世界遺産大峯奥駆道を歩く その2

世界文化遺産大峯奥駆道を歩いた記録です。

旭登山口から釈迦が岳へ  その4 2022年9月30日

2022-10-05 17:48:33 | 世界文化遺産大峯奥駈道を歩く

釈迦が岳 その4

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旭への分岐点の標識に「深仙へ30分」と書いてありました。私の記憶では 深仙へ50分、帰路は70分と

往復2時間かかったはずです、私の足で。

とりあえず途中まででも 行くことにして 分岐を曲がらず そのまままっすぐ奥駈道を南へ

歩き始めました。このあたりの奥駈はかなり紅葉が進んでいました。

紅葉の奥駈を歩くのは久しぶりで 楽しく軽快に歩けました。

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第三十九靡きの都津門到着です。時間を見るとここまで35分かかりました。あと深仙へ三分の一ほど

残っているので やはり私の記憶は正しかったようです。1時間程度かかりそうですね。

4時頃までに旭に帰りつき、明るいうちにあの山道を抜けて168号線に出たかったので、このまま引き

返すことにしました。深仙宿まで行きそれから引き返すと 旭帰着が5時ころになります。

最近は5時はもう薄暗いですからね。

 

※世界遺産大峰約崖道には 全部で75の「靡き(なびき)」と呼ばれる行場(祈りを捧げる場所)があります。

 

※あの旭林道はいつも怖い思いをして通っています。

あの林道を途中で分岐して 宇無の川やその支流中の川へよく毛針釣りに行きましたが、何回も

崖崩れに遭遇しています。崩れ落ちた土砂を どけないと帰宅できないので 車にはいつもスコップ

を積んでいます。車が四駆なのである程度平らにならしたら通れますが 1時間くらいかかったことも

ありました。一回は走っているときに地震にも遭遇しました。

幸い怪我はなかったのですが、ガードレールもない狭い道の下は断崖絶壁が多く

とても緊張します。あまりにも落石が多いので 林道の途中にペイローダーがいつも止めてあります。

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奥駈と旭道分岐までの帰路は かなり急登でしたが紅葉がかなりあって それらを見ながら楽しんで

天毛ました。左手には 旭への帰路の尾根が見えています。あったの尾根には紅葉が少ないように

見えます。

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紅葉を楽しみながら 急登に耐えていたら 上からおじさんが降りて来ました。

そのおじさんは釈迦から深仙へ行き 帰りは深仙宿から行者の隠し水へ直行のトラバース道を

歩くとおっしゃっていました。ネットで見たらたくさんの方がそのトラバース道を歩いて

いるそうです。そのトラバース道は巻道になるので 私が今歩いている分岐経由の道よりかなり

短くて しかも平坦なので 早く帰れそうです。

ガーミンの地図(トッポ10プラスという地図)にも表示されています。

次回それを歩いてみようと思います。

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奥駈の急登を分岐点まで歩き 旭道を下った来ました。ここは行者の隠し水付近です。

あたりを探したら トラバース道の踏み跡がありました。みんながテントを張る場所付近です。

踏み跡の写真を撮ろうとしたら ちょうど張ってあったテントから怖そうなおっさんが出て来て 

じろりとにらまれて 犬も吠えるので 早々に退散しました。

この写真はすこしは離れた場所の写真です。

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帰路で振り返ると 釈迦の雲は 今頃になって少し取れたようです。

右の尖った岩峰は 第三十五番靡き大日岳で 釈迦との間の峠のような場所が 深仙宿です。

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その場所を望遠で撮りました。帰宅してパソコンで見たらちゃんと写っていました。

右の青い壁の小屋が 深仙山小屋です。左端の白い屋根が 深仙灌頂堂です。

灌頂とは密教の重要な儀式で 正式な後継者となったと認める儀式で かの空海も唐に渡り たった

二年ですべてを取得し 灌頂儀式を受けて帰国したといわれます。

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気持ちのいい道を アップダウンを繰り返しながら還ります。

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午後4時に 無事に旭駐車場に帰着しました。

白いワゴンの網走のおじさんは もう行者還トンネルへ向かいいません。

黒い軽トラのお兄さんは もう弥山へ着いたのでしょうか。コースタイムは7時間半と言っていました

から ちょうど今頃着いたかもしれません。

ほかの車は入れ替わっていました。

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ガーミンの記録です。トラバース道(巻道)の表示がおかしいので 私が勝手に修正しました。

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ガーミンの高度記録です。ガーミンの調子が悪いのか 私の操作が悪いのか 旭に戻った時点で

記録を止めて保存をかけたのですが、実際は記録が自宅まで続いていて 山の部分を切り取って

私が修正したので 見づらくて申し訳ありません。

釈迦の先へは 私は100m程度下ったと思いましたが、記録では半分ですね。

都津門からの急登登り返しはやはり100mを超えていました。

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ジオグラフィカは珍しく正常に作動してくれました。今回は「高度ゼロです」は 1回もありません

でした。

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釈迦が岳周辺の詳細のジオです。間違いと書いたラインや隠し水付近のジグザグは 実際には

歩いていないのに 記録が残っています。深仙宿ー隠し水の巻道は 私が想像して書きました。

今度歩いてみるつもりです。

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ジオの記録です。累積標高差が1000mを超えているので びっくりです。本当でしょうか。

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おわり

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