先日
「全体像を知り一番がっかりしたのはナポレオン」
と書きましたが
逆に私の中で
好感度爆上がりした人が
江戸幕府大老「井伊直弼」です。
歴史の教科書には
「安政の大獄（吉田松陰や渡辺崋山を処刑しました）」と
「桜田門外の変（井伊直弼が水戸藩脱藩浪士たちに暗殺されました）」
の２つだけが載っていますので
「江戸庶民の事など眼中にない権威をかさにきた強権の人物？」と
私は勝手にイメージしていました。
でも違ったのです！
井伊直弼氏は
幼少期・青年期と大変な苦労をした人で
政治に携わってからは
領民思いのとっても良い藩主だったのでした！
もう少し詳しく書きますね。
直弼は彦根藩１４代藩主井伊直中の
「１４男（母は側室）」として生まれました。
兄たちは皆
名家に養子として出され
父の死後は三の丸にあった屋敷に２歳下の弟と共に
部屋住みをしていました。
ある日
養子の話が来たのですが
「若い方が新しい環境に適応できるだろう」という事で
弟の方が選ばれ屋敷を去ってしまいます。
ひとりになってしまった直弼は
その後１７歳から３２歳までの１５年間
「今後花が咲く事はないだろう」という意味をこめ
自分で名付けた「埋もれ木舎（や）」で
３００俵の部屋住みとして
過ごしました。
「一生 ここから出る事はないだろうな」
と思いつつも
無駄に時間を過ごす事はせず
国学、茶道、兵学、居合術などを学び
賢さを身に付けていったそうです。
１８４６年 直弼３２歳の時
転機が訪れました。✨
１５代藩主井伊直高（直弼の兄に当たる）の養子となっていた
井伊直元（こちらも兄）が亡くなり
跡継ぎがいなくなってしまったため
直弼が直高の養子となるため江戸城に呼ばれたのです。
１８５０年 養父となった井伊直高の死去を受け
直弼は３５歳で１６代彦根藩主となりました。
藩主となったあと
例えば飢饉の時には藩の貯蔵米を領民に
差し出したりと善政を行い
領民にもとても慕われていたそうです。
＊
どうですか？
歴史の教科書に載っている姿と
まるっきり違ったでしょう？
いやぁ…
ジェットコースターみたいな凄い人生だったのですね。
特に埋もれ木舎（や）での１５年を
たったひとりで腐らずに前向きに過ごした事が
素晴らしいですし
のちの幸運を呼んだのかもしれませんね。
＊
こうしてみると「安政の大獄」は
人民の命を大事にしてきた
井伊直弼らしからぬおかしな決断でした。
「井伊家」は徳川幕府の重要な家臣でしたから
自分のポリシーより幕府を守る事を
苦渋の決断で選んだのかもしれません。
そして人生でたった一度のこの間違った判断が
命取りになってしまったのかなぁ…
と番組を見た直後の私はそう思いました。
＊
岸田政権についてあれこれ考えている今は
もしかしたら
もう１つの意味もあったのかもしれない
などとも
思っている私です。
＊
さて昨日は仕事は休み。
火曜日ですが代理で事務局当番をしました。
いつも他の方に代わって頂いているので
可能な時は
少しでも役に立ちたいと思っての事です。
普通にいろいろとあり
普通に忙しかった１日なのでした。
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さて今日の
「５２ヘルツの鯨の呟き」
❶フランスで大きな出来事があったようです。
岸田総理と似ている政策を行っている
マクロン大統領が
欧州議会選挙で大敗したそうです。
グローバリストではなく国民が支持する政党が
勝ったのです。
❷アメリカではバイデン大統領の次男が
虚偽の申告をして銃を不法購入した罪で有罪になりました。
（彼には違法薬物使用や小児性愛などの報道もあります）
現役大統領の子どもの逮捕は
初とのことです。
下の記事はバイデン大統領のコメントです。
私的にはちょっと意味が分かりませんけれど。💦
⇩
❸そして日本でも‼
今国会中に草案を提出しようとしていた
「改憲原案」を見送りへ！
岸田総理の総裁任期中の実現は断念した
との事です。
あぁ。
ひとまずだけど良かった！
風が吹いてきたんでしょうか？
野党の皆さん SNS上の皆さん
どうもありがとうございます。
私は今年の１月２日に
岸田総理が
「憲法を改正します」と番組で言っている動画を
SNS上で見て
「えっ？何ですって？」と驚き
そうはさせまいと必死で
ここまでずっと
情報収集と発信に努めてきました。
まだ諦めてはいないと思いますが
期間は延びたわけで
これから国民ができることは増えたと思います。
頑張って完全阻止しなければ
ですね。
だってこれですよ。
⇩
アメリカのミサイル不足を
日本が補填し共同生産だそうです。
たとえ我が国が戦わないとはいえ
日本が作ったミサイルが
他国の人々を苦しめたり命を奪ったりするだなんて
本当に嫌だし信じられません。
これは確か
閣議決定でしたよね。
多くの国民は賛同していないので
ミサイル共同生産は憲法違反だと思います。
こちらも即刻
取り下げて頂きたいと思います。
