今週末は台風の影響で土曜日は雨だった。翌日の日曜日には秋晴れになるということで紅葉狩りを目的に奥秩父の山へ出掛けることにした。マイカーで山歩きに出掛けるのは約3ヵ月半ぶりのことである。その訳は尾骨を骨折してしまい、椅子に座ると患部が圧迫されて痛みを発したからだ。今ではだいぶ良くなってきて、痛み出したらちょっと尻をモジモジさせれば多少の長距離運転も大丈夫なまでに回復した。健康であることのありがたみを噛みしめているしだいである。奥秩父は年に必ず1度は訪れてみたい場所だ。登山者も少なく、静かに山歩きを楽しめ、南アや富士山が望めるのでお気に入りのひとつである。特に和名倉を眺めると、これといった特徴のある山容ではないが何故か心が落ち着く。あのドカッとした山の姿は縦走路から外れ、存在感のある山だと感じている。また、初冠雪の便りもあちらこちらから届く時季になった。季節は確実に進んでいる。紅葉した写真を拝見すれば焦る気持ちは隠せない。早くこの目で見たい。早く紅葉狩りに行きたい。そんな心待ちにしていた休日の秋晴れの日がやってきた。そして、あれこれ考えたが、やはり行きつけの三ノ瀬へ車を走らせることにした。車は下山口に比較的近い場所の中川橋近くの広場へ駐車させた。将監峠入口へ向かう途中、1台のマイクロバスが上がって来た。山梨ナンバーだったが登山者だと思える人がたくさん乗っていた。乗車している方から軽く会釈されたのでそう考えた。そして、どんな秋に出合えるのか、ワクワクしながら山へ入る。 . . . 本文を読む