ダ・猫の家

猫(♀)と飼い主(♀)の日々の記録

2019年の終わりに

2019-12-31 16:17:27 | 飼い主の独り言

明日から2020年。

猫とのお別れについて、思っていることを書いて2019年を締めくくります。

 

みう、ぴう、まう、タンタン、プンちゃん、まこちゃん、いっくん、じろ。

今までに見送った猫たちです。

実家を出るとき、両親に世話を押しつけたミヤコとチビは

看取ることはできなかったけど。

 

死ぬとかわいそうだから、別れがつらいからと、

猫やペットを飼うのをためらう人がいますが、それは当然の感情です。

人間でも動物でも、

一緒に暮らしていた愛しい存在との別れがつらくないなんてありえないし、

できれば経験したくない。

 

でも・・

こんなこと書くと語弊がありますが、

何回も別れを繰り返しているうちに、だんだん慣れてくるというか。

 

今は、旅立ちのときがきたことも様子でわかるし、

どのように旅立っていくかも、

旅立ったあとにやるべきことも、

自分なりの弔い方もわかっているから、

だいぶ看取り上手になった感はあります。

 

それでも、いつも旅立つ猫たちに教えられます。

彼らが最期に命がけで教えてくれたこと。

全身で示してくれた一生分の愛情。

絶対に忘れないし、人生の宝物です。

 

別れは切なくてつらいけど、キミたちに出会えて本当によかった。

うちのコになってくれて、本当に本当にありがとう。

 

これで、猫一家の物語も一区切りです。

リニューアルしてときどきはたけちゃんの様子をアップするか、

おしまいにするかは、新しい年になったら考えます。

猫より気まぐれな飼い主です。

 

このブログのバックナンバーの先頭が2005年ということは、14年前。

何事も熱しやすく冷めやすい飼い主的には、

まったく更新しない時期もありましたが、人生で一番長続きした習慣かも?

 

今まで一度でも読んでくださった方、ありがとうございました。

2020年が、人間も猫も楽しくて健やかな年でありますように。

猫一家が眠る小さな庭で咲いた冬のバラ。

猫の爪みたいに鋭いトゲが痛くて扱いづらいけど

素朴な花がたまらなく愛らしい。

気まぐれに冬に返り咲くのも猫っぽい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


三兄弟の12月

2019-12-30 17:19:02 | 猫アルバム

いっくんとじろにはもう1匹、まこちゃんという、一緒に生まれた妹がいました。

今日はまこちゃんの2回忌。

 

いっくんが12月8日

じろが12月10日

まこちゃんが12月30日

 

一緒に生まれた三兄弟は、みんな12月が命日になってしまった。

まうパパと、プンちゃんママと、いっくん、じろ、まこちゃんと、

猫天国で仲よく猫団子になっているかな。

 

こっちは、はたけちゃんがさみしがって大変。

はたけちゃんのこと、見守ってね。

 

たぶん何回もアップしてるけど、三兄弟の希少なウブウブ写真。

コンデジが出回り始めたばかりのころで、

今思えばおもちゃみたいなコンデジを買って写真を撮りまくったのに、

酔っ払って全消去してしまい・・

三兄弟の子猫時代の写真は、ほんの少ししか残ってない。

みんなかわいいなあ。

 

 

 

 

 

 

 


はたけちゃんの畑

2019-12-29 18:57:45 | 飼い主の独り言

2か月近く放置していた貸し農園に年末の片づけに行ってきました。

ようやく芋掘りも。

少し霜にやられてましたが、7割くらいは大丈夫そう。

 

あれは何年前だっけ?(←また覚えてない)

サツマイモの茂みから、ひょっこりはたけちゃんが現れて。

畑を借りなければ、はたけちゃんにも出会わなかった。

 

人間は、外で野良仕事をしたり、人に会ったりして気分転換できるけど

はたけちゃんはずーっと家の中で、ぼっちになっちゃって。

兄弟がいなくなってから、ギャーギャー騒ぐコになってしまった。

 

なんとかせにゃいかんと思ってます。

年が明けたら、いろいろ考えよう。

 

 

 

 

 

 


年の瀬に

2019-12-28 10:45:10 | 飼い主の独り言

今年も残りわずかになりました。

 

兄弟と一緒に年を越したかったですが、願いは叶わず。

もう猫天国についたでしょうか。

 

年を越してもそう長くないと、覚悟はしていましたが、

兄弟が旅立ったあとの生活や、まともな精神状態でいられるかは、

想像できなかったし、考えないようにしていました。

 

兄弟の不在が現実になって、意外に冷静な自分に驚いています。

今までに何匹も見送った経験も大きいですが、

神経が麻痺しているというか、

刺されても痛みを感じない精神状態であるのも確か。

姿は見えないけど、まだ近くにいるような気もするし。

毎日泣き暮らしているわけではなく、

最低限の仕事と生活はできているけど、

外に出たり人に会いたい気持ちにはなれず、

ため息ばかりついているなあ。

 

新しい年になったら、ちゃんとお別れをしないといけませんね。

あと数日、兄弟の思い出にどっぷり浸ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


年齢詐称?

2019-12-27 16:43:08 | 猫アルバム

キャツらは病院通いが多かったので、

スケジュール帳に動物病院の診察券をはさんで、

肌身離さず持ち歩くのが習慣でした。

 

来年のスケジュール帳に中身を移し替えていて、ハッと。

古い診察券、もう持ち歩く必要ないんだ・・

診察券に名前がある6匹は、全員猫天国に行ってしまって、

これからは、はたけちゃんの新しい診察券だけでいいんだね・・

 

記録がぎっしりの古い診察券を眺めていて、またハッと。

兄弟の誕生日がH15年? ということは、2003年生まれ?

2003年生まれということは、今年16歳、来年の4月に17歳だったの!??

 

てっきり15歳と思っていました。

わが家で、自ら産婆をしたコたちなのに、誕生日があやふや・・

兄弟ごめん。こんな飼い主で。

目標はパパ猫と同じ18歳だったけど、もし16歳まで生きてくれたのなら、少しだけうれしい。

 

 

 

 

 

 

 

 


朝からケンカ

2019-12-26 13:53:47 | 飼い主の独り言

というか、飼い主が一方的に怒ってただけですが・・

 

はたけちゃんはたくさん草を食べたいタイプなので、冬は草不足になりがち。

猫草買うと高いし、基本的には自家製です。

小さなプランターに猫の草のタネをまき、デロンギの上に乗せて保温をして、

(真似する場合は自己責任でお願いします!)

あと少しで出せるというところで、はたけちゃんがひっくり返してすべてがおじゃん。

こうなることは予想できたし、彼女を責めるのは酷ですが、

ここまでくるのに2週間以上かかったので、がっかりすぎる。

床も泥だらけだし。

 

思わず怒ってしまいました。

 

ダメなことはダメって覚えて欲しいから、

つい人間の子どもみたいに叱ったり、言いふくめたりしてしまいますが、

どれだけ伝わっていて、理解できているかは不明。

 

あー。また最初からやり直し。

そういうことをすると、大好きな草を食べられなくなるの、わかってる!?

 

 

 

 

 

 

 


毎日はたけちゃん

2019-12-24 10:43:59 | 猫アルバム

はたけちゃんの短くて太いおててがかわゆすぎる件。

 

愛猫家は、猫にもっと遊んでもらいたい方も多いと思いますが、

当飼い主は正直にいいますと、猫と遊ぶのが苦手。

飽きっぽい猫以上に飽きっぽいためです。

 

とくにはたけちゃんは遊び好きで、お相手が大変。

飼い主は10分くらいで飽きてしまいますが、30分くらいは遊んで欲しそうな様子。

今までは、兄弟はじめ温厚なおじちゃん、おばちゃんたちが、

はたけちゃんの相手をしてくれていたので、

飼い主は、遊びは免除されていました。

 

これからは、飼い主が遊び相手になるしかありません。

はたけちゃんが、さみしい病、つまんない病にならないように、

ぜえぜえしながら遊ぶ努力をする毎日。

 

幼い子を残して、奥さんが亡くなってしまったシングルファザーの気分。

慣れないお弁当を作ったり、幼稚園の送り迎えをしたり、おままごとにつきあったり。

エビゾーさんちも大変だろうな。

 

でも、前みたいにご機嫌なはたけちゃんに戻って欲しいから。

飼い主、がんばる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


夢でまた会えた

2019-12-23 11:58:26 | 飼い主の独り言

昨晩深夜のEテレの科学番組で、夢についてやっていた。

あまり夢を見ないほうだと思ってたけど、

起きたときに覚えていないだけで、

誰でも睡眠中に少なくとも3〜4回は夢を見るのだそう。

 

夢を忘れてしまうのは、ある神経が、夢を消去する働きをしているらしい。

消去される夢とされない夢の違いまでは触れていなかったけど、興味深い。

 

旅立ったキャツらはみんな、一度は夢に出てきてくれる。

たいてい1回きりの特別出演で、何度も出てくれるコはいなかった。

忘れてしまっただけなのかも。

 

また夢で兄弟に会えるかな、なんて思って寝たら、さっそく出てきてくれた。

かなり弱っていたものの、窓辺で静かに日向ぼっこをしていた。

 

はたけちゃんも、兄弟の夢を見ているだろうか。

変な鳴き声でしばらく叫び続けて、

そのうちおじちゃんたちのクッションにうずくまって静かになるのを、

日に何度か繰り返している。

兄弟のことをまだ探しているのか、

自分でもよくわからない感情に突き動かされているのか。

猫がこういう鳴き方をするのは、よい精神状態でないのは確か。

 

もともとは、いつもご機嫌なコだったので、

はたけちゃんの笑顔が消えてしまったのが切ない。

さみしい病、つまんない病にならないように、なんとかしなきゃなあ。

兄弟も心配しているだろう。

 

せめて、夢で大好きなおじちゃんたちに会えますように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


猫のサンタさん

2019-12-22 13:16:47 | 猫アルバム

年末年始に備えて買いだめした腎臓ケアの療法食と介護用の高栄養のごはんが

ダンボール1箱分くらい余ってしまった。

せめて年は越せると思ってたから。

あんなに慌てて行かないで、全部食べてからでよかったのに。

もう、高かったんだからね。

飼い主はいつもこんなこと言ってるけど。

 

はたけちゃんにはまだ早いので、

ときどき寄付している大阪の動物の孤児院に連絡して

これまたいらなくなってしまったペットキャリーに詰めて、

小さなクリスマスカードを添えて発送した。

 

ちょっと、トナカイのソリっぽい。

猫のサンタさんからのプレゼント。

少しでも役立ってくれれば、兄弟も喜ぶだろう。

 

 

 

 

 

 


心の揺らぎ

2019-12-20 15:08:50 | 飼い主の独り言

とある物書きの方の猫ちゃんが

余命1か月のガン宣告をされて、

闘病の様子を頻繁にツイッターにアップされている。

(その気持ちはわかります)

 

ステロイドと抗がん剤治療を選択され、

この先食べられなくなったら、

そのときは点滴で延命はしたくないと書かれていて、

そういう考えもあるんだなあと。

 

じろの場合、抗がん剤治療まではしない、できない。

でも、できるだけ体をラクにしてあげたくて、

点滴は積極的にやっていた。

 

複数の選択肢があったとして、

同じ条件で同時に試して比較はできないから、

どの治療法が正しかったのかは、結果論も出せない気がする。

 

揺らがないと腹をくくって決断したことも、

もし抗がん剤治療をしていたら?

鼻カテーテルをしていたら?

もうちょっと苦しまずにすんだかなとか、

やっぱり少し揺らいでしまう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


夢で会えた

2019-12-17 10:06:08 | 飼い主の独り言

朝、そろそろ起きなきゃとうつらうつらしているときに、夢を見た。


はたけちゃんにごはんをあげていたら、

ぼくもちょうだいってじろが催促にきて、ごはんをあげた夢。

一瞬だったけど、夢でも会えてうれしかった。

夢って、すぐ忘れてしまうからメモ。


今思うと、行動は完全にじろだったけど、

姿はいっくんに似ていた気もする。

兄弟が合体して出てきたのかな。

 

 

 


 

 


 

 


いつも見てる

2019-12-16 15:36:46 | 飼い主の独り言

はたけちゃんがときどき雄叫びをあげるのは、

おじちゃんたちを探しているんじゃないだろうか。

おじちゃんたちは、どこかに隠れているだけだと思っていて、

どこにいるのー 早く出てきてーって、叫んでいる気がする。

お母さんが死んじゃったのを理解できない小さな子どもみたいで切ない。

 

ときどきこみ上げてくるときもあるけど、

はたけちゃんが心配で、飼い主は涙も引っ込んでしまう。

 兄弟が、はたけちゃんに悲しい思いをさせないようにしているのだろう。

 

とはいえ、一日中一緒にいられるわけじゃないし、

仕事やほかのことに集中したいときもあるし、

ついつれない態度をとってしまったときは、

「あ、兄弟に怒られる。兄弟ごめん」と心の中で謝って、

はたけちゃんをぎゅうぎゅう。

 

おじちゃんたちに会えないのはさみしいけど、

おじちゃんたちははたけちゃんのことが今も大好きで、

心配しながら、ずっと側で見ているからね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


夢の中で

2019-12-14 17:55:19 | 猫アルバム

兄弟が2日違いで旅立って、1週間も経っていませんが、

思ったより冷静にすごしています。

これも、猫神サマと兄弟の采配だろうと思います。

飼い主のためではなく、はたけちゃんのため。

飼い主がボロボロで使いものにならないと、はたけちゃんがかわいそうだから。


はたけちゃんは、ときどき金切り声をあげています。

何を考えているのかな。

いつも3匹で団子になっていたクッションを戻したら、ちょっと安心したようです。


じろが口にトラブルあったから、よだれがすごくて、

クッションも1回洗濯したけど、匂いが全然とれない。

でも、はたけちゃんにとっては、

おじちゃんたちの匂いがたっぷり染み込んだクッションは、宝物だと思う。

動物には、存在と同じくらい、匂いって大事だよね。

 

ぼっちでクッションに丸くなっているはたけちゃんを見るのは、いじらしくて切ない。

夢の中でおじちゃんたちに、いっぱい遊んでもらってね。





 

 

 

 

 


猫の神サマ

2019-12-12 11:56:24 | 飼い主の独り言

昨日じろを担当してくれたお姉さんに、

いくら兄弟でも、こんな早いのってないですよ・・・と涙ながらに言われましたが、

ペット葬儀社の人に言われるくらいだから、そうなのかもしれません。

 

不幸の上塗りみたいですが、

猫の神サマの采配、ダメ飼い主への、兄弟の最後の愛と感じています。

無理してポジティブにとらえているのではなく、自然にそう感じるので、自分の感覚を信じたい。


いっくんの旅立ちを悲しむ間もなかったのと、

じろの旅立ちがあまりに静かで穏やかだったことに救われました。

 

おそらく、人生最初で最後だと思いますが、兄弟の産婆をした日が思い出されます。

最初に、ガチャガチャみたいにポコっと、いっくんが転がり出てきました。

猫の出産と育児の本によると、だいたい20分間隔で次のコが生まれるはずなのに、待てど暮らせど出てこない。

2時間くらいして、モタモタ出てきたのがポチャポチャのじろでした。

 

プンちゃんママのお腹の中からずっと一緒だった兄弟は、

同じ砂時計を持って生まれてきたのだと思います。

いっくんが一足先に生まれたから、旅立つのも一足先。

じろはモタモタ出てきた分、旅立つのも少し遅れて。

今ごろは、おっそいなあと待っていたいっくんに、追いついたことでしょう。

 

突然ぼっちになってしまったはたけちゃんの元気がなくて心配です。

兄弟も心配していると思います。

はたけちゃんを見守ってね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


兄弟の旅

2019-12-11 20:06:19 | 猫アルバム

無事じろを見送ってきました。

 

いっくんと同じササミの水煮とカリカリのお弁当を持たせて。

じろはごはん命だったので大盛りです。

いっくんが目を三角にして怒りそうですが、ケンカしないで仲よく分け合って食べてね。


2日後にまた? となるのが目に見えていたので、

同じところにお願いするのは、はじめ躊躇しました。

でも、どこも同じような予約状況で、結局いっくんと同じところで火葬にしてもらいました。

担当のお姉さんが、びっくりしながらも一緒に悲しんでくれて、お願いしてよかった。

お姉さんも、10歳の兄弟猫を3匹飼っているそうで、重なるところがあったようです。

お寺に勤める知人に顔や雰囲気が似ていて、妙な安心感もありました。

 

待ち時間に読んだ小説に、

「人は死んだらどうなるの?」と、ティーンエイジャーの主人公が祖母に問うシーンがあり、

「体は生まれてから死ぬまでのお付き合いだけど、魂はもっと長い旅を続ける」と、祖母が答えていました。

 

カトリック信者だった昨日の叔父の告別式でも、

病気に苦しんだ叔父の死を、

神父さまが「病の苦しみからの解放、新たな出発」と言っていました。

 

今は悲しみよりも、ただたださみしいです。

家の中がしんと静かで、広く感じます。


蛇足ですが、お姉さんがとてもていねいに納骨してくれて感謝です。

いっくんの担当がちょっと雑な男性で(昨日の叔父のほうがもっと雑だったけど・・)

一番小さな壺に無理やり押し込んでくれたのと

じろのほうが少し骨が大きくて、骨壷に大小ついてしまいましたが、

これも兄弟らしくて、まあいいです。

 

9日前には仲よく一緒にお水を飲んでいたのに・・

今ごろ兄弟でトコトコと猫天国に向かっていると思います。涙。