6月18日午前7時58分頃、大阪府北部を震源とする震度6弱を記録する地震が発生し多くの被害をもたらしました。
この地震に於いて亡くなられた4名の方々には心よりお悔やみ申し上げます。
また被害に遭われた方々にはお見舞い申し上げます。
地震が発生した翌日に、所属するDRT-JAPANやその他の連携団体も茨木市に入り
現地にベースを設置し活動を開始いたしました。やまきもその週の土曜に茨木市へ入り活動を開始しました。
到着するまでの道中は大雨でしたが、何とか茨木に着く頃には雨も上がり、現場のロケハンならびに会議や打ち合わせに参加しました。
翌日、朝のミーティングを行い
前日にロケハンしてあった現場2件に着手しました。
1件目は倒れたお庭の灯籠の片付けです。
阪神大震災の時にも倒れたらしく、そのときの傷も残ってましたが、
今回はその時よりも揺れも大きかったとのことで、やはり倒壊。
耐震対策を施すことをお薦めし、また倒壊のおそれのある灯籠は綺麗に片付け
心配なさそうな物は直しました。
何とか前面の道路の切り込みにユニックをねじ込み(この隙間に入ったからホントよかった)
クレーンのブームをシュルルルル~っと伸ばしまして
土建屋が寄っても灯籠の形がなかなかわからず苦労しまして、また庭師さんに見てもらってください(^^ゞ
2件目は報道でもよく流れていた、山門が倒壊したお寺でした。
ニーズとしてはこの道路に面した灯籠が傾いて危険なので対応して欲しいとのことでした。
元はこんな立派な山門だったのに。。。(以下2枚画像引用:ストリートビュー)
すぐにユニックをセットして場内へ片付けることにしました。
2件のニーズを完了したこの時点でまだお昼前。ご住職や総代さん達とお話しを進めるにつれて
この間口を塞いでいる山門も何とか片付けることになりました。
この中には保育所と霊園も併設されており、この崩れてしまった山門が全ての行く手を塞げており
復旧への足かせとなっていることがどうも気になり、他のメンバーとも相談して作業を始めました。
単なる解体であれば重機とチェーンソーであっという間ですが、残せる部材は残したいとのことで
丁寧にクレーンと人力で取り外していきます。
この辺りまでは順調だったのですが、やはりお宮さんの造りでホゾの抜き方が分からず、違う現場に出ていた
大工さんチームも全員集合して貰い、助けてもらいました。
ある程度片付いてきたところで、背中に積んでいたカニクレーンを場内へ。
これ、先日の現場で使ってたヤツですが、月曜朝一で帰り道で降ろす予定だったのでついでに積んできたものでした。
自重が1.5tあるので、何とかユニックが3段伸ばした辺りで降ろせるようになるまで片付けてようやく登場。
この頃には報道各社も集まり、一般の方々の携帯のカメラも含めて、
沢山の視線が集まる作業になりました。
カニクレーンと相吊りで大工さんの相判です。
暑い日でしたが、皆さん休憩取ることもなく必死に分解作業に徹してました。
てか、ほんと外れない抜けない。職人技って凄いと本当に感心しました。
そしてその継ぎ手を見て解析して作業をどんどん進めていく大工チームの
すばらしさにも感動しました。
大工さんが頑張ってくれてる間に、僕は歩道の障害になっている重量物を移動します。
助さんも頑張っています。てか、今回の災害に集まったメンバーがホント超豪華。
こんなフルメンバーなことって珍しいです。
夕方6時を回った辺りで何とか一通り、完了し通路が確保できました。
使える部材は全て取り外して保管し、破損が激しい木材は撤去、瓦や赤土はトンパックに入れるなどして
その後の業者さんの撤去作業がスムーズに進むよう対処しました。
メンバーの顔も晴れやかです。でも、これ、多分玉掛けをどうするかみんなで悩んでいて
答えがなかなか出なかった時だと思うんですが、もう暑いのと分からないのとで笑いが出てしまってたんですかね(^_^;)
最後に、DRT-JAPAN総帥黒さんが挨拶をし、ご住職からありがたい説法とお礼の言葉を頂戴しました。
その後、会社の方にもご住職からメールにて温かいお言葉を頂戴いたしました。
返信をしたのですが、フィルターに掛かったらしく跳ね返ってきました(T_T)
山門が新しくなった時には是非お祝いに伺いたいと思います。
現地での作業において、各種ニーズ調整等をとりまとめてくれていた
OPENJAPANのひーさんと、わが誇れる同い年・災害NGO結の代表トムくん!
いつもありがとう!!
これからも応援しています。
頑張ろう大阪!!