山人ワールド

山旅近況報告や日々の出来事などが書かれた日記です。

熊さんに出会った~

2012年07月30日 | 沢登り
前夜発で7月27日~7月29日と2泊3日で八幡平の沢に行ってきました。

ルートはこんな感じです。
小和瀬川中ノ又沢明通沢~大深沢ヤセノ沢(下降)~大深沢関東沢左俣右沢~大深岳~松川温泉

熊さんの出会ったのは小和瀬川中ノ又沢明通沢の上部。沢が細くなってややヤブっぽくなってきた場所です。ヤブを手でどけて、左に目をやると真っ黒で丸いものが目に飛び込んできました。距離は2~3mほどです。

「くま、熊、熊だ~」と叫んで5mほど後ろを歩いているモコモコさんのもとに急いで駆け寄りました。


モコモコさんに興奮した口調で「熊だ~くっまっ」と叫んで2人で首にぶら下げている笛を吹きまくりました。


モコモコさんは、熊を見てはいませんでしたが山の斜面を何かが逃げて行ったのは見たそうです。


ということで、二人ともに無事でした。運が良かった点は、お尻を向けていたということに尽きると思います。正面を向いていたらと思うとぞっとします。


松川温泉に降りる途中にある水場にあるボロボロ標識。熊の仕業なのだろうか?
「人間むかつく~こんなの立てるな~」という抗議か?




関東沢の大滝 右岸から巻きました


釣りのこだわり

2012年07月24日 | 沢登り
沢登りを始めたころは岩魚釣りはしていなかったです。

沢を山を楽しめる余裕がなかったのかもしれないです。ただ単に目の前の滝を登り、右へ左に折れ曲がる沢をひたすら進み稜線を目指してまっしぐらといった感じです。山菜もさっぱり分からなかったです。

最近になってようやくウド、コシアブラは完璧に嗅ぎ分けられるようになってきました。モコモコさんの嗅覚は特に鋭くなってきた感じです。動物化してきているようです。本人に「動物だにゃ」というと怒るので「すごいな、モコモコさんは!(^O^)」と褒めています。


さて話は変わって岩魚釣りのこだわりについて。釣りに目覚めたのもここ4~5年。初めはぶどう虫を釣り具屋さんから買っていました。

しかし、服部文祥さんの本を読んでやはり美しくないし岩魚に対してフェアでないように思いました。そこで、地道な現地調達ということで川虫(エサ)を探してから釣りを開始するということにしました。
 これが山モコのこだわりです。

報告遅れましたが、ホームセンターで買ったこの手袋なかなか使えますよ。なんといっても598円ですから!



講習会に行ってきました モコモコメモ

2012年07月22日 | 日記
加入してる山岳保険主催の講習会にモコモコさんが行ってきました。

内容は、第一部 山の熱中症と低体温症に備える、第二部 山岳遭難事故・遭難救助費用の実際
の二部構成でした。

熱中症は最近よく取り上げられているので、低体温症の方に比重がおかれてました。
 ポイントとして押さえておいた方がいいと思ったのが、
  熱中症
   ・気温28℃を超えると急に熱中症発症率が上がる
   ・のどがカラカラになる等時点でイエローカード
     (そういえば、砂漠の人はのどが渇く前に十分に水分を意識的に摂っていると何かで読んだ)
   ・何もしなくても一日2リットルは自然に出て行く
   ・多量の汗をかいて脱水症となるというよりは『脱塩水症』と考えるべき
   ・水分補給だけでなく塩分も摂ること
     スポーツドリンクが手っ取り早いが、代わりに水1リットルに対して塩3g及び砂糖40gを溶かしたものでもよい。甘いが、糖分と一緒に撮ることで体への吸収が早い。

  低体温症
   ・低体温症は意外にも認識度が低い
   ・体温を奪う現象には、対流(風)、伝導(濡れ)、蒸発(汗)、放射(服を着ることで防ぐ)
   ・低体温症になりやすい気象条件は、雨または雪の気温10℃以下で風速10m/sec
   ・体温と症状(ここでいう体温は直腸温)
     36℃:寒さを感じる、寒気がする
     35℃:震えが始まってくる
     35~34℃:歩行は遅く、よろめくようになる。震えが激しくなる。
          口ごもるような会話になり、時に意味不明の言葉を発する。
          震えながら眠くなる
          軽度の錯乱状態になる(奇声・意味不明の言語を発するなど)
   山ではここまで、これ以前に回復措置を取らなければ死に至ることあり
   その理由として、体温の下がる速度は加速度的で、低体温症の悪化が早い 具体的には体温が15分で1℃下がることがある。
   *低体温症になったら山中では時間的猶予はない

知らなかったことはもちろんのこと、知っているようで知らなかったことが分かったりとなど色々と勉強になりました。

以上簡単ではありますが、忘れないうちにメモメモ。

 どうでもいい話。
「おしっこ病」と山モコの間で勝手によんでいる症状があります。
これは山人だけに起こる症状です。

どんな症状かというと
・下山または平地を歩行時に水分を補給するとおしっこが早いペースで出てくる
・約15~20分置きにしたくなる
・水分がでたので、調子に乗ってまた水を補給する
・するとまたしたくなる
この繰り返しでモコモコさんには「え~まだでるの~」と言われます。
と言われてまた調子に乗って水を補給。また出る。といった具合。


いや~どうでもいい話でしたが、同じ症状の方いますかね?        

ナメック

2012年07月17日 | 日記
あんまりこのネタはやりたくないのですが、出会ってしまったのでしょうがないのでUPしますね。

やはり飯豊といい朝日といい、この山域には底知れぬパワーがあるのに違いないです。はい。

2012年7月15日

天候 雨 

場所 権内尾根 カモス峰付近




興味のない方や苦手な方はクリックしては駄目ですよ。
認めたくないけどやっぱり、毛布の色に少し似ているような気がする・・・・。


2012年夏 飯豊連峰縦走

2012年07月16日 | 山登り
7月12日~7月15日の3泊4日の日程で縦走してきました。

御西小屋の管理をしているkenrokuさんの慰問が最大の目的。kenrokuさんの素晴らしい仕事ぶりに感心の連続。また、無線交信でサポートしていただき感謝です。

また駄目もとで、門内小屋の管理人さんにお会いするのも楽しみの一つとして入山しました

1日目 雨 川入~三国小屋(宿泊)
2日目 雨 三国小屋~本山~御西小屋(宿泊)
3日目 雨 御西小屋~北股岳~頼母木小屋(宿泊)
4日目 雨 頼母木小屋~エブリ差岳~権内尾根~大石ダム


入山から下山まで見事に雨に降られてしまいました。
そんなことで、天候には見放されましたが飯豊にはやはりいい出会いがありました。三国、御西、頼母木と同宿したお二人の明るさにガスガス縦走の中では救われました。

写真はどれもガスガスで、見栄えはしませんが飯豊で知り合った方々と貴重な写真が残ったので大満足です。

最後に予備日が余ったので新潟へ移動しマリちゃんとお酒が飲めたし大収穫の5日間でした。

 レポがたまってますが、、優先的に取り掛かりたいと思います。



記憶に残る楽しい思い出が残った御西小屋



2012シーズン沢

2012年07月02日 | 沢登り
 山モコもようやく沢シーズン突入です。



守門岳の近くにある中津又山に源をなす中津又沢を6月30日~7月1日の1泊2日で行ってきました。



沢自体は3分の2がゴーロ歩きに、残り3分の1に魅力が詰まっているという我慢の沢でした。


シーズン初めということで、焚火場所を上流に設定した為に一晩中燻される羽目になったり、


テン場のポイントを即決できず日没すれすれまでの行動と反省点の多い沢旅となりました。



帰りは「二口」登山口から、守門温泉までの忍耐の車道歩きとなりました。温泉求めてどこまでも・・・。



レポはのちほど。



ようやく癒しが始まった




上流部のスノーブリッチ 潜って通過 




ヒメサユリと守門岳