野菜と共に!歌うファーマー!

農業がしたい!そんな思いで、丹波に入植してはや10年。畑と睨っこしながら暮らす新米夫婦の格闘の日々をお伝えします!!

合鴨農法

2007年06月20日 | 畑の様子
農業の師匠であるH氏の田んぼの様子です。
オイラも2年前まで、近くの百姓仲間と一緒に合鴨農法をやっていたのですが、野菜作りに専念したいということで今はやっていません。

人類が農業を始めて、随分になりますが、「有機農業」といわれ始めたのはここ数十年前です。そして、その技術は日々進歩しています。

合鴨農法・・・合鴨水稲同時作は、有機栽培でコメを作るためにかなり研究され、確立された技術の一つです。
無農薬でコメを作るとなると、その除草作業に手間と時間がかかってしまいます。それを合鴨にやってもらって、(ごく小さい草なら食べるだろうし、水かきで田んぼ中をかき回すから、田植えし終えた稲以外の雑草の生育を抑える)
さらに肥料の施肥も合鴨の糞でまかなってしまい、
さらにさらに、害虫の駆除も合鴨にお願いできちゃう。
さらに×3、美味しいおコメだけじゃなく、鴨肉もできてしまう・・・。

少々、合鴨ちゃんにとってはムゴいかもしれませんが、技術としては非常に画期的な農法です。
カラス、キツネ、狸、野犬、イタチなどが来ないように、しっかりと網を張ったり糸を張ったりせなアカンのですが、手除草することを考えたら、すごく楽勝です。

何千年と続いている農業ではありますが、新しい技術が次々と研究されています。経験や勘が無くても農業はできるんです。
だから、野菜が出来ないのを経験の無さのせいにしてはいけないし、逆に、新技術を学び、実践してものにすることで、先輩百姓よりいいものをつくれるだろうし、また、そうしなくてはこれからはやっていけないと思ってます。

目の前の作業に追われがちな毎日ですが。しっかと勉強もしないとね。