Spanish Breeze

夫のMBA留学に4歳の息子とついて、マドリードと上海での14ヶ月の生活を紹介していきます.

再びポルトガルへ -リスボン~ポルト-(第2日目)

2011-03-21 13:53:32 | 旅行 -Portugal-
3月4日(木)
母とのポルトガル旅行。2日目。
母、念願のSintra(シントラ)~Cabo da Roca(ロカ岬)を訪ねました。

ホテルで朝食を済ませ、ロシオ駅へ。

ロシオ駅の入口は、馬車の蹄の形をしていて蒸気機関車を発明したスティーブンソンやポルトガル鉄道の創立者のレリーフがあったりしてかなり見応えのある建築物。
そんな事はお構いなしで、「電車!電車!」と言いながらどんどん先にいってしまううっぐ。

丘が多いリスボン。この駅も丘の斜面に沿って建てられているので入口は1Fにあっても切符売り場とホームはエスカレータで上がった4Fにある。
切符売り場でシントラ~ロカ岬の1日周遊券を購入し(12ユーロ/人)、早速ホームへ。

電車は、通勤列車ともなってる為、かなりモダン。

ロシオ駅から終点のシントラまで約40分。
リスボンの近代的な集合住宅街を走りぬけ、急に可愛らしい建物が見えてきたら到着。

駅の観光案内所もタイルが可愛らしい。

ここで、シントラの町を周遊する434番とここから出発するロカ岬まで行く403番のバスの時刻表をもらう。
(ロカ岬に行くカスカイス行きのバスは1日7本位しかないからこれを元に行動するといい!)


駅前のcafeもタイルのアズレージョが綺麗。

ここからバスで5分。シントラ・ヴィラで下車。
早速王宮内を見学(7ユーロ/シニア割引3.50ユーロ)。
14世紀に建てられたかつての王家の夏の離宮。外観の特徴と言えば、台所から伸びる2本のコーンの様な煙突くらいでいたってシンプル。

でも内装はやっぱり当時の繁栄をうかがわせる豪華さ。

ここは、日本の天正遣欧少年使節団が招かれたとされる白鳥の間。

そしてアズレージョが素晴らしい。そして天井も...


このようにさりげないタイルの装飾も可愛い。


とっても豪華なシャンデリア。


大きなコーン型の煙突の下は台所。
豚の丸焼きをしただろう串が印象的...


豪華な暮らしぶりを疑似体験して、外に出ると、本当に美味しい空気。

可愛らしい町並みにホッと一息。

そろそろお腹が空いてきた。
この日は、シントラの郷土菓子、ケイジャータを探しに「Piriquita(ピリキータ)」とお店に入る。


テイクアウトでケイジャータとスナックパンを買い、とりあえず次の目的地、ムーア人の城跡に向かう為、バス停へ。
バス停の近くの郵便局の看板↓

『魔女の宅急便』みたい♪

バスで約10分位、くねくね山道を登り標高450mの山にそびえるムーア人の城跡の入口に到着。
遺跡に入る前に先ほど買ったケイジャータ等を食べて腹ごしらえ。


ここは、7~8世紀にムーア人によって築かれた。その後、時の支配者に主が変わったものの、現在は廃墟のようになったこの城跡だけが残っている。
シントラの町と大西洋が見下ろせるというので、山登り、階段好きのうっぐも張り切って登る事に。

最初は大きな岩にびっくり。

石にこんなにコケが生えてるとやっぱり長~い年月を感じる...


この様な道をひたすら歩きます。

高所恐怖症の人にはちょっと辛いかも...
まるでミニ「万里の長城」...

最初の見晴らし台。

石の隙間から咲く野花がいい感じ。


見下ろすとシントラの町が小さ~く見えます。


上で、さずがのうっぐも「ちょっと休憩~」。


一番頂上で「ママ~!大好き~!!」


うっぐも母も良く頑張った!
結局2時間近く城跡を歩き回っていた...

中世の町並みを満喫した後は、いよいよロカ岬を目指します。
シントラ駅前のバス停から403番カスカイス行きのバスに乗る。
このとき注意したいのが、全てのバスがロカ岬を経由するわけではないので、確認する事。

結構乱暴な運転手で山を下り、ちょっと酔い気味...40分揺られようやくユーラシア大陸最西端の岬、Cabo da Roca(ロカ岬)に到着。


天気にも恵まれ、大西洋のどこまでもつづく水平線がなんとなく球の様に見えるのは気のせい??
うっぐもどんどん歩きます。


帰りのバスは、2時間後。
時刻は、17:30を回っているので、早めの夕食を岬に一つしかないお店で頂く。
太平洋に沈んでいく太陽。美しい~。


帰りは、また同じ403番のバスでカスカイスに出て、そこから電車に乗り、リスボンのカイス・ド・ソドレ(Cais do Sodre)駅に戻って来ました。

カスカイス線は、シントラ線とは違って、海岸沿いを通ります。


夕食は、帰り道に見つけたドナル・ケバブを買い、部屋でのんびり食べました。

よく歩いた一日でした。
充実、満喫した一日でした。


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2 コメント

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Unknown (ちゆママ)
2011-03-22 13:22:11
ポルトガルってあまりなじみのない国でスペインの横で言葉は似てる?のに
雰囲気や文化や人種も少し違うような・・・
タイル素敵だね、素朴で美しく芯の強さのようなものが感じられるね。
うっぐママ全然変わってないね。若い!
渋谷に居た頃と同じ。
うっぐはどちらかというとママに似てるような。
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>ちゆママ、 (yukiko)
2011-03-24 10:06:49
ポルトガル、本当に大好きな町のひとつです。
何年か前にも行った事があったんだけど、私の中ではヨーロッパの中で一番好きな国なんだ。
スペインとは違うものがある。
言葉も似てるけど音はまるでフランス語のように滑らかだよ。
機会があったら是非!!
渋谷にいた頃とは...何年前?!懐かしいね~。
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