じゃっくり

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吃音雑感

2009年01月26日 | 雑記
 吃音は日本では障害者認定がされていない。が、アメリカではされているらしい。いろんな人種が混在しているアメリカだから吃音に対しての理解も深いのだろうか。って、浅はかか。
 吃音者の私は仕事をしだしてそろそろ四年が経過しようとしている。正直な話、まさかここまで続けることができるとは思ってもみなかった。自分自身にびっくり仰天である。
 が、やはり仕事において吃音というものは高いハードルになってきた。私はもうすぐ三十歳になる。年を重ねていくうちに回避癖がついてしまった。前は目を細めるほど高いハードルも、いかにしてどもらないかを考えるうちに高かったハードルは大分低くなった。しかし、それはもしかしたら格好悪いことなのかもしれない。言葉に真正面から立ち向かわず、私は言葉の右や左を通ったり、隠れ身の術を使って言葉が立ち去るのを待ったりしてきた。回避するたびにどこか後ろめたい気持ちになる。
 今日は吃音のことを言われ、落ち込んだ状態で仕事から帰ってきた。同僚は言った。
「克服できるならした方がいい。そっちの方が楽でしょう。望みを捨てたら駄目だよ」
 彼女は「吃音」という言葉自体知らないに違いない。

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2 コメント

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はじめまして (元、吃音でした)
2009-05-07 11:44:05
そうなんですよね。。。
「吃音」という言葉自体
知らない方が多いんですよね。。。

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Unknown (管理人)
2009-06-01 23:29:13
 そうですね。吃音者自体も知らない人が多いですし。
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