世界遺産大峯奥駆道を歩く その2

世界文化遺産大峯奥駆道を歩いた記録です。

和佐又から大普賢を経て伯母谷覗きへ、下山は柏木道で柏木へ 2016年11月3日 その3

2016-11-07 12:31:03 | 世界文化遺産大峯奥駈道を歩く

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和佐又から大普賢を経て伯母谷覗きへ その3
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経函石(きょうばこいし)分岐です。何回か以降としましたが 道は不明瞭で分かりません。
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奥駈行場88箇所の内、奥駈から離れた場所に行場ある場合に そこへ直接行かないで
(いけない場合もあると思います)お札だけを奥駈道に納める人が
最近は多いように思います。もっとも30番千草岳、31番小池の宿などは道は全く消えていて、
行きたくても行けません。45番七面山などは 5回目の挑戦でやっと奥駈からたどり着けました。
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急に晴れてきました。もう誰も奥駈を歩く人は居ません。マイペースでどんどん歩けます。
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奥駈の尾根筋が連なって見えます。素晴らしい眺めです。
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再び紅葉が 現れました。標高が下がったのか、樹相が変わったのか。
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高度はどんどん下がって行きます。帰路は大変です。
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広場に出ました。脇宿跡です。ここまでくれば もう少しで阿弥陀森です。
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不明瞭な道を テープの目印を探しながら 暫く歩くと
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大きな女人結界門が現れました。阿弥陀森です。
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大峯山から南へ歩く人は 少ないので この門や看板の「女」の文字は消されたり、
外されていません。五番関や蓮華辻等は「女」の文字を消されて「人は立ち入るべからず」
と 日本語も英語も表記されて居ます。そのうちここも消されるでしょう。
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富士山の参拝者減少に悩んだ 江戸時代の御師(おしー神職にして 登山案内人、宿泊施設経営者)
たちは それまでの富士山女人禁制を撤廃しました。そのお陰で参拝者が飛躍的に増えたそうです。

奥駈縦走者が もっと増えれば 政府や行政も 道の維持、宿泊施設の完備に力を入れるでしょう。
今のままでは 世界に対して恥ずかしいですよねえ。
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奥駈道からの柏木道分岐標識です。
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熊笹の道をどんどん下ります。笹の中に石碑があり 良く見ると「柏木へ八十二丁」とあります。
約8.2キロです。
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伯母谷覗き到着です。午後1時、大普賢から90分でした。
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大学生たちが休んでいました。彼らは柏木から登ってきて、ここから大峰山へ行き
洞川温泉へ降りる予定だそうで、今夜は小篠宿の山小屋で泊るそうです。
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素晴らしい岩壁の紅葉です。
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中央奥に 和佐又ヒュッテが見えています。あそこまで帰らなくてはいけません。
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荒々しい大普賢の岩壁です。
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山肌の紅葉も素晴らしい景色です。
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途中からご一緒した女性もポーズを取って 絶景を楽しんでおられます。
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その女性は 柏木に車を止めて ご家族の方に和佐又まで送ってもらったそうで、
「柏木まで一緒に下りませんか。私の車で和佐又へお送りしますよ」と仰るので
お言葉に甘える事にしました。お話しながら柏木道を下ります。
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道標も続きます。82丁から始まって 次第に数字が減ってきます。
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初めの内は 山の紅葉を楽しむ事が出来ました。
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紅葉を楽しみながら 軽快に飛ばして下山していると
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道のすぐ両側は 自然の森を残しながら その奥に遠慮がちに 植林帯が出てきました。
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そのうち遠慮も無く、全面的に植林帯がはじまりました。
歩いていても 我が家の裏山の岩湧山や金剛山とおんなじです。
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やがて「天竺平」というポイントに差し掛かります。
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同行の女性に地図を調べてもらうと もうすぐ 柏木と上谷の分岐になります。
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やがて突然山道に電柱が現れました。人里が近い証拠です。その奥に標識も見えます。
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分岐標識が出てきました。
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地図に書いてあった「小さな祠」も朽ち果てて お地蔵様がむき出しです。
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どんどん降りていくと 柿の木があります。人里に出たのです。
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やがて民家の庭に出てきました。
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上谷集落の中を歩いて 女性がクルマを止めた広場を探します。
無事にクルマに帰着して その方に 和佐又まで送っていただきました。
時刻は 午後3時過ぎ、歩き出して約6時間の山歩きでした。
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その方に和佐又まで送っていただき本当に助かりました。
和佐又には4時前に着いたのですが、団体登山客が次々に降りてきて 迎えのバスに乗り込んでいました。
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実際に歩いた記録です。
柏木に着いてから、GPSの電源を切るのを忘れたので 車の移動も軌跡が表示されて居ます。
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累積標高差は約850mでした。歩行距離は約17キロでそのうち柏木道は8キロと半分近くを占めました。
歩行時間は約6時間で、休憩なしです。
※歩きながらおにぎりを食べました。
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