ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

石木川周辺を見るー古里のお墓群(20210326-①)

2021年04月04日 | 「公共工事」を考える

2021年3月26日(金)晴 長崎県川棚町石木川周辺

 今回の3月25日~27日の日程のメインとなる26日。この日の撮影量が多いので、便宜的に2つにわける。この①は、周辺、②を座り込み現場付近とする。

 私たちが現地に着いたのは、7時前。宿から1時間弱掛った。一度来ているものの(2020年12月22日、23日)、ナビ便り。現地に着いてからはすいすいと奥まで入れた。

車を停めると正面がこう。まだ静かだ。6:55

ここは地元の方々のお墓の下。人家は下にあるがお墓は台地の上にある。6:56

ここから座り込み現場に下りた。まだ誰も来ていなかった。こっちも、あっちも。私たち3人だけ。

(以下は、②で)

 何度も書いたが、前回写したファイルを回覧したせいか、多くの方々からお声を掛けて頂いた。そんななかで、3名の女性達が周辺を案内しますと車ででかけた。Yさん、Tさんを置いて私ひとりでここを離脱。Tさんから後で「どこに行っていたの?」と言われてしまいました。

 連れて行って頂いたのは岩屋地区の立て替えられたお墓群。座り込み現場から石木川に下り、岩屋方面にちょこっと行くと斜め右上に細い道が上がっていく。これを上り、下に工事現場をみながら左折。

この右下の谷が工事現場。ダムに埋まる道の代替道路建設?

仏教の基本を知らない私はこの「身口意」にきょとん。読めないし、意味など皆目分からない。11:10

「しんくい」と読むそうな。広辞苑によれば、身体的活動と、言語活動と精神活動だそうだ。どうも宗派によってこまかい解釈は違うようだが、私の理解をこえる。

「さんがいばんれい」。これはもっと高度な解釈がいるようだ。しかし、なんでもありか? 移転を容認してここにお墓を建てたのだから。11:11

道が下に抜ける。11:11

岩屋地区にあった石仏・石碑など。ここに押し込められた。11:15

正面から見るとこう。古里には家と家の間をつなぐ小径にあったものだろう。だからこそ人々に語りかけ、意味があったはずだ。11:15

岩屋地区墓地管理組合の記念碑(裏面)。11:16

解釈は色々とありうるが、釈然としない。

私を案内してくれた3名の皆さん。ありがとうございました。なお正面奥は石灰石の鉱山。11:17

移動します。石木川の木場方面へ。

地下水。清らかで美味しい水らしい。11:32

同じ場所の反対側。いつまでも水が旨い場所でありますように。11:32

水神宮付近。静か。11:32

春めく谷間。レンゲソウや菜の花が咲いていた。11:35

折角の場所なのに他人の車なので、ここで止まってとか言えなかったのが、残念。

座り込み現場に戻った。Tさんに「探したよ」と言われた。Yさんは一途に座りこんでいた。

 

 15:30頃、今日の動きはなさそうだと判断して、引き上げる。

帰路、私がお墓を案内した。

上方にお墓が整然と並ぶ。15:35

雑然と古里の石仏などが置かれている。15:36

直ぐ下では工事の重機が動いている。15:37

祈りはいつも孤独なものなのだろうか? 15:37

集合させられ、孤独にさせているものは何だろう。ここにも生きるための哲学が問われているようだ。

 

 

 

 

 

 

 



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