10月は「神無月」といいます。
一般的に出雲に八百万の神々が集い、神計りを行う月だから、出雲以外の神社には神様がご不在という認識でしょうか。
ただ、現在の暦は、太陽暦であり、かつては大陰暦であったことから、実際には
2021年の神無月は11月5日から12月3日
となります。
現に出雲大社では11月に神在祭(出雲だけ神在月とされ)神事を行います。
しかし、これは平安時代からであるといいます。
信仰普及する御師たちの言わばセールストークだったのでしょう。
御師(おし・おんしと読む。身分の低い神職、僧侶で、信仰普及とともに宿坊を経営していた)
元々の意味は神無の無は、「の」と読み、神の月とあったとされています。水無月と同じ解釈です。
他諸説を見ても
五穀を収穫し、神々に捧げて感謝する月
であった。
雷が鳴らない月 = 雷無月
新穀でお酒を作る醸成月(かみなしづき)
こちらの方が納得がいきます。あて字から想定されたのかもしれませんね。
また、神集いにあたっては、伊勢の神宮以外の神様が集う説や
神様は大きく分けて天津神系と国津神系に分類されます。
分かり易くいいますと
天津神(高天原系の神様。天照大御神系の神様)
国津神(須佐之男命系、大国主系の神様)
天津神系の神様は除く、国津神系の神様が集うなどやはり諸説あります。
また、ある新興宗教によると、神集いは現在は違う場所で行われており、天照大御神を中心に神計りが行われているとか・・・
さて、私は10月墓参帰省の際に以下の神仏にお参りしました。
19日 広島 三原八幡宮
19日 岡山 大雲寺(日限地蔵大菩薩)
20日 京都 松尾大社
20日 京都 野宮神社
21日 滋賀 賀茂神社
また、ご披露したいと考えております。
ありがとうございます。