北欧デンマークおばさんの独りごちブロ

「住み慣れた地域で最期まで」をテーマにデンマーク高齢者福祉を研究し、世界のこと・日本のことを独りごちっています。

アイリッシュ流正統派パブの追い出され方

2008-08-03 | 国際アイルランド
「John Mulligan」で飲めなかった我々C氏一行は、
ビール求めて、テンプルバー目指した。

夜中の12時前である。

フランス人というのは、こういう場合でも店をきっちりと吟味する。
数軒の店の中を歩いて、吟味し、ひとつのおめがねにかなった店に
入った。

「もうええやん、早よお注文せんと、店閉まってしまいまっせ」と
言いたかったが、懸命に探しているので、黙ってついて行く。


総勢5人。まとまって座れる席はなかったので、壁際のカウンターに
陣どった。店の名前は覚えていない。
私は、Guise の半パイント。
みんなの分を、C氏がおごってくれた。
気前いい!!!

12時をすぎる頃に、大きな音がして店内がザワザワと騒がしくなってきた。
お店の人が「もう出ろ」と、客を追い出している模様。


「ええ!!!2杯目頼んだばっかりなのにいい、、、」と思って移動していると、
その移動がピタリと止まった。

そう!!!

店の半分のみ空けさせて、出口に近い半分の部分にはまだいてもいいのである。

5分くらいすると、またまた大きな音がして、
「出て行け」と言う。
こんどは、残りの半分まで。

店4分の1は立錐の余地がないほどの人だかりで、あとの4分の3はもぬけの殻。

さらに、5分くらいして、みいいんなが追い出されました。

つまり、徐々に半分づつ追い出す。
これが、アイリッシュ風正統派パブにおける客の追い出し方らしい。

「いつまでも飲みたい人には、心やさしい追い出され方」であった。

こうして、われわれは、割り勘タクシーで大学寮、ホテルへと帰っていった
のでありました。

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