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遠距離太郎のお話し…

“遠距離”介護に走りまわっている“太郎”クンのお話しです!!

ノホホンと暮らせれば…

2009年08月30日 | 聞いて聞いてっ!
この週末は大阪です。
金曜日の記事にアップしたように、
ゴソゴソ、パタパタと過ごしています。

今日の午後、ケアハウスにTelしました。
まず、電話口に出てきたスタッフさんに、
「○○さんの目から見て、ウチの父さん、母さん、
どうですか?」と、まず確認。
それから、母さんを呼び出してもらい、
生の声を声を聞いて、もう一度安心をして、と。
大体、いつもこんな段取りです。
  

電話口に出てきた母さんと、お互いの安否の確認。
「大丈夫か?」「大丈夫だよ! そっちは?」「大丈夫だよ!」…
話の流れも、だいたい同じ。

今日は母さん、「父さんがすっかりボケてしまって、
変なことを言うし・・・」と。


「母さん、そう言ってやるなよ。ボケたって、母さんが傍にいる。
周りの人も、面倒みてくれる。 そこでノホホンと暮らせれば、
それで悪くないじゃない…」と、僕、太郎。

「…そうかもねェ。ウン…。」と。
そして、ちょっと間を置いて、「来週は帰ってくるのかい?」

今日は、そんな話をしていました。

来週は、高知です。


- end -

この週末は大阪です

2009年08月29日 | 聞いて聞いてっ!
この週末は大阪です。

昨日の金曜日は、久しぶりの友人と、
大阪駅ナカのカフェで近況の交換。
仕事の話や、共通の友人のアレコレ。
ブログに書いた足の状況、と。

今日は、家の片付けと、今回の衆議院選挙の期日前投票。
皮膚科の病院にも行ってきました。
酷く潰瘍ができていたので、足の甲が部分的に壊死。
壊死の部分を、少しずつ切除していくと。
完治は、9月の連休の頃になりそうです。


明日は、マンション理事会の年次総会。

アッという間に、大阪での週末が過ぎていきそうです。

高知ですが、昨日、ケアハウスのスタッフと電話でアレコレ。
後期高齢者保険の手続き(もうじき、制度自体がなくなりそうですが・・・)や
父さん母さんの様子の確認。
二人とも、マズマズ。
スタッフさん、「お父さん、元気一杯で、デイケアに向かいましたよ!」と。
明日、またケアハウスにTelして、母さんの声を聞くつもりです。

先週、戻ったときも、二人の様子は安定していました。

父さんとは、久しぶりにスタバのコーヒーを。
写真は、そのときの様子です。
いつものように、羊さんも一緒。
ここのところ僕の体調が悪く、帰った時も、
スタバのコーヒーを仕入れに行くゆとりがなく、
代用品の缶コーヒーで済ましていました。
ただ、父さん、コーヒーには舌が奢っているので、
缶コーヒーも、特定のブランド(ダイドーのデミタスetc)でないと、
ちょっと不満顔…。


母さんは、ケアハウスに入ってから、何か“動き”が良くなって。
「リュウマチが痛む…」とか、「胸焼けが…」とか、
自覚症状もあって、医者からもいろいろ言われています。
が、様子を見ていると、“動き”が軽い。

喩えると、錆がでてギクシャクした自転車に
しっかりオイルを差したようで。
次の、介護認定が何かコワイ。
コワイ、というのも変な話なんですが…。

来週は高知に戻ります。
またまた、高知の家の手入れです。
用事は、後から後から…。
フゥ~。

- end -

バリアフリー?

2009年08月20日 | 聞いて聞いてっ!
この15日、16日は大阪で過ごしました。
掃除、洗濯、布団干し…、パタパタと。
パタパタできるくらい、足の具合も良くなりました。

メチャメチャ酷く腫れ上がると、皮膚も厚く硬くなって、
動くと引きつられるような痛みが残っています。

が、それも、“日にち薬”。
もう少しの辛抱だと思います。


松葉杖をついて歩いたのは、生まれて初めて。
生まれて初めて歩いてみると、
気づかされることばかり。

世間は、そんなに優しくない、と。


まず、電車やバス。
当然、時間差出勤でラッシュは避けて、
さらに空いていそうな車両を選んで乗り込み。
といっても、いつも座れるとは限らず、
二本の松葉杖をついていると、
揺れる車両はキツイ!

サラリーマン風の男性は、まず譲らない。
「面倒な奴が、近くに来やがった」と、チラッとこちらを見て…。
ここから、だいたい二つのパターン。

突然、学習意欲に駆られ、新聞や文庫本を読み始める。
もう一つは、睡魔に襲われ、ウトウトし始める。
このどちらか…。
こちらも、「譲ってくれ」という気持ちはサラサラないんですが、
“嫌な顔でチラッと見て、いきなり居眠り”…。
これは、いい気はしませんでした。


オバサンは、よく譲ってくれました。
そして、意外に、若いお兄ちゃんも。
外人さんは、非常に親切で、「ここに座れ」と、
わざわざ呼びに来てくれる人も。

ハードの面でも、優しくない。

すごく辛かったのが、銀行のCDのコーナー。
特に、某メガバンクの某支店がキツイ、ヒドイ!
混み合っている時に行くと、延々と並ばされる。
CDの機械の前になんとかたどり着いても、そこからがまた辛い。
松葉杖二本でどうにか体勢を支えているのに、パネルの操作。
機械にしがみついて、足の痛みに顔をしかめながら。
ヨロッときても、周りから人が遠のくだけ。
“お客様係り”らしき行員も、見てるだけ。

さらに、手続き書類を書こうとカウンターに向かうと、
これも“立ったまま”が前提で。
行員を呼んで、「ローカウンターで書かしてくれ」と言うと、
「カウンターは、順番を待っているお客様で一杯です」と。


似たようなことは、役所でも何処でも…。
バリアフリーとかで、ハード面は一見完備されているのに、
実際の肝心なところが。

体にハンディのある人、お年寄り、
シンドイ目をしている・・・。

今回、よくわかりました。


話は変わって、この22日、23日と帰省します。
今回は、家の火災保険の相談と更新手続き。

ホントに、用事は、後から後から際限もありません。

- end -

父さん、気がつかない・・・

2009年08月14日 | 聞いて聞いてっ!
8日、9日の帰省の続きです。

土曜日は庭の手入れで、結局一日が暮れました。

翌日、高知は雨。朝から、結構強く降りしきっていました。
10時頃、雨が小降りになり、ケアハウスに向かいました。

前回の帰省のとき、ちょっと気になることが。
父さんが、僕の足の異状に気がつかない。
無用な心配させてはいけないと、松葉杖は施設の入り口に置きました。
しかし、足の甲の部分に厚く包帯が巻かれ、少しびっこもひいているのに。

今回、松葉杖は、やっと卒業。
包帯もずいぶん薄く、小さくなりました。
歩き方も、平らなところを歩く分には、いつもの状態に。

で、父さんと話しながら、足を組み替えて、包帯の部分を
チラチラ見せたりしながら、「気がつくかな…」と。

残念ながら、全く気がつきませんでした。
やや疲労気味なこともあったのか、僕との話も早々に、
「くたびれた~。寝たい~」と、自分の部屋へ。


父さん、認知症に罹るまでは、“老兵ながらも、観察力抜群”だったのに。
母さんも、かなり気にしているようで、
「だんだん考えることができなくなっているみたい…」と。
寂しがってもいるし、不安がってもいるし。

だんだん子供に戻っているようです。
病気が“悪く”なっているのでなく、
子供に戻っているんだ…。
そう思うようにしています。
母さんとも、そんな風に話しています。


で、僕、太郎の足ですが、グンと良くなりました。
松葉杖無しでも、帰省、高知での移動も問題はほとんどなし。

しかし、まだ足の甲に潰瘍の穴が、
500円玉位の火山の火口のような穴が今もグジュグジュと。
3週間近く足首の部分が腫れていたので、足首もまだ不自由。
医者に聞くと、完全に良くなるのは、9月になるかも、と。

この夏、シンドイ夏になりそうです。
海、プールはもちろん、風呂もダメ。 ビールもダメ。
トホホ…。


- end -

庭の手入れ

2009年08月12日 | 聞いて聞いてっ!
この8日(土)、9日(日)と高知に戻りました。
8日に植木屋さんに入ってもらって、
庭の手入れをすることになっていました。
それへの立会いが、今回のメインの予定。

小さな庭で、今までは父さんがゴソゴソ手入れをしていました。
が、体力が衰え始めた5年前から手抜き気味になり、
母さんが入院した2年半前からは、まったくの放置状況。
庭の面積の割りに植木がやたら多く、最近はジャングルのよう。
日も射さず、風も通らず、落ち葉は腐り…。
瘴気さえ漂っているようで、庭に面した窓は閉めたまま。


最近では、庭の瘴気が家に入りこんでくるようで、
ついに「少々金がかかっても、すっきりさせよう!」と、
プロの植木屋に頼むことにしました。

8時に植木屋さんが助手を連れて家にやってきました。
ホントに小さな庭なのに、3時間もかかりました。
ボーボーに伸びた庭木を刈り込み、雑草を抜き、
腐りかけた落ち葉を取り除き…。

時たま、助手の人が「ヒャァ~!!!」と。
知らないうちに、毛虫の巣があちこちに。
殺虫剤を振掛けると、植木から毛虫がボトボトと落ちてくる。
ひどい状況でした。
「ご主人は見ていて、気になることがあれば言ってください」と
言われていたものの、ホントに申し訳なくなるくらいで。
庭から“瘴気”というのか、嫌な空気が流れ込んできた理由もわかりました。

結局、処理した枝や落ち葉で、軽トラックの荷台が満載となりました。
ここまでとは思いませんでした。


植木屋さんが帰った後、庭をゆっくり見ると、
太陽の光が隅々まで射し、風も気持ちよく通り、
あっという間に、庭の土が乾いていきました。
悪い“気”も一掃されたようです。


デジカメで撮影し、翌日母さんに見せると、
「よかったねぇ~。悪いものがいなくなったみたいねぇ~」と。
  

母さんが好きな木蓮が、スッキリ刈り込まれ、
ぼさぼさのレゲエヘアから、ショートボブのようにスタイルを変えたのをみて、
「来年は、綺麗な花をつけそうね」と。

- end -

三週間ぶりの高知です!

2009年08月06日 | 聞いて聞いてっ!
医者から、「無理はしないようにネ。
薬も飲み忘れないように!」との条件付ながらOKが出ました。
そこで、休みを取って、この日曜、月曜と高知に戻りました。
松葉杖も、片方だけで用が足りるようになりました。

いつもは、夜行便のバスで戻り、高知での行動時間を増やすのですが、
今回は夜行バスで長時間揺られる自信がなかったので、
日曜日の昼の便で高知に向かいました。

家に戻ると、案の定…。
台所の流し廻りやテーブルの上は、エライ惨状。

バナナは溶けて、得体の知れない液体に。
飲みかけのペットの緑茶は、黒いペンキのようになり…。
「ウワッ! 窓、窓っ!!」と。

何はさておき、家の片付け。
これで日曜日は終わり。

翌月曜に、まずケアハウスに母さんを訪ねました。

スタッフさんの「おかあさん! 息子さんが来たよ!」の声に、
部屋から飛び出してきました。
スタッフさんの話では、事あるごとに心配していたと。
リビングのソファーに並んで、アレコレと。
 
「大丈夫だったか? もう痛みはないか? 食事は取れていたか?」と。
そして、まだ包帯を巻いている僕、太郎の足に手を伸ばし、
何度も何度も撫でてくれました。
お互いに歳をとっても、“母と子”です。 
(もっとも、ギュッと触られた時は、「痛っ!」と飛び上がりましたが…)
ゆっくりしたかったのですが、月曜の夕方の便で大阪に戻るため、
「来週、また来るからね!」と言い残し、
今度は父さんの顔を見にデイケアにタクシーで向かいました。
足の病気のため、入院以降、まだ顔を見ていなかったんです。

デイケアに着くと、父さんすぐ僕に気がつきました。
しかし、足の異状には気がつかない。
父さん、すこしずつ衰えが来ているようです。

でも、とりあえずは元気。
退院以降、体調は悪くない、と看護師さんも。
差し入れのコーヒーを飲んで、とりとめのない話を。
もし第三者が聞けば、まったく意味の繋がらない会話なんですが、
話している父さんと僕は、“会話している”ことだけで十分なんです。

話にくたびれたのか、父さんウトウトし始めました。
馴染みの羊さんとのツウショットをパチリ。

休憩室に誘導し、後をスタッフさんに任し、僕はデイケアを後に。

家に戻り、荷物をまとめ、バス乗り場に向かいました。
足も大丈夫でした。

高知での用も溜まっています。
また来週も帰省です。

- end -