数日前、初めてまこちゃんが夢に出てきた。
いっくん、じろ、まこちゃんの三兄弟は、生まれた時から完全室内飼いだが、
前の家でしょっちゅう脱走して、まこちゃんが一番捕まえるのが大変だった。
夢ではじろが脱走して、捕まえようとガラス戸をあけたら、
戸の前に三毛猫が後ろ向きに座っていた。
まこちゃん? いたの!? なんで!!?
なんとなく夢だとわかっていたけど、夢の中でも逢えたのがうれしくて、
元気な時にしてあげられたかった愛情たっぷりのハグをしようと抱きかかえたら、
旅立つ前の2キロを切ったガリガリのまこちゃんになって、
少しでも力を入れたら灰のようにぼろぼろ崩れそうで、ハグしたくてもできなかった。
夢で逢えてうれしい気持ち半分、夢でもハグできなかった切なさ半分。
悲しみは時が癒してくれても、後悔を消すことはできないのかもしれないな。