Spanish Breeze

夫のMBA留学に4歳の息子とついて、マドリードと上海での14ヶ月の生活を紹介していきます.

最近になって

2011-02-12 00:50:41 | 食材・料理
最近になってようやく小規模ながらも料理をする環境が整ってきた。
...と言っても、こっちに来てもうすぐ5ヶ月ですからね...そろそろ整ってないとね

1月に来たばかりの友達と、なんとなくずーっと行けてなかったマドリードで1番大きな日本食材店「Tokyo-ya」デビュー

[Tokyo-ya]
Avda. Presidente Carmona 9, 28020 Madrid
10:00-14:00/16:00-20:00 定休日:日曜

今回は、地下鉄のサンティエゴ・ベルナベウ駅から歩いて行く。
家を出てから45分はかかったかな...

地上を出て、目の前の大きな建物にちょっと興奮
なんと、レアル・マドリードの本拠地のスタジアムではないですか

ワールド・カップの興奮がよみがえる中、「Tokyo-ya」を目指す。

駅から15分ちょっと歩いたところに発見。
友達は先に店内を物色中。
欧州産コシヒカリ等の日本米にすごーく惹かれたけど、ベビーカーもなく10キロのお米は持って帰れないと諦め、今回の目的である納豆を探す!
あった!3パックで6ユーロ弱!日本では100円前後で手に入るものだけど迷わず購入。
その他に料理酒やふりかけ等を購入。
日本食材を見るだけでなんだか幸せな気分になれる

やっと手に入れた納豆だったけど、その日には食べず、2,3日冷蔵庫に入っている納豆を見ては、幸せな気持ちを味わっていました...
しかも最初は、1パックを3人で分けて食べた。
たった一口だったけど、本当に生き返りましたよ~~

それからは、暫く日本食続き。
最近紹介してもらった、近所のお肉屋さんで買った鶏肉で親子丼を作ってみたり、Tokyo-yaで買った料理酒を使ってから揚げを作ったり。


われながら頑張ってます

ただ日本食は調味料が貴重だったりするから、経済的に過ごすにはやっぱりローカルな料理も覚えなくてはね。
と言っても、なかなか食べに行けない、習いに行けない私達にお友達がランチに招待して下さいました


お豆のサラダにスペイン風ビーフシチュー。
ドレッシングは、やっぱりオリーブオイルとビネガーなのに美味しい!そして、このシチューもなんとも優しい味!
最近、お肉を食べなくなっていたうっぐも「美味しい!美味しい!」とおかわりしたくらい
味付けは、白ワインと水と塩だけだと言うからすごい!
うっぐの為にも是非、挑戦してみたい一品。

大人たちがランチしてる間、子供達は、この時間帯は学校(幼稚園)に行っていない主の部屋で仲良く遊ぶ。


そして、これは前に作り方を教えてもらったスペインの肉団子、アルボンディガスに挑戦。

うっぐが食べやすいようにトマト味にしたら、「美味しい!美味しい!」って言っておかわりもしてくれた!

最近、帰国した夫の学校の先輩から炊飯器を譲って頂いたお陰で、ご飯を炊くのに使っていた無水鍋を料理に使えるようになったのが大きい!
スペイン米でもご飯は美味しく炊けるし、料理は少しずつ料理の幅を広げられるようになったし。
何よりうっぐが美味しいって食べてくれるのが一番

ここに来るまで5ヶ月かかりました...
調味料、メニュー、レシピ、それに材料...みんなお友達のお陰です。
一人ではなかなかここまでたどり着けなかった。
皆さん、本当にありがとう

いつもの生活に戻りました

2011-02-11 23:36:38 | 日記 -Spain-
年末からの旅日記から、随分と間が開いてしまいました...スミマセン

ただ今、夫の学校の試験期間。
午後帰って来ては夜遅くまでお勉強中...
パソコンに向かう時間があわず、なかなかアップできずにいました。

旅行から帰ってきてからは、旅の疲れをとる為に特に予定は入れないでのんびり過ごしてい。

ただ、1月の私の誕生日に新しい出逢いがありました
1月上旬にマドリード入りしたばかりの夫と同じ学校の今年の唯一の日本人パートナー&子供達と公園で初対面!
2歳と4歳の男の子がいると言う事で会えるのをずーっと楽しみにしてたんだ。

まだ時差ボケの残る中、4歳のお兄ちゃんはちゃんと挨拶をしてくれて、まだ3歳のうっぐは、一人で走り回ってる...
1年違うだけでこんなに違うものなのか...

始めはよそよそしかった二人も徐々に一緒に遊ぶようになり(2歳の弟くんは昼寝中)、うっぐも新しいお友達ができて嬉しそう
時より二人の発声が英語だったりするから面白い

別れ際にお兄ちゃんからお誕生日の花束を頂いた。
選んでくれたピンク系の花束で私の心も部屋もどれだけ明るくなった事か


頑張って2週間はもったよ

誕生日は、翌日に試験を控えていた夫の為特に何もしなかったけど、うっぐが『Happy Birthday♪』の歌を歌ってくれたよ。
一生の宝だよ。ありがとー

でも翌日、近所のバル(Bar)へ典型的なスペインのおつまみを軽~く食べに行きました。


小エビのにんにく風味オイル煮のガンバス・アル・アヒーリョ(Gambas al Ajillo)、スペイン風オムレツのトルティージャ(Tortilla Espanola)
あとは、マッシュルームの鉄板焼きやサラダの3品盛り合せ。サラダは基本的にドレッシングはかかってなくて、自分でテーブルに置いてあるオリーブオイルとビネガーをかけていただく。

こんな感じで始まった2011年。

うっぐも旅の疲れから復活し、またいつもの皆に混ぜてもらい大ハッスル。
寒さなんて関係な~い
今年もみんなとガンガン遊びます~

イタリアへの旅 (第7日目・ベネチア-part 2- ~ 最終日帰路へ)

2011-02-02 01:19:31 | 旅行 -Italy-
1月7日(第7日目 Venezia・Treviso~Mestre~Venizia中心部)

いよいよ、イタリアの旅も最後の1日。第8日目は朝一でマドリードに戻るだけ。
トレビソの街も見ごたえあるらしいけど、やっぱりもう一度ベネチアに行きたくて、朝早くホテルをチェックアウト。
まずは、宿泊先のメストレ(Mestre)と言う街へローカル線で移動。
メストレは、ベネチア中心部へと渡る橋の手前の街。
マルコ・ポーロ空港からも中心部からも近くて、ホテルの価格も中心部より断然お得なので...

朝8:35の列車でメストレへ。
「電車に乗るよ」と言うと、朝は苦手なうっぐもはりきって行動してくれる。

どんな電車が来るかな~?


じゃーん!今回も古くてごっつい電車。


駅の周りの雪はもう溶けてなくなっていたけど、車窓からはうっすら雪景色が続く。

前日までいたシチリアとは全然違う景色。
北イタリアに来た事を実感。

約30分でメストレに到着(3ユーロ/人)。

早速、ホテルに荷物を置きに行く。
今回はモダンでかっこいいイタリアって感じの新しいホテル。しかも今回の旅行の中で一番安い!
まだ早いからチェックインは出来なかったけど、快く荷物を置かしてくれた。
おまけにフロントで、12時間有効のマルチチケット(バス、シーバスのヴァポレットも乗り放題)が購入でき(16ユーロ/人)、早速それを使ってホテルのまん前のバス停からバスに乗りベネチア中心部へ。

バスでリベルタ橋を渡り10分弱で、ローマ広場に到着。
たった5日ぶりなのになぜか懐かしい。
うっぐもちゃんと覚えていて、1日にここに着いた時に最初に渡った橋を渡ろうとするから子供の記憶力ってすごいな~と改めて思う。

今回は、うっぐがずーっと乗りたいって行っていたヴァポレットに時間の許す限り乗って、運河、海からのベネチアを楽しもうと言う計画。
早速、大はしゃぎ!
メチャメチャ寒いけど、頑張って外からベネチアの街を見る。



朝一だろうか...


リアルト橋の下をくぐり、


河口へ。


ボートの上から見るサンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会(Santa Maria della Salute)は格別。


一旦、サン・マルコ広場でボートを降り、今度はリド島に向かう。


リド島は、国際的なリゾートで夏にはカジノも営業する、また『ベニスに死す』の舞台となったところでも有名。

あまりにも体が冷え切ってしまったので、リド島に到着するも早めのランチをする。
案の定、真冬のリゾート地...殆どのお店が閉店中...かろうじて開いていた軽食屋に入る。
ニョッキとパニーニとコーヒーを頼む。
うっぐは、こんなに寒くてもやっぱりジェラート


体も暖まったところで、ビーチを目指す。
船着場からメインの通りをひたすらまっすぐ行く。

素敵なパステルカラーのホテルもこの時期は営業していない。

アドリア海のビーチ。


写真に収められなかったけど、上空を赤いセスナ機が通った時は『紅の豚』かと思ったよ
来る前に友達からDVDを観たばかりだったから、うっぐも「豚さんかな~?」って

ビーチには、映画に出てくるようなビーチ小屋が寒そうに並んでいた。
もちろん、この季節は使えないように砂の壁で囲ってあった。


...が、うっぐは、この砂の壁にはまり、しばらく「砂の滑り台」を楽しむ。


せっかくビーチに来たのにどんより天気で「国際的なリゾート」のイメージは全くない...
でも子供にとってみたら楽しくって仕方がないのね~


真冬のリゾート、リド島を満喫した後は、サン・マルコ広場の対岸に見えるサン・ジョルジョ・マッジョーレ島へ。
教会しかない小さな島。


この鐘楼の上に上がれるというから、エレベータで鐘のあるところまであがる(3ユーロ/人)。
360度ベネチアが一望できる!

いかにも冬のベネチア。夏の賑やかな時とは全然違って静かで幻想的。

最後にベネチアングラスの島、ムラーノ島へ。



子供の頃、家族で来た時はガラス工場で見本に作ってもらったガラスの馬をそのまま頂いた。
大学の卒業旅行では、やっぱりこの島で作られた猫を買って帰った。
だけど今回は何も買わなかった。

今までは工場のイメージしかなかったこの島の、あまりにも静かでこじんまりとした感じがすごく良かった。
石でできた建物のショーウィンドーには、鮮やかな色のガラス製品がいいアクセントになっていて、すっかり気に入ってしまった。



本島に戻る頃には真っ暗。
こうしてヴァポレットに乗って運河を周遊する1日が終わっていった。

帰りのバスを乗り間違えたものの、なんとか無事ホテルに戻る。盛り沢山だったイタリアの旅も終わり。
モダンなホテルで暖かく快適な眠りにつく。
うっぐも寒い中本当に良く頑張った


翌日は朝6時半にホテルをチェックアウト、バスでマルコ・ポーロ空港に向かい、お昼過ぎにはマドリードに到着


今回のイタリア、そして前回のモロッコの旅で、このキャビンサイズのトランクはボロボロ。
つなぎ目は破れ、タイヤが一つ破損。
おまけに私のブーツまで壊れました...
この石畳のヨーロッパで木底の靴は浅はかだった...

イタリア...
行く街によって全然違う印象を与えてくれる。街の雰囲気も人も違う。
今回は特に極端に北と南だったせいもあるけど、本当に変化に飛んで刺激的だった

3度目のベネチアだったけど全てが新鮮。
そして初めてのシチリア。そしてそして夢だったタオルミーナ

うっぐも今回は沢山海でも遊べたし、大好きな電車やボートにも乗れたし楽しんでくれたから何より。

一つだけ残念だったのは、素晴らしく美味しいイタリアンを味わえなかった事
節約旅行だから仕方がないか...
やっぱり安くて美味しいイタリアンはローマかな。...ってもう行く機会ないけど...

今回の夫の留学に来て多少の旅行はするだろうと思っていたけど、こんなにするとは正直思ってもいなかった。
心の準備もできなかったから、いつも下調べが足らずドタバタ。
でも家賃を抑えた事、頑張って外食はなるべくしないようにしたり、何よりレートが助けてくれて、こんなに沢山の素敵な旅行ができて幸せです。
こんな機会を作ってくれた夫に感謝しないとね


memo: シチリア島を周るのにすごく役に立ったサイト「Sicilia Club

イタリアへの旅 (第6日目・パレルモ-part 2-~ベネチア、トレビソ)

2011-02-01 23:56:48 | 旅行 -Italy-
1月6日(第6日目Sicilia・Palermo~Venezia・Treviso)

前回、素通りしたパレルモ。
この日は19時の飛行機でベネチアのトレビソに戻る為、夕方までパレルモを散歩できる。

朝、ホテルをチェックアウト。
ホテルから一番近い観光スポット、「マッシモ劇場(Teatro Massimo)」からスタート。

19世紀に建てられたヨーロッパのオペラ劇場の中では3番目の規模で、もちろん今でも上映されている。
正装した人達が馬車に乗ってやってきて、この階段を登って劇場に入っていくのを想像しただけで、なんだか華やかなヨーロッパの社交界にデビューした気分になれる...
それから、『ゴッドファーザーIII』のラストで、マイケルの娘が撃たれるシーンとかを思い出したり、『ゴッドファーザー』の音楽が頭の中で流れたり、私の頭の中は朝からかなり忙しく回っている。

うっぐは、マッシモ劇場をグルグル走り回っている。それを追っかける夫。

この日は、本当にいい天気。
コート要らず。
劇場前の馬車の帽子が可愛い


マクエダ通り(Via Maqueda)を下り、17世紀に出来たクアトロ・カンティ(Cuatro Canti)へ。

ガイドブックには、車の排気ガスで真っ黒になっていると書いてあったけど、思ったより綺麗。

その後もガイドブックに乗っている名所を周ります。

1160年頃建てられた、3つの赤いドーム特徴的なサン・カタルド教会


路地の隙間からの教会も素敵。


そして、1560年から100年かけて建てられたというジェス教会。

パレルモでよく見かけるバロック様式。
この白い壁とクリーム色のラインが印象的。青い空に映えます!

綺麗なジェラート屋さんをみつけ、しばし休憩。


前の晩、ライトアップされていたサン・ドメニコ教会


ここからは、港を目指してひたすら歩く。

港からパレルモの街への入口となる「フェリーチェ門(Porta Felice)」


そして港。


一旦、ホテルに預けていた荷物を取りに戻り、空港行きのバス乗り場のあるポリテアーマ劇場(Teatro Politeama)へ。


この劇場がある広場でバスを待つ。

あっという間に陽が暮れていく。

パレルモ。イタリアで5番目に大きい都市。
観光名所は綺麗に手入れがされていて華やかだったりするけど、1本裏に入るとゴミが散らばっていたり、雨戸も取れかかっていたりとちょっと怖い感じ。
ホテルの人がパレルモはとてもいい街で大好きだけど、今の政府はちゃんとしてくれないから、若者は皆海外に出て行ってしまう。とすごく悔しそうにしていたのを思い出した。
確かにもう少し力を入れれば、もっともっと綺麗な街になるのにな~。
でもこの街に住んでいる人達は、本当にストレートに親切。
そんな人達がいつまでもいれば、きっといつかは。

市内から約40分バスに乗り、パレルモ空港へ。
Prestia e Comande社。
乗車券は運転手さんから(5.80ユーロ/人)。

空港で最後にどうしてもシチリアで食べ続けたアランチーニが食べたくなり、食べ収め。


美味しかった~♪

19:50発、約1時間40分のフライトでベネチアのトレビソに到着。
ここからは、事前にホテルに行き方を聞いていたので、急いで外に出て、市バスに乗ろうとした時。
「うわっ!雪だ!!

うっぐは、生まれて初めて積もった雪を見てちょっと興奮気味!
だけど、調度バスが来てしまい、慌てて乗る。
15分位乗ったところで、目的地のトレビソ鉄道駅に無事到着。
ごった返した人ごみに紛れてバスに乗り込んだから、降りるときも波に流されて降りる。
料金をまだ払っていなかったので、わざわざ、運転手さんに払いに夫が行ってくれた(2.50ユーロ/人)。

さて、ここからはホテルまでたった50m。
格安チケットはいつも時間が変で、夜到着の便だと、知らない街を暗い中歩き回る事になるから、今回は空港近くのホテルを選んだ。
大正解!ほんとに目の前だ~。よかった~

私達もホッとできたら、うっぐは少し雪の中で遊ばせる!
足を踏みしめる感じが新鮮なんだろう。
嬉しそう


ホテルは、60年代のままって感じだけど、見ようによってはレトロ風。
近くの軽食屋で軽く食事を済ませ、部屋に戻ってTVを付けたら、なんと海外用NHKが観れて、久しぶりに日本のニュースを目にしました!
英語だけど、懐かしい空気いっぱい
おまけに、キャスターを良く見ると、大学時代の先輩ではないですかぁー!!!
ラジオのNHK Worldwide newsを読んでいるのは知っていたけど、まさか、こんなところでお会いするとは!
お元気そうで何より!

モロッコでは、夫が大学の先輩に再会。今度は、(TVを通してだけど)私が大学の先輩に。世界って狭いな~