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分水嶺

2006-10-24 15:59:03 | 日記・エッセイ・コラム

世界の屋根は心のよりどころを求める人間のためにあるようだ。チベットからネパールを経て印度を目指す僧侶にとって、ヒマラヤは命を分ける場所になっている。分水嶺というよりも分命嶺と呼べるかもしれない。

中国国境警備隊によるチベット僧銃撃事件は、中国の説明では説明しきれない映像が映っている。一部始終を見ていた登山家たちが世界に配信したことで、中国の行っているチベットへの弾圧の一部が明るみになった。

無抵抗の人間を平気で銃殺する国が何を言っても説得力はないだろう。命をかけてまで印度のダライ・ラマ14世に会おうとする僧侶。精神的支柱は今もなお健在なのだが、余りに遠いのだ。

「中華思想」。なんとおごった表現だろう。彼らは自分たちが世界の中心であり、漢民族以外をいかに低く取り扱っているのかが良く分かる。彼らは人間的には世界レベルにはないのだと思う。


役者魂

2006-10-24 11:17:53 | 日記・エッセイ・コラム

先週から始まった「役者魂」。これは面白い。どうしてこんなに面白いのかなと考えてみたら、みんなが対等に会話していることに気がついた。それぞれが自分を中心に会話を進めるのだけれども、時に相手を思いやる場面も見受けられるけれども、基本的に対等なのだ。子どもと大人ですらそうなのだ。身よりのいない主人公(松)と身寄りがありそうな役者(藤田)はお互いを気遣うわけでもないのだけれども、これから色々と紡いでいくのだと思う。アクのない主人公(彼女に悪役は似合わないだろう)と地味なようでそうとも言い切れない役者は、周りを巻き込みながら、共に成長するように感じた。