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信仰の山 『金峰山』へ登る

2011-08-12 22:42:10 | 最新情報

前回、7月18日「海の日に山へ!」では、『瑞牆山(みずがきやま)』へ登りました。

次は、やはり瑞牆の次は金峰ということで、8月9日(火)、古くから信仰の対象であり、奥秩父の盟主ともいわれる『金峰山(きんぷさん)』に登ってきました。

今回のルートは、瑞牆山荘から富士見平・大日岩を経由して金峰山頂へ、下りは同コースを戻る全行程約11km、標高差約1080mです。

                          
増富温泉郷を過ぎると美しい渓流、車を停めて思わず1枚。
                  
瑞牆山荘前の登山口をスタート、富士見平までは瑞牆山方面と同じコース。                                        前回は3名、今回は「ひとり」なので、多少の不安がよぎります。
                              ベンチがある格好の休憩ポイント、木々の間から瑞牆山の白い岩峰が見えます。                                                                        富士見平小屋、金峰山と瑞牆山・小川山への分岐点です。数名が休憩していましたが、金峰山方面に行く人は誰もいません。やはり「ひとり」です。

                                                                                                                                                                                                                                                                          昨日の雷雨の影響か、登山道がところどころ川になっていました。                                                    右下に『大日小屋』 、まだ登り行程の半分にも満たない。                    大日小屋から20分ほどで『大日岩』に到着、岩の下を左に巻くように登ります。                                      『砂払ノ頭』 岩ゴツの尾根、滑りやすい。                                                    『千代の吹上』 右側(山梨側)は切り立った断崖、このころから空が暗くなり、遠くからゴロゴロと音が聞こえてきました。

                                                 千代の吹上を越え、さらに稜線を『五丈岩』目がけて登ります。

                                                                                                           金峰小屋への分岐                                                                         疲れがピーク、滑らないよう注意しながらさらに急登。                                                                  晴れ間が見えるが、ゴロゴロ音がどんどん大きくなってくる。                            ついに、『五丈岩』の後ろへ到着、岩の左側を巻いて上ると山頂は目の前。                          五丈岩(高さ約15m)の正面、巨大な花崗岩は金峰山信仰のシンボル。                                         金峰山は、古くから甲州御嶽山といわれ、修験道の開祖、役小角によって奈良県吉野の金峰山から蔵王権現を勧請したことに始まるとされ、五丈岩を本宮としています。また、日本武尊が東征の際、金峰山に登り、この山が霊地だと感じ、岩の下に社殿を建てたといわれています。                                 山頂は、五丈岩の目の前。三角点の標高は2595m、山頂は三角点のすぐそばの岩で2599mです。富士見平の分岐から山頂までの間、大日岩の近くで下山者1人とすれ違った以外は誰にも会わず、山頂には私以外で7名しかいませんでした。今にも雨が落ちてきそうな空模様、冷たい風が吹いてきたで、急いで昼食のおにぎりを食べ始め、2個目の途中でついに雷雨、私以外の人たちは全員『大弛峠』方面へ下山、早々に雨具を着用し、またもや「ひとり」で下山を始めた。

                                                                 まだ雨は降っています。山頂への名残惜しさもあり、下山しながら振り返ると、登りよりも険しく感じ、より慎重に下ろうと意識した場所。

                                              ロープ場も、濡れて滑りやすくなっています。                     雨は止みましたが、濡れた岩と木の根が混在し転倒しやすい場所、足の置き場に注意しながら歩を進めます。

                        瑞牆山荘前に無事下山、下りは富士見平まで誰とも会わなかった。                                               登りが約4時間40分、下りが約3時間20分、約8時間の行程でした。

山梨は名山がいっぱい、体調や装備を整え、安全に登山を楽しみたいものです。

◆ずっと「ひとり」だったので、気分転換に『きのこ』の写真を撮っていました。                                  【金峰山きのこコレクション】                                        

  

  

どれが食べられるのか、名前もまったくわからず。