未来社会を夢見る山下ゆみのブログ

アラ還真っ只中の暮らしと関心ごとを綴っています。最近の日本、おかしなことが多すぎる!と行動に。

ドイツの戦後と「過去を直視した」指導者

2015-02-13 06:59:52 | 平和
 2月15日号のしんぶん赤旗日曜版で、ドイツのことが紹介されています。
 「シリーズ 戦後70年を考える」の中で、「侵略の『過去克服』 政府も 市民も」という見出しの記事です。政府の責任で取り組んできた被害者への補償や、ナチスの罪を記憶して未来の平和に活かそうとする人々の取り組みがわかります。

 日本と違い、ナチスの戦争犯罪を事実に基づき徹底的に追及し、国家として補償と謝罪をしていることは聞いていましたが、それを繰り返さないために、教育を重視していることがよくわかりました。
 初めて知ったのは、「国際教科書」をつくってきたということです。外国について「排外主義的」な考えを抱くことは、争いごとの本です。和解をすすめるために、共通の歴史認識に基づく「教科書」で子どもたちが学ぶことは、相互理解への大きな力となることはよく理解できます。
 
 なんとこのような教育を進めるよう、第一次世界大戦後に国際連盟で提起したのは、日本の教員連盟だったそうです。その結果、国際連盟に「教科書改革の委員会」が設けられたそうです。
 その流れをくむのが、ドイツの「国際教科書研究所(GEI)」で、ポーランドとの間で長い議論の末、2008年に「共通教科書」ができたとのこと。

 うーん、第一次大戦後の反省の上に「教育」の重要性が国際的に認識されていたにもかかわらず、第二次大戦が起こってしまったんですね。世界の良識に目を向けない政治家が実権を握ると、国は暴走するということか…。
 今の安倍政権を見れば、うなずける言動が多すぎます。

 しんぶん赤旗、ぜひお読みください。
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