野菜と共に!歌うファーマー!

農業がしたい!そんな思いで、丹波に入植してはや10年。畑と睨っこしながら暮らす新米夫婦の格闘の日々をお伝えします!!

雨にもマケズ、風にもマケズ

2007年07月13日 | 畑の様子

今日、京都から農業体験希望の女性の方が来られました。
年間を通じて、結構多くの方が体験や話を聞きにうちを訪れてくれます。

思えば、就農以来、私は多くの人に支えてもらいました。精神的にも、金銭的にも、技術的にも…。欠点だらけの私が、今こうして農業を続けていられるのも、仲間、先輩、地域の人に恵まれて支えられてきたから。ありがたいものです。

そんなわけで、私も農業をしたいという熱心な人がいるなら、やっぱし何とか協力したいって思います。

でも、今日はなんと言っても台風直前。天気予報によるとどうやら直撃。三年前、多大な被害をもたらした台風23号みたいな感じです。
のんびりと農業体験をしてもらうというわけにはいかず、台風の準備…ビニルハウスの撤去や、トマトなどの果菜類をくくりつけたりと、終止地味な仕事を黙々と手伝ってもらうこととなりました。スミマセン。

お蔭様で、早々と最低ノルマには達し、以降はボチボチと草取りを雨天の中一緒にしましたが…。ホンマ助かりました。ありがとうございます。おつかれさまでした。

多少野菜がなぎ倒されたりするかもしれないけど、ビニルハウスが倒壊してしまうという悪夢のような出来事は避けることができると思います。まぁ、3年前の災害のレベルまでいくような川の氾濫も怖いんですがね。

異常気象、自然災害、動物の被害、虫害、ハードな雑草取り。そんなリスクの中でできてくる野菜…野菜に限らず、お肉や魚も突き詰めて言えばそうなんだけど、私たちの食べ物ってホンマに凄いんですよね。

その食べ物を作る仕事する農業者とかって、ホンマに凄いことなんだって思ってます。誇りを持っていい仕事やと思います。
農作物がやられてもやられても…それでも作り続ける!耕し続ける!まともな人間だったらやらんのちゃうかな??と思わなくもない。

ほんまもんの食材が、食卓に並ぶっていうのは物凄い奇跡なんです。野菜だったら野菜の生命力、それを育んだ環境、そんでそれに関わった人たちの思い。たくさんの奇跡が重なって自分たちの口に入って、自分たちの血と肉になっていくんですね。なんか、万物がすばらしいって思えます。

当たり前のようにスーパーで食材を買い求めることができる世の中だから、そんなことは忘れがちになっちゃうだろうけどね。

今そこにあるものへの慈しみ、感謝を忘れずに生きましょう。
お会いする皆さんとそういう気持ちが共有できたとき。なんか嬉しい。やっぱ百姓辞められんと思うときです。

なんか最近おセンチですね。すんまそん。

トウモロコシ集会はできるやろかな?まぁ、日曜日はピークは過ぎてるみたいやから、何とか参加してくれる皆さんにお会いしたいものです。

今日もネットカフェより長々すみません。