4つの務め
新聞の投稿「こだま」に、父が話していたとして投稿紹介された言葉。印象に残るものだったためここに記録したい。
親の務めは「子を産んで見せる」「育てて見せる」「老いて見せる」「死んで見せる」の四つであると。投稿者は子供側の、見る立場。父はすでに他界し、認知症が進んでいる母と暮らしている。今、老いを見、やがて死を見るだろう。親は務めを全うすることになると。そしてその時、「子の務め」子の生きざまが問われるだろうと。
さて、「育てて見せる」ことにも深さがあることを知っている。子が当たり前に育つには、食べられる、殴られない、愛情を感じて育つ、こんな自分にもできると自信がつき、こんな人になりたいと目標を持つ、の5項目が必要だと。ところが、感じる愛情に兄弟差などがあり、できるとの自信にもレベル差があるだろう。なりたい目標の人も別の側面を持っている。
子供は自分で、自身の弱い部分を克服しながら生きることになる。その力を持つように育つことが求められる。簡単なことではない。しかし「自分の人生、一歩ずつ辛抱強く前進」するのみだ。
2016年統計では、74才が日本人の平均健康寿命だったという。私は現在67才。これから、親の務めの後ろ二つを実践することになる。どちらも、自分で積極的にするものでもないようだ。そこで、行動は、やはり「今、努力中の目標に向かい前進」することだろう。それが一つ目の実践。そう感じている。
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