武弘・Takehiroの部屋

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ガンジーとヒトラー

2024年06月22日 02時49分30秒 | 歴史

ドイツでヒトラーが政権を握った時、インドのガンジーが大喜びをし、祝電まで送ったと聞いて 私は一時がっかりした。あの立派なガンジーがなんたることかと思ったが、よく考えてみると、それも不思議ではない。
大英帝国・イギリスは当時、インドを征服するなど世界の7つの海を支配していた。ガンジーはインドの独立を切に望んでいたから、イギリスの“強敵”になるヒトラーの出現を喜んだのだろう。
現に第2次世界大戦が勃発し、ヒトラードイツはイギリスなど連合国に敗れたが、これを契機に世界中の植民地の独立運動が盛んとなり、インドもようやく独立したのである。
国際政治とはそんなものだ。なにかの“異変”で世の中が変わっていく。「敵の敵は味方」だとよく言われるが、イギリスの敵・ヒトラードイツは、力学的にインドの味方になってしまったのだ。そう考えると、ガンジーが喜んだのもうなずける。
一時的にガンジーが嫌いになったが、今はそんなことはない。彼はインド独立の偉大な指導者だったことに間違いない。(2024年6月21日)


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