴れていれば 進行方向に弥山が見えてくる場所なのですが、残念ながら雲が取れません。
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緩やかなアップダウンの繰り返しが続きますが、新緑がきれいので見とれながら歩きます。
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見渡す限りの梅惠草の大群落です。こいつはとてもしぶとくて丈夫なので 周りの植物を
ドンドン駆逐します。金剛山では 九輪草の群落を守るために この梅惠草をボランティアの
方たちが駆除しています。
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行者還りトンネル西口からの道とここで合流します。歩き出して奥駈へ1時間、奥駈を30分歩いてここに到着です。
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時々日は射すのですが 相変わらず雲は取れません。
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その2へ続く
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世界遺産大嶺奥駈道八剣山へ大山蓮華を見に出かけたが まだ蕾でした。 2016年6月14日 その2

2016-06-17 17:19:40 | 世界文化遺産大峯奥駈道を歩く
その2 八剣山直下の大山蓮華群生地へ
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弁天の森を通過します。このあたりは標高1600メートルです。
昔はここに宿つまり宿屋があったらしいです。
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綺麗な苔の森を通過します。周りは苔だらけで 不思議な風景をみているようです。
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聖宝の宿跡に到着です。聖宝は平安時代の理源大師の事で 奥駆道の整備に尽くしたといわれています。
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ここで少し休憩します。歩き始めて2時間半です。ここからは弥山への急登が始まります。
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暫く歩くと弥山への長い階段が始まります。
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階段は続きます。この階段は 昔皇太子が来る直前に大慌てで整備されたと聞きました。
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やがて途中から尾根道に出ます。
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しかし残念ながら尾根道を歩いても 雲が流れて周りは見えません。
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急登は続きます。
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最後の丸太階段の急登です。
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弥山小屋の屋根が見えてきました。
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弥山小屋到着です。やれやれです。
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歩き始めて4時間ですが、このまま進みます。
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道は分岐がありますが、奥駈道をそのまま 八剣山へ進みます。
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大山蓮華保護区に到着です。鹿が増えすぎて 大山蓮華をはじめ 日本中の山が枯れ始めているといわれて久しいです。
日本狼の絶滅と 野生動物の過保護が原因です。
もっと 鹿やカモシカを駆除しないと 生態系が崩れていきます。
大台ケ原の原生林の一部は鹿のために丸坊主です。
環境省は国土の保全より鹿やカモシカの保護のほうが大切のようです。役人ももっと現状を勉強しないと。
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残念ながら大山蓮華はまだ蕾でした。
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中には開き始めたやつもいましたが。
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この大山蓮華の写真は2012年7月12日にこの同じ場所で撮影したものです。
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大山蓮華は残念でしたが 舞鶴草は満開で大群落に出会えました。
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舞鶴草の花です。舞鶴とは 葉の形がつるが空を飛んでいる形だから名づけられたそうです。
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中には違う種類の花かと思いましたが 少し実がつき始めて赤くなっている舞鶴草です。
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こちらは「深山旗竿」で、アブラナ科の旗竿の高山タイプです。
ここら当たりは標高2000m付近なので 高山タイプなのでしょう。
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花の大きさが5ミリほどの とても小さなスミレです。良く見ないと見過ごします。
これも高山タイプのスミレです。
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唐松草が咲き始めていました。
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名前は 花弁の形が唐松の葉に似ているから付けれたそうです。
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いよいよ八剣山直下の岩場に来ました。
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その3へ続く
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世界遺産大嶺奥駈道八剣山へ大山蓮華を見に出かけたが まだ蕾でした。 2016年6月14日 その3

2016-06-16 15:14:20 | 世界文化遺産大峯奥駈道を歩く
その3 奥駈縦走の若者を見送り、八剣山から引き返す
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八剣山到着です。世界遺産大峯奥駈道のサミット、標高1915メートルです。
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予定ではもう少し先へ歩いて行き、次のピークの明星ヶ岳で昼食の予定でした。
しかしこの雲の中を歩いていっても 何も見えず どうしようか迷っていたら
屈強な体格をした若者がやってきて 暫く彼とお話していると 彼は奥駈縦走中とのことでした。
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彼は 昨日の朝吉野の奥千本をスタートして、行者還り岳直下の山小屋で宿泊し、今日は
この先の楊子の宿で泊り 明日は行仙宿か平治宿で泊り、最後の夜は玉置山で野宿、
次の日に一気に本宮大社へ向う予定だそうです。
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通常7泊8日のコースを4泊5日で歩きぬける予定なので 凄い体力です。
ただ彼は釈迦ヶ岳より南の 南奥駈は歩いた事が無いというので 太古の辻から南の
南奥駈の水場、テント場、それに道間違いを起こしやすいポイントなど30分以上かけて
説明しました。そして明星へ向かう途中で御別れして彼は雲の中へ消えていきました。
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私はここから引き返して 弥山小屋付近でお昼ご飯を食べる事にしました。
雲が多くて弥山方向は何も見えません。
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歩いているうちに突然雲が流れ出して 周りの山が少し見えるようになりました。
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あるいていると弥山が 少し見えてきました。
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やれやれ 弥山小屋が見えてきました。
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小屋の前のテーブルで昼食です。時刻は午後2時を回っています。歩き出して5時間です。
途中歩きながら御握りを一つ食べましたが 腹ペコです。
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食後弥山へ登ってみました。
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雲はかなり取れて先ほどまで居た八剣山が良く見えますが、その右奥の明星ヶ岳は微かに見えるだけです。
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国見八方広場へ行ってみることにしました。
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残念ながらこちらの方向は雲に巻かれて 何も見えません。
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頭上は少し青空が出ているのに 周りの雲は取れないので もうここらで 引き上げる事にしました。
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時刻はもう3時前です。さあ急ごう。帰路もかなりの長丁場です。
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急いであるいていると 時々雲の切れ目から帰路のアップダウンが見えています。
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あの右奥の山も越えていきます。
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帰路の左手には 晴れていれば行者還り岳が見えるはずなのですが、雲の中です。
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順調にアップダウンを繰り返して飛ばして行きます。
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あの左奥の山は行者還りのはずなのですが。
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雲の中に頭を突っ込んだ弥山が左手に見えてきました。一の峠はもうすぐです。
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分岐が見えてきました。
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やれやれ一の峠分岐点です。弥山から飛ばして2時間強できました。
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下り道は急斜面なので 滑らないように慎重に降ります。滑落したら元も子もありません。
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やれやれ トンネル東口に無事帰還しました。9時にスタートして もう5時過ぎです。
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歩いた記録です。
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高度と距離の記録です。
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国有林に勝手に縄張りをして、強制的にお金を取る天川村の根性が気に入らないので
私はいつもトンネル東口に駐車しますが もし1000円払って西口に停めて登れば時間的に1時間くらい短縮出来る
かと思われます。

数年前 突然バリケードをして 村人がお金を取るようになった以前は私も含めて 
いつも西口に 沢山の車が無料で停めて 登山していましたから。

トンネル東口からは 行者還り岳方面への山歩きが便利です。

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