ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

米日空軍が東シナ海、日本海で共同演習(20210427)

2021年05月01日 | 米軍/自衛隊

 本日(20210501)の沖縄タイムスが報じるところによれば、航空自衛隊は、4月27日、グアムのアンダーソン基地の米国空軍B-52戦略爆撃機、2機との共同訓練を東シナ海、日本海で行ったと4月30日に公表したとのことだ。空自からは千歳(第2航空団ー北海道)、小松(第6航空団ー石川県)、新田原(第5航空団ー宮崎県)、那覇基地(第9航空団)のF-15戦闘機が13機、百里(茨城県ー第7航空団)のF-2対地攻撃機が2機、計15機が参加したとのことだ。

 この共同訓練は台湾有事を想定したものだろうが、中国への攻撃を面的に行うことが狙われているようだ。B-52を出撃させるとすれば、積極的な攻撃となり、戦禍の拡大は避けられまい。また、こうした演習は平時からの中国への威嚇を意味している。日本政府は、集団的自衛権の行使に踏み込むということだろう。もっともこのコンビ(米国のB-52と自衛隊のF-15)は2017年の朝鮮半島危機の際も何度も飛んでいる。

 このような布陣は北海道から沖縄まで、東シナ海、日本海をまたぐ広範囲な展開となり、特に東側は、朝鮮民主主義人民共和国、ロシアを踏み越えた中国への攻撃もありうるということだろう。もっとも最新のB-52は爆弾(核爆弾)ばかりか、対地ミサイルも搭載しており、絨毯爆撃にとどまらないものがありうるようだ。

 私たちは、こうした演習が行われていることを厳しく認識しておかなければならない。米国にも中国にも、何よりも日本政府に対して、対中戦争を慎み、際どい演習を中止するよう強く要求していくべきだ。



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