平成26年9月13日(金)~15日(日)
宇都宮ハイキングクラブ定例山行
参加者10名(男6、女4)車2台に分乗
岩手山がずば抜けて大きく聳えるほかは、あまり大きな山はなく
1400mから1500mクラスの山が点在している。
その山の間を埋めるアオモリトドマツ(オオシラビソ)の森とクマザザそして池塘が
織りなす風景を尾根から見下ろすとまさに北の大自然を感じさせる。
表から見る端麗な岩手山と違って、裏岩手は噴火の跡を感じさせる凹凸の稜線が印象的だ。
当地のリンドウは紫がこんなにというほどに濃い。実に美しい濃紫色だ。
天気にも恵まれ、北アルプスとは全く違う山々と眼前に雄大に広がる景色に出会えて、
またまた山の感動を味わった。
今回は、2泊とも無人小屋なのでザックの重量は17~18kgとなった。ずしりと重い。
9月13日(金)晴れたり曇ったり
<コースタイム>
宇都宮4:30==松尾八幡平IC--茶臼岳P(車回し八幡平Pへ)10:15-45・・・茶臼岳(1578m)11:35-12:00
・・・源太森(1595m)13:30・・・陵雲荘13:55・・・八幡平(1613m)14:15・・・
茶臼岳の車回収-松川温泉へ車回し14:30-15:40・・・陵雲荘(泊)16:00
では、写真をどうぞ!!
茶臼岳登山口。
案内板。
さあ、出発。真っ青な空の色、真っ白な雲。前途洋々かな。
リンドウがいっぱい咲いている。秋ですね。
ほら、きれい。
茶臼岳が見えてくる。円錐形の形のいい山だ。
南方面を見ると、右側に垂れ込めている雲が岩手山を包み込むように我々の視線から隔離している。
ホントにいい天気だ。気温も涼しくて快適だ。
心やさしいアザミが咲いている。
リンドウが真っ盛り。
約50分で茶臼岳の山頂に着く。
360度の展望をどうぞ。
南方を見ると雄大な岩手山が、残念ながらまだ雲の中。しかし岩手山から湧く積乱雲が
辺り一体の景色を趣のあるものにしている。
北西に目を向けると、これから向かう源太森の山頂がとがっている。
山頂で絶景を見ながら昼食だ。満足そうだね。
さて、源太森に向かう。途中、リンドウの群生にみんなカメラを向ける。
ほどなく、黒谷地湿原だ。少し早いが、草モミジが色づく。
昼食をとった茶臼岳を振り返る。歩いてきた縦走路が見えるでしょう。
八幡沼が見えてくる。今夜の宿、陵雲荘はあの沼のほとりにあるらしい。
源太森到着。茶臼岳から1時間30分かかった。
源太森から茶臼岳を望む。
岩手山の全容が微かではあるが初めて見えた。
陵雲荘経由で八幡平に向かう。沼が光る。
池塘と草モミジ。
草モミジを行く。
源太森から25分で陵雲荘だ。ここに荷物を置いて八幡平に向かう。
途中に咲くウメバチソウ。
八幡沼と左側に陵雲荘。
ここのアザミは可憐でやさしい感じがする。
八幡平到着。陵雲荘から20分。周回して陵雲荘に戻る。
鏡沼がまさに鏡のように雲と空を写す。
八幡平レストハウスに着く。ここから、松川温泉キャンプ場に車を回す。
車回しの途中、キツネに出会う。キツネは逃げるどころか、車に近寄ってくる。エサをねだっているようだ。
陵雲荘の夕餉。チタケうどんがうま~い。
食後、外に出る。八幡沼に夕日が沈む。
夕日が沈んだ後は、東山魁夷の世界だ。
お休み。
9月14日(土)曇り時々晴れ、通り雨が4度
<コースタイム>陵雲荘5:00・・・畚岳(もっこだけ)登山口5:55・・・諸桧岳(もろびだけ)1516m7:40・・・
嶮岨森(けんそもり)1449m9:10・・・大深山荘10:10-30水場・・・大深岳(1541m)10:50・・・
小畚岳(1467m)11:55・・・三ッ石山(1466m)13:15・・・三ッ石山荘(泊)13:50
通り雨に4度ほどあったので、カッパを着たり脱いだり忙しかった。
時折、青空も見せてくれたので、まずまずとしよう。
樹海を眼下に見ながらの気持ちのいい山行である。
では、写真をどうぞ!!
陵雲荘の夜明け。八幡沼に日が昇る。
岩手山もうっすら赤くなり始める。岩手山のシルエットが何とも言えない美しさだ。
これから目指す畚岳も端整な山容を見せてくれる。
畚岳登山口。朝日がまばゆい。いい天気を期待しよう。
案内板。
畚岳までもうすぐだ。
登山口から約1時間で山頂。
360度の展望だ。
鳥海山も遠くに浮かぶ。
一番右が昨日最初に登った茶臼岳だ。
オオカメノキも色づき始めた。
次に目指す諸桧岳まで1.9km。
足取りも軽く諸桧岳に向かう。
雲海と岩手山を正面に見ながら歩く。
アップで。
大平原と岩手山。
天気もいいし、気温もちょうどいい。
諸桧岳が見えてくる。
岩手山が近くなる。
いい山だなァ~。
沼が点在する。
リンドウと沼。
諸桧岳だ。美しい山だ。
しかし、山頂はまるで展望がない。
前諸桧から険阻森に向かう。
水のない石沼。
今頃、ヤマアジサイが咲いている。
これまた、展望のない前諸桧。
険阻森に向かう。
岩手山に恐ろしげな雲が懸かる。
正面に見える険阻森。ホントに眺望がいい。雄大な大自然を空中散歩するっていうイメージかな。
紅葉が始まる。
どこまでも歩いていきたい誘惑に駆られる。
険阻森が近づく。
ナナカマドの真っ赤な実。秋だ。
畚岳を振り返る。
ウツボグサが名残り惜しそうに咲いている。
急登もある。
尾根に出ると、展望が素晴らしい。
今、歩いてきた縦走路が伸びる。
オオシラビソと紅葉が絶妙なコントラストをなしている。
オオシラビソ(アオモリトドマツ)に雪が吹きつけられて、樹氷ができる。
八幡平は美しい樹氷でも有名な所でもある。
険阻森がもうすぐだ。
たまには、一人で。
畚岳が一際目立つ。
鏡沼も空と雲を映している。
リンドウが鮮やかな紫を楽しませてくれる。
大深山荘だ。
ここに水場があるので、今夜の水を確保する。
展望のない大深岳。
小畚岳に向かう。
突然の通り雨。急いでカッパを着る。
まさに部分的な雨だ。
紅葉がきれいだ。
小畚岳で昼食。
大深岳からの縦走路がクネクネと版画のようだ。
本日最後の山、三ッ石山に向かう。
また雨が・・・
雨が上がると快適な尾根歩きとなる。
三ッ石山だ。
岩手山を見ながら紅葉の中を歩く。なんという贅沢。
リンドウが濃い。
三ッ沼に写る青空の中の真っ白な雲が立体的だ。
青空と雲と。気まぐれ天気め。
三ッ石山が紅葉に浮かぶ。
岩の山頂で絶景を撮る山ガール。
三ッ石山山頂。素晴らしい展望だ。
紅葉が一面に広がる。
岩手山と紅葉。
アップで。
白いリンドウを初めて見る。
三ッ石山荘が見えてくる。
若者はもうすでに宴会の真っ最中。
山荘の前の沼。
夕方5時ごろになって、青空が白い雲を連れてきた。明日はいい天気になるだろう。
オオシラビソに沈む夕日。あまりきれいじゃないって。そうかもね。
今夜はここで、ささやかな宴会をして就寝。
9月15日(日)晴れ
<コースタイム>
三ッ石山荘5:50・・・大松倉山(1408m)6:40・・・犬倉山(1408m)8:20-30・・・姥倉山(1517m)9:55
・・・松川温泉登山口12:20ーー車回収13:00ーー峡雲荘入浴ーー松尾八幡平IC==宇都宮20:30
今日は朝から素晴らしい天気だ。
最終日なので、裏岩手の大自然を満喫しながら、ゆっくり歩くことにしよう。
では、写真をどうぞ。
山荘は3連休ということもあり、満杯だった。酒飲んで語る人あり、大いびきをかく人あり、山荘は大賑わいであった。
さあ、身支度をして、
出発だ。
三ッ石岳が朝日に映える。そして、歩いてきた縦走路も確認できる。
三角錐の畚岳も一番奥に見える。
彼方に、早池峰山らしい。
裏岩手は表と全く違った表情を見せる。
岩手山に向かって快適な縦走を楽しむ。
歩き始めて50分で、大松倉山に着く。熊笹に囲まれて展望はよくない。
次に向かう犬倉山への展望のいい縦走路。木々も色づき始めている。
裏岩手のシルエットがクッキリ。
有難いなァ~、天気に感謝。
ただ、今回の山行で困ったことは、登山道にぬかるみが多いということだ。
池塘が点在しているくらいだから、湿地帯ということなのか。
犬倉山が見えてくる。奥には岩手山が聳える。
案内板。犬倉山から姥倉山を通って松川温泉に下りる。
リンドウ峠。 ♪♫ りん、りん、りんどう~の花咲~くこ~ろ~さー♫♪
大松倉山から約1時間40分。犬倉山に着く。この先に360度の展望台がある。
犬倉山展望台。
展望台からの大パノラマをどうぞ。
右が乳頭山、その左に3つの峰を持つ秋田駒ヶ岳が連なる。
歩いてきた縦走路を振り返れば、手前から大松倉岳、三ッ石山、小畚岳、大深岳がなんだかなつかしく感じられる。
そして、これから下りていく松川温泉方面である。岩手山には相変わらず雲がかかっている。
目指す姥倉山と岩手山。まさに、裏岩手を拝みながらの縦走である。
右手のとんがった山が初日に最初に登った茶臼岳である。歩いてきた山々が一望できる醍醐味をかみしめる。
登りもなんのその。
しかし、本当に岩手山には雲が似合う。いつも隠れてしまう。
たまにしか、顔を見せないのがいいのかな。輪郭は見えるからまあ、いいか。
姥倉山山頂付近。この辺は硫黄ガスがあちこちから噴き上げている。
従って、暖かいので鮮やかな黄緑の苔が見られる。
姥倉山山頂。犬倉山から約1時間30分。
山頂からちょっと下った登山道で絶景を眺めながら昼食とする。
歩いてきた縦走路が一目瞭然。
そして乳頭山、秋田駒ヶ岳もまだ見えている。
一足早いカエデの鮮やかな紅葉が秋の訪れを告げる。
そして、風雪に耐え、変形したダケカンバが自然の猛威を伝える。
こういうダケカンバの姿にいつも感心してしまう。
12時20分松川温泉登山口に到着。
今回の山行も無事終了した。
オオシラビソやクマザサ、ハイマツそして点在する沼や池塘を眼下に見下ろしながらの縦走は
北アルプスなどとは一味違う東北の雄大なパノラマを充分楽しませてくれる。
紅葉が真っ盛りの時にまた訪れたいものである。
今回はこれでおしまい。
↓弊社のホームページも是非ご覧ください。
宇都宮ハイキングクラブ定例山行
参加者10名(男6、女4)車2台に分乗
岩手山がずば抜けて大きく聳えるほかは、あまり大きな山はなく
1400mから1500mクラスの山が点在している。
その山の間を埋めるアオモリトドマツ(オオシラビソ)の森とクマザザそして池塘が
織りなす風景を尾根から見下ろすとまさに北の大自然を感じさせる。
表から見る端麗な岩手山と違って、裏岩手は噴火の跡を感じさせる凹凸の稜線が印象的だ。
当地のリンドウは紫がこんなにというほどに濃い。実に美しい濃紫色だ。
天気にも恵まれ、北アルプスとは全く違う山々と眼前に雄大に広がる景色に出会えて、
またまた山の感動を味わった。
今回は、2泊とも無人小屋なのでザックの重量は17~18kgとなった。ずしりと重い。
9月13日(金)晴れたり曇ったり
<コースタイム>
宇都宮4:30==松尾八幡平IC--茶臼岳P(車回し八幡平Pへ)10:15-45・・・茶臼岳(1578m)11:35-12:00
・・・源太森(1595m)13:30・・・陵雲荘13:55・・・八幡平(1613m)14:15・・・
茶臼岳の車回収-松川温泉へ車回し14:30-15:40・・・陵雲荘(泊)16:00
では、写真をどうぞ!!
茶臼岳登山口。
案内板。
さあ、出発。真っ青な空の色、真っ白な雲。前途洋々かな。
リンドウがいっぱい咲いている。秋ですね。
ほら、きれい。
茶臼岳が見えてくる。円錐形の形のいい山だ。
南方面を見ると、右側に垂れ込めている雲が岩手山を包み込むように我々の視線から隔離している。
ホントにいい天気だ。気温も涼しくて快適だ。
心やさしいアザミが咲いている。
リンドウが真っ盛り。
約50分で茶臼岳の山頂に着く。
360度の展望をどうぞ。
南方を見ると雄大な岩手山が、残念ながらまだ雲の中。しかし岩手山から湧く積乱雲が
辺り一体の景色を趣のあるものにしている。
北西に目を向けると、これから向かう源太森の山頂がとがっている。
山頂で絶景を見ながら昼食だ。満足そうだね。
さて、源太森に向かう。途中、リンドウの群生にみんなカメラを向ける。
ほどなく、黒谷地湿原だ。少し早いが、草モミジが色づく。
昼食をとった茶臼岳を振り返る。歩いてきた縦走路が見えるでしょう。
八幡沼が見えてくる。今夜の宿、陵雲荘はあの沼のほとりにあるらしい。
源太森到着。茶臼岳から1時間30分かかった。
源太森から茶臼岳を望む。
岩手山の全容が微かではあるが初めて見えた。
陵雲荘経由で八幡平に向かう。沼が光る。
池塘と草モミジ。
草モミジを行く。
源太森から25分で陵雲荘だ。ここに荷物を置いて八幡平に向かう。
途中に咲くウメバチソウ。
八幡沼と左側に陵雲荘。
ここのアザミは可憐でやさしい感じがする。
八幡平到着。陵雲荘から20分。周回して陵雲荘に戻る。
鏡沼がまさに鏡のように雲と空を写す。
八幡平レストハウスに着く。ここから、松川温泉キャンプ場に車を回す。
車回しの途中、キツネに出会う。キツネは逃げるどころか、車に近寄ってくる。エサをねだっているようだ。
陵雲荘の夕餉。チタケうどんがうま~い。
食後、外に出る。八幡沼に夕日が沈む。
夕日が沈んだ後は、東山魁夷の世界だ。
お休み。
9月14日(土)曇り時々晴れ、通り雨が4度
<コースタイム>陵雲荘5:00・・・畚岳(もっこだけ)登山口5:55・・・諸桧岳(もろびだけ)1516m7:40・・・
嶮岨森(けんそもり)1449m9:10・・・大深山荘10:10-30水場・・・大深岳(1541m)10:50・・・
小畚岳(1467m)11:55・・・三ッ石山(1466m)13:15・・・三ッ石山荘(泊)13:50
通り雨に4度ほどあったので、カッパを着たり脱いだり忙しかった。
時折、青空も見せてくれたので、まずまずとしよう。
樹海を眼下に見ながらの気持ちのいい山行である。
では、写真をどうぞ!!
陵雲荘の夜明け。八幡沼に日が昇る。
岩手山もうっすら赤くなり始める。岩手山のシルエットが何とも言えない美しさだ。
これから目指す畚岳も端整な山容を見せてくれる。
畚岳登山口。朝日がまばゆい。いい天気を期待しよう。
案内板。
畚岳までもうすぐだ。
登山口から約1時間で山頂。
360度の展望だ。
鳥海山も遠くに浮かぶ。
一番右が昨日最初に登った茶臼岳だ。
オオカメノキも色づき始めた。
次に目指す諸桧岳まで1.9km。
足取りも軽く諸桧岳に向かう。
雲海と岩手山を正面に見ながら歩く。
アップで。
大平原と岩手山。
天気もいいし、気温もちょうどいい。
諸桧岳が見えてくる。
岩手山が近くなる。
いい山だなァ~。
沼が点在する。
リンドウと沼。
諸桧岳だ。美しい山だ。
しかし、山頂はまるで展望がない。
前諸桧から険阻森に向かう。
水のない石沼。
今頃、ヤマアジサイが咲いている。
これまた、展望のない前諸桧。
険阻森に向かう。
岩手山に恐ろしげな雲が懸かる。
正面に見える険阻森。ホントに眺望がいい。雄大な大自然を空中散歩するっていうイメージかな。
紅葉が始まる。
どこまでも歩いていきたい誘惑に駆られる。
険阻森が近づく。
ナナカマドの真っ赤な実。秋だ。
畚岳を振り返る。
ウツボグサが名残り惜しそうに咲いている。
急登もある。
尾根に出ると、展望が素晴らしい。
今、歩いてきた縦走路が伸びる。
オオシラビソと紅葉が絶妙なコントラストをなしている。
オオシラビソ(アオモリトドマツ)に雪が吹きつけられて、樹氷ができる。
八幡平は美しい樹氷でも有名な所でもある。
険阻森がもうすぐだ。
たまには、一人で。
畚岳が一際目立つ。
鏡沼も空と雲を映している。
リンドウが鮮やかな紫を楽しませてくれる。
大深山荘だ。
ここに水場があるので、今夜の水を確保する。
展望のない大深岳。
小畚岳に向かう。
突然の通り雨。急いでカッパを着る。
まさに部分的な雨だ。
紅葉がきれいだ。
小畚岳で昼食。
大深岳からの縦走路がクネクネと版画のようだ。
本日最後の山、三ッ石山に向かう。
また雨が・・・
雨が上がると快適な尾根歩きとなる。
三ッ石山だ。
岩手山を見ながら紅葉の中を歩く。なんという贅沢。
リンドウが濃い。
三ッ沼に写る青空の中の真っ白な雲が立体的だ。
青空と雲と。気まぐれ天気め。
三ッ石山が紅葉に浮かぶ。
岩の山頂で絶景を撮る山ガール。
三ッ石山山頂。素晴らしい展望だ。
紅葉が一面に広がる。
岩手山と紅葉。
アップで。
白いリンドウを初めて見る。
三ッ石山荘が見えてくる。
若者はもうすでに宴会の真っ最中。
山荘の前の沼。
夕方5時ごろになって、青空が白い雲を連れてきた。明日はいい天気になるだろう。
オオシラビソに沈む夕日。あまりきれいじゃないって。そうかもね。
今夜はここで、ささやかな宴会をして就寝。
9月15日(日)晴れ
<コースタイム>
三ッ石山荘5:50・・・大松倉山(1408m)6:40・・・犬倉山(1408m)8:20-30・・・姥倉山(1517m)9:55
・・・松川温泉登山口12:20ーー車回収13:00ーー峡雲荘入浴ーー松尾八幡平IC==宇都宮20:30
今日は朝から素晴らしい天気だ。
最終日なので、裏岩手の大自然を満喫しながら、ゆっくり歩くことにしよう。
では、写真をどうぞ。
山荘は3連休ということもあり、満杯だった。酒飲んで語る人あり、大いびきをかく人あり、山荘は大賑わいであった。
さあ、身支度をして、
出発だ。
三ッ石岳が朝日に映える。そして、歩いてきた縦走路も確認できる。
三角錐の畚岳も一番奥に見える。
彼方に、早池峰山らしい。
裏岩手は表と全く違った表情を見せる。
岩手山に向かって快適な縦走を楽しむ。
歩き始めて50分で、大松倉山に着く。熊笹に囲まれて展望はよくない。
次に向かう犬倉山への展望のいい縦走路。木々も色づき始めている。
裏岩手のシルエットがクッキリ。
有難いなァ~、天気に感謝。
ただ、今回の山行で困ったことは、登山道にぬかるみが多いということだ。
池塘が点在しているくらいだから、湿地帯ということなのか。
犬倉山が見えてくる。奥には岩手山が聳える。
案内板。犬倉山から姥倉山を通って松川温泉に下りる。
リンドウ峠。 ♪♫ りん、りん、りんどう~の花咲~くこ~ろ~さー♫♪
大松倉山から約1時間40分。犬倉山に着く。この先に360度の展望台がある。
犬倉山展望台。
展望台からの大パノラマをどうぞ。
右が乳頭山、その左に3つの峰を持つ秋田駒ヶ岳が連なる。
歩いてきた縦走路を振り返れば、手前から大松倉岳、三ッ石山、小畚岳、大深岳がなんだかなつかしく感じられる。
そして、これから下りていく松川温泉方面である。岩手山には相変わらず雲がかかっている。
目指す姥倉山と岩手山。まさに、裏岩手を拝みながらの縦走である。
右手のとんがった山が初日に最初に登った茶臼岳である。歩いてきた山々が一望できる醍醐味をかみしめる。
登りもなんのその。
しかし、本当に岩手山には雲が似合う。いつも隠れてしまう。
たまにしか、顔を見せないのがいいのかな。輪郭は見えるからまあ、いいか。
姥倉山山頂付近。この辺は硫黄ガスがあちこちから噴き上げている。
従って、暖かいので鮮やかな黄緑の苔が見られる。
姥倉山山頂。犬倉山から約1時間30分。
山頂からちょっと下った登山道で絶景を眺めながら昼食とする。
歩いてきた縦走路が一目瞭然。
そして乳頭山、秋田駒ヶ岳もまだ見えている。
一足早いカエデの鮮やかな紅葉が秋の訪れを告げる。
そして、風雪に耐え、変形したダケカンバが自然の猛威を伝える。
こういうダケカンバの姿にいつも感心してしまう。
12時20分松川温泉登山口に到着。
今回の山行も無事終了した。
オオシラビソやクマザサ、ハイマツそして点在する沼や池塘を眼下に見下ろしながらの縦走は
北アルプスなどとは一味違う東北の雄大なパノラマを充分楽しませてくれる。
紅葉が真っ盛りの時にまた訪れたいものである。
今回はこれでおしまい。
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