遠距離太郎のお話し…

“遠距離”介護に走りまわっている“太郎”クンのお話しです!!

もうすぐ、新しい年が…

2008年12月31日 | 聞いて聞いてっ!
この2年間、特に今年は、しんどい1年でした。

母さんが、去年の春先に入院し、なかなか良くならない。
「こまったなァ~。このままで、家に戻れなくなれば、
どうしよう~。」と、父さんといつも話していました。

その父さんが、今年の春先に持病のため入院。
その入院中に、認知症がハッキリと現れて…。

去年、今年と、春先の入院。
すると、来年の春先は僕かな…、と思ってしまうことも。
絶対、そうはならないように、自分の体も労わりながら
がんばります!! 


あと4時間で、新しい年が…。
今夜のバスで、郷里に戻ります。
バス停から、家に向かう途中で、初日の出を迎えそうです。
このささやかなブログを訪ねてくれた方にとっても、
僕にとっても、来年がいい年になりますように!! 




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年金の重さ

2008年12月30日 | 聞いて聞いてっ!


31日の夜行バスで帰省します。
慣れたバスです。

年賀状も、すべて投函しました。
送れるものか、送れないものか、印刷を待ちました。
来年も、年賀状を送れますように!

で、タイトルの話ですが、今日、アレコレ費用の計算。
介護…、といっても“先立つもの”が大切。
入所を決める前に計算はしたのですが、ここで改めて…。
出金と入金を書き出し、電卓で資金繰りを。
特に、1月からはケアハウスに入所するので費用がかさんできます。

資金繰りを終えて感じるのは、「年金って、重い…」と。
“命のある限り入ってくるお金”って、貴重です。
ケアハウスの費用が、すべて年金で賄えたら、すごく心強いです。

父さんの場合、主力は国民年金なので、“すべて”は無理でした。
が、一時、厚生年金ににも入り、そのプラスαがあるので、助かりました。
でも、アレコレの資金繰りは必要になりそうです。


改めて、年金の意義を認識しました。

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20円の励まし

2008年12月27日 | 聞いて聞いてっ!

酒も飲まない、美食家でもない父さん。
でも、大好物がコーヒーとチョコレート。
これには、実にうるさい。

そこで、病院に見舞いに行くときは、
スターバックスのコーヒーを魔法瓶に入れて持っていきます。



このテイクアウト、半年近く続いています。
あまりに定期便なので、あるスタッフが声をかけてきました。
無論、父さんの詳しい状況は話しませんが、

「…病気で長期入院している家族がいて、…コーヒーがとにかく好きで、
…缶コーヒーくらいではまったく満足しないので、…おたくのコーヒーは
香りが立つので、すっかり気に入って」と。

スタバ、テイクアウトで持ち込みの容器を使うと20円引き。
しかし、病院のコップを借りれば味気ない、 
専用のコーヒー茶碗を持ち込でむのは手がかかる。
そこで、カップをつけてもらい、正規の料金を払っていました。

ところが、僕の話を聞いたスタッフは、
「…それなら、無料で差し上げられるカップが出ることもあるので、
そのときはカップ代、要りません。病気のご家族によろしく」と。 
以降、毎回ではないのですが、20円引きで。

カップ代、ただにしてもらっても20円。
金銭的にはたいしたことはありません。
でも、僕や、家族を気にかけてくれている…、
それがすごく嬉しいです。励ましになります。


年末には郷里に戻る予定です。
当然、スタバの“今日のコーヒー”を“トール”で。

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羊さん

2008年12月21日 | 聞いて聞いてっ!

この羊さん、病院のマスコットですが、
実は父さんのお気に入り。

父さん、見かけによらず“カワイイ系”が好き。
家にもマスコット人形が一杯あります。
やって来た人は、母さんの趣味と思うようですが、
実は父さんの趣味。

僕が見舞いに行くときの手土産は、スタバのコーヒーと、チョコレート。
父さん、ニコニコしながら楽しんでいます。
その時、父さんと、僕の間に座っているのが、この羊さん。

昨日、父さんと、こんな会話がありました。 

父さん 「この羊、俺達に触られるの嫌がっているのでは…」
息子  「なんで?」
父さん 「この羊、フロに入れないんだろう?」
息子  「そうだね…。洗うのも大変だしね…」
父さん 「だろ~。誰でも汚れるのはいやだよね~」
息子  「そりゃ、そうだ…」
父さん 「触ると、やっぱし汚れるよね。
     だったら、触られと嫌がると思うよ…」
息子  「…………」

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新しいケアプラン

2008年12月21日 | 聞いて聞いてっ!


郷里から戻ってきました。
長距離バスを使っての移動も、慣れたものに…。

レンタカーを使い、ケアハウスに主だった荷物を搬入しました。
病院でのケア会議も行ってきました。
ここでの問題は、父さんの持病にどう対応するか。

自己管理が必要な病気ですが、認知症とあれば、実際には困難。
本人からの症状の訴えも、当てにはできない。

そこで、こんなプランに。
幸いなことに、今の病院と入所予定のケアハウスは、車で10分。
そこで、週のうち5~6日、病院のデイケアを利用し、
デイケアの休みの日は訪問看護を組み合わせることに。
費用は高めになりますが、慣れた病院、
顔なじみのスタッフに、継続してケアしてもらえれば、
僕としても安心できます。

とはいえ、24時間看護体制の取れる病院とは異なるので、
できる限り本人の負担にならないように約1ヶ月かけて、
薬の調整です。

でも、なんですねぇ…。
両親がダブルで遠距離介護。
さらに、父さんには、認知症と厄介な持病。
母さんは、リュウマチで入院し、入院先で骨折。
何もかにもがダブルで。
これって、“反則”ですよね。



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引越しが延期に

2008年12月18日 | 聞いて聞いてっ!

今晩、高知に帰省します。 いつものように夜行バスです。
この20日に、新しいケアハウスに入居する予定でした。
入所のための、荷物の準備も、あらかた完了。
郷里の友人にも、助っ人を頼み…。

が、父さんの持病のケアのため、来年1月中旬に延期。
自己管理が必要な病気なんですが、認知症のため、本人は無理。
今までは、病院での看護であったため、問題はありませんでした。

今回は、ケアハウス。
介護職員では対応できない部分もあるため、訪問看護に頼る部分が大。
やっと24時間対応の訪問看護ステーションが見つかったものの、
慣れないところに、年末年始のお休み…。
1ヶ月程度の退院の延期を、病院から勧められました。

今回は、訪問看護の担当者との打ち合わせ。
そして、せっかく荷物もまとめたので、施設に搬入してきます。

さあ、頑張ってこよう!



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ケガの続き

2008年12月17日 | 聞いて聞いてっ!

 

先週末も、高知に帰省。
一番の心配は母さんの怪我の具合。
相変わらず、ギブスでギチギチに・・・。
これで、気分がいいわけが無い。

しかも、父さんの新しい施設への入所も迫っている。
何かしたい。 何かしなくてはいけない。 でも、何もできない。
かなりの焦りがあるようでした。

でも、入院が長引き、一時は「どうでもいい…」という感じになった母さんが
「こんなところに、いつまでもいてはダメね…」と口にするようになったのは、
意外でした。 
「落ち着けば、一緒に見舞いに行こうョ」の話に元気に(?)
頷いてくれました。

また、今週末も帰省です。
父さんの引越しが次第に近づいて着ています。

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ちょっと、ホッ~!

2008年12月08日 | 聞いて聞いてっ!

郷里で二日過ごし、大阪に戻ってきました。

郷里に戻ると、すぐに母さんの入院している病院へ。
事前に病院から連絡を受けていたとはいえ、
こわごわ病室を覗きました。

ギブスで折れた肩を固定され、ベッドで横になっていました。
それでも、誰かが病室に入ってきたことを感じ、視線がこちらに。
そして、すぐに僕の名を呼びました。
とにかく、「ホッ~!」と。


主治医とも長々話しましたが、年齢や持病のため、
全身麻酔はリスクが高過ぎ、術後の感染症も怖い。
これが太腿ならリスクを犯しても手術を考える必要もあるが、
肩となれば、不幸中の幸い、《時》を薬にするしかないか…、と。

とはいえ、母さん、不便そう。問題は、体のかゆみ。
「ちょっと首の後ろが痒いので、掻いてっ…」くらいでは、
ナースコールもためらわれる。そこに、うまく息子が顔を出した。
首や肩の後ろ、ギブスの中と、あちこち掻かされました。
こういったことができて、母さんが喜んでくれる。
幸いです。もし、頭を打っていれば、こんな話もできなかったし。


そして、次は父さんのケアハウスへの入所の準備。
知りませんでした。ケアハウスへの入所は、“引越し”と同じだったとは。
寝具から、…洗面コップまで。あれこれ、使えるものを確認し、
不足のものは近くのホームセンターに走り…。
あ~、シンド! まだまだ、時間がかかりそう。

父さんがケアハウスに入所し、新しい環境に慣れ、
母さんの怪我がもう少し落ち着くまで、
週末の帰省が続きそうです。



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ちょっと怖い…

2008年12月03日 | 聞いて聞いてっ!


母さん、肩の骨折でした。
頭部や太腿でなかったのが、幸いでした。

しかし、リハビリは当面お預け。
怖いのは、リハビリの意欲をなくすこと。
また、ADLが落ちそうです。

病院の出入り口で、家に戻る僕を見送るのがやっとになったときは、
元気だった頃、家の玄関で大阪に帰る僕を見送ってくれたのが
「…素晴らしいことだったんだなァ」と思いました。

そして、病室の入り口で、エレベーターに乗る僕を見送るのが
やっとになったときは、病院の出入り口で見送ってくれたことが…。

ベッドで身を起こして見送るのがやっとになったときは、
病室の入り口で見送ってくれたことが…。

この間隔が、だんだん短くなってきているようで。
少し怖い気がします。 

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これって、反則!

2008年12月02日 | 聞いて聞いてっ!


もうクリスマス。 父さんの入院している病院のエントランスです。

昨日、新しい施設と最終の打ち合わせがやっと終了。
別の病院に入院中の母さんに伝えると、母さんもホッ…。

「揃って見舞いに行こうね。指きりげんまん! リハビリもがんばって」と、
子供のように指きりをして、大阪に戻りました。

ところが、今朝、病院から突然の電話が。
病室で転倒し、骨を折った。いま、詳しく検査中と。
生きた心地がしませんでした。

幸い腕の骨折で、頭部や大腿部は大丈夫。
不幸中の幸いと、ちょっと安心しました。

でも、父さんの話が少し進んだと思うと、今度は母さんが!
これでは、“揃っての見舞い”が、どこかにいってしまう。

夫婦が同時に、しかも別々の病院に入院し…。
これって、かなりきつい。
やっぱり、反則だっ!

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