相棒の旅立ちから一年と半年。月命日の今月１４日に、彼の骨を庭に埋めました。それまでは、寝室のベッドの横にずっと置いてありました。手放せなかったというより、仕事が忙しすぎて、埋葬方法を考えたり、実行する余裕がなかったのです。さすがにお墓は買えないし、賃貸の庭に埋めて、次の引っ越しで置き去りするのはいやでした。いろいろ考えた末、植木鉢に納めてから、鉢ごと庭に埋めることにしました。この方法なら、土に還してあげられて、移動もできます。
重い腰を上げたのは、仕事が一段落したのと、ジャクソンのアドバイスも大きかったです。もちろん、直接アドバイスをもらったわけではなく、番組上ですが。前に進むには、遺骨といっしょに罪悪感や後悔などのネガティブな感情も手放して、今いる猫との生活を大切にすること。そうだね。暗い顔をしてても、誰も喜ばないよね。
相棒がこの家にいたのは、たった２週間でしたが、庭の隅の草むらに埋葬したらとてもしっくりきて、彼が喜んでいる気がしました。私自身も穏やかな気持ちです。
タンポポのような猫だったので、いつか彼が眠る庭に、タンポポがたくさん咲いてくれるといいなと思っていました。でも、もともと田んぼだったらしき庭の土は、水はけが悪くて、タンポポが好む環境ではありません。気長に待つつもりでしたが、昨日１輪の小さなタンポポが、庭に咲いているのを見つけました。たぶん、この庭ではじめてのタンポポ。彼が「ここ気に入ったよ」と、メッセージを送ってくれたんでしょうか。
人生を生ききったら、タンポポがいっぱい咲く草むらで、また会おうね。今までずっとありがとう。大好き。
